三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

「通年議会」と知事の「本音」???

2007年08月08日 08時08分56秒 | 社会、政治、三重県、議員
 一昨日の議長の定例記者会見で議会の「会期の見直し」と「政務調査費条例の見直し」について発言があり、「会期の見直し」に関しては個人的見解ではあるが「通年議会が望ましい」、「政務調査費」に関しては前倒しをして「1年後には1円からの領収書の添付」の検討と述べられたと報道されている。
 「政務調査費」の「1円からの領収書」は国においても「政治資金」の問題で同趣旨のことが論じられてはいるが、国の動向に左右されるまでもなく、透明性の観点からも、ソノ方向で検討することになると思う。
 「通年議会」の問題はまさに今、議会に設けられた「検討会」で議論をしている真っ最中で、基本的な方向は「通年議会も視野に入れた会期の見直し」で各会派が概ね一致してはいるが、「通年議会」とするか?それとも「3回程度の定例会」とするか?はこれから問題点などを洗い出し、詳細に検討することになっている。
 既に私の方からは事務局に「通年議会」と「3回程度の定例会」とのソレゾレのメリット、デメリットを一覧にしていただくようお願いをしており、次回の「検討会」では「正副座長案」とともにこの「一覧表」についても議論をしていただこうと考えている。

 今朝の新聞を見ると知事が昨日の定例記者会見で「通年議会」について「議会対策」より「県民サービス」との観点から「懸念」を表明したとの報道がなされている。
 「通年議会」になると「一般質問」や「委員会」が活発になり、職員の負担が増えたり、経費が掛かるのが心配とのことであるが、議会側は「議員間討議」の充実や機動的議会運営の実現を目的にあげているのであるから、どうも知事の心配は「取り越し苦労」と言うか?「杞憂」に過ぎないのではないかと思います。
 しかし、ソンナことは知事は十二分にご承知のはずなので、イッタイ「懸念」の本音はドコに?
 「通年議会」になると、言うまでもなく「議会の招集」は年に1回。後の「本会議の開催」は当然のことながら「議長」と「議運」のマターに。
 ヒョットすると知事の本音は「議長」に「議会の主導権」を握られることが一番、心配だったりして???これも「取り越し苦労」では???