三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

地獄の御在所、よくぞ!無事生還???

2007年08月28日 06時06分39秒 | 社会、政治、三重県、議員
東北や北海道ではチョッピリ秋めいてきたかな?と思われる日本列島であるが、名古屋だけはナゼかしらいまだ夏真っ盛り。
 ソンナ猛暑日の日曜日、ほんの出来心と言うか?深い意味もマッタク無い思いつきで「御在所岳」へ出かけた。
 ナゼ「御在所岳」か?と言っても、取り立てて特別な理由があるわけではない。タマタマ近くにある、何時も電車の窓から眺めている、先だって会派の研修で湯ノ山温泉まで行った・・・ソレくらいのドウでもいいような理由で突如、思い立って「御在所岳」登山に勇躍出かけたのである。
 「御在所岳」にはロープーウエイでは頂上まで上がったことはあるが、下から歩いて上がったことなどはツイゾない!当然のことながら、「登山」などの経験はほとんど皆無に等しい。せいぜい多度山の山頂近くまで車で上がり、ほんの申し訳程度に頂上を散歩したくらいである。
 しかし、ドウシタコトカ?ナゼかしら無性に山登りがしたくなったのである。そんな訳で、朝から仕舞い込んでいたリュックを引っ張り出し、カビが生えているのでは?と思われるぐらいの保存状態で突っ込んであったトレッキングシューズを埃を払って取り出し、子供が学校に持って行っていた水筒に水を入れ、準備万端?で出かけたのである。
 途中のコンビニでオニギリを買い込み、御在所岳の麓の蒼滝の公共駐車場に到着したのは午前9時過ぎ。さて、どの登山道を登ればいいのか?マッタク予備知識がないのであるから、皆目、判らない。エエイママよと「中道」と書かれている「登山道」を登り始めたのである。
 コレがトンでもない間違いだ!と気づくのにサホド時間は掛からなかった。道はドンドン険しくなる。平坦なところなんてほとんどない。樹の根っ子や大小の岩にけ躓きながら、両手、両足を使って這い上がらなければはらないような道?が延々と続く。
 その内、鎖場とかハシゴなど・・・ナゼこんなところに道を作ったのか?と怒りすら覚えるような足の竦む断崖絶壁とも思えるところや、まあチョッとお目に掛かった事ない巨岩が聳え立っているところなどが、次々に行く手を遮る。
 後悔先に立たずとはこの事である。岩場の多い分、日当たりもいい。暑い!汗がズボンの下まで沁み込んで来る。
 6合目付近でとうとう水筒の水が空になってしまった。いよいよ万事休す。登るも地獄!下るも地獄!絶体絶命の大ピンチ!ピンチをチャンスにナンテ誰かが言っていたが、ソンナ騒ぎどころではない。
 もうこうなればヤケクソ!同じ地獄なら登る他ない!!
 喉はカラカラ、ほとんど夢遊病者状態で頂上に辿りついた時は、目はウツロ、両足は痙攣寸前・・・砂漠で水を求めて行き倒れ寸前の旅人の姿に変わり果てていた。

 ロープウエイで上がってきたハイヒールやサンダル姿の人波を掻き分け、タダタダ「水」「水」とうわ言のように繰り返しながら、自販機を探し回る様は、おそらくこの世のものとは思えない悪鬼夜叉か?はたまた亡霊かと見間違うほどの様相を呈していたのではないか。
 ヤットコサ、どうにか自販機で買ったペットボトルの水を一気に一本飲み干し、干上がった身体に水分が行き渡るのと、お腹が空いてくるのが同時であった。
 オニギリを二つ食べても、まだ満腹感がない。他にナニかないかと辺りを見渡すと、アイスクリームのノボリがはためいている。ヨ~シ!アレを食べてから下山とするか!!!