三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

有意義な「三重県中部地震調査検討会」!対策も少しは見えてきた???

2007年04月21日 08時14分44秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日の午後は「三重県中部地震調査検討会」。県の防災危機管理部はモチロン「亀山市」や「国土交通省」からも担当の方にお越し頂き、現状の説明や当面する課題、中長期の課題などについての説明と質疑を行なった。
 「新政みえ」からは公用で出かけているH副議長とどうしても都合のつかない新人の松阪のGさん、四日市のMさんを除く、現職、新人全員が出席をした。・・・やはり今回の「地震」への関心の高さが伺える。
 「検討会」の方は最初に「防災危機管理部」から地震全体の概要並びに被害の実情、また県等の対応について説明があり、つづいて「亀山市」のK副市長さんから亀山市の被害の現状やその後の対応について、そして最後に「国土交通省」から鈴鹿川堤防の亀裂と復旧工事についてソレゾレ説明があり、質疑応答へと移った。
 幾つかの課題が明らかになったと思いますが、ソノ中でも特に今後、早急に対応していかなければならないことは、従来の「県のアクションプログラム」がこの30年以内にあると言われている「東海地震」「東南海地震」「南海地震」等のいわゆる「海溝型地震」への対応が主で、今回のような内陸部での活断層による「直下型地震」を余り想定していなかったことである。
 今後、このような地震もあり得るとの前提で現在の「アクションプログラム」の枠内で対応できるのか?それとも見直しをも視野に入れて対応を考えるのか?などを総合的に検討することが必要だと思います。

 今回の地震で怪我をされた方、色んな被害を受けられた方々は誠にお気の毒とは存じますが、震度5強の地震の割には被害が少なかったとの見方が一般的です。
 その要因の第一は昼食時にもかかわらず火災が発生しなかったこと。二番目は亀山市内では「建設労働組合」の皆さんがボランティアで「家財道具の転倒防止」活動を推進していたり、設計事務所の皆さんの協力で他の市町より「耐震診断」「耐震補強」が進んいると言う「地震対策先進市」だった結果であるとのこと。。
 大掛かりな対策も必要ではあるが、意外とこのような地道な活動が「地震被害」を小さくする最も有効な方法かもしれません。
 いずれにしても、改選後初の活動としては「安心、安全な県土造り」を目指す上でイロイロと勉強になった「検討会」でありました。