おじいちゃんの鉄板

2006年06月01日 | 日記
今日は木曜日。あと3日で壬生の花田植!!

ということで三田風月堂の厨房内はガレットにお饅頭にクッキーにおせんべいに・・!!!
といつもにないペースで猛烈に人間とオーブンがフル回転しております
我が家は今でこそ“ケーキ屋さん”と言われていますがもともとは千代田町内のれっきとしたお土産屋さん。
今頑張らずしてお祭り当日にお土産物がないようでは町内に面目が立ちません。。。

全てのオーブンをフルに働かせてたくさんのお菓子を焼いていくと
そのうち お菓子を乗せてオーブンに入れる「鉄板」が足りなくなります。
今日は店主がお饅頭をせっせと作るおかげで
私がガレットを焼こうとしたら 鉄板がなかったのです。

        困った。

と思ったら、店主が「それじゃあ“おじいちゃんの鉄板を出そうか。”
と言っておせんべいの焼き台の裏から少し小ぶりの黒い板を取り出しました。

     おぉ!これは・・・

このお店が建て替えられる前、先代(祖父の代)が使っていたあの鉄板です。
以前は赤煉瓦で作られた手作りの窯で、
温度管理は祖父自らが炭火で調節していました。

そういえば小さな頃・・
私達はクリスマスにサンタさんへのプレゼントとして
この窯でおじいちゃんに手伝ってもらってクッキーを焼いたなぁ~
家の電子レンジで焼くそれとは風味も味も歯ざわりも、全てが全然違って本当に美味しかったなぁ~。
なんてことを思い出してちょっと切なくなりました

それにしても、今使っている鉄板よりも薄くて小さいこの鉄板。
・・小さいくせに、、重い。。
そして鉄板の表面は祖父が60年間、お饅頭を乗せては焼いた
そのお饅頭の跡がくっきり残って
今なお祖父の働きを讃えているように見えたのでした。
※写真中央と左の鉄板が亡き祖父の愛用していたものです。





壬生町内バレー大会

2006年06月01日 | 日記
夜、働いていたらひとりの女性が来店。
誰だろう?と思って出てみると同じ町内の方でした。

「今年もバレーがあるんだけど。今月の第3日曜日!」


そうなんです。ここでは毎年町内を細かく区切った、地区対抗のバレー大会があるんです。
普段は閑散としたこの町内・・と思っていたら大間違い。
バレー大会当日は大きな町の総合体育館はたくさんの人で溢れます。
そしてこの長い歴史を持つバレー大会のレベルたるや、クラスマッチのバレー程度しか見てこなかった私からすると“失神モノ”です。
「そぉれ~ポーン!」程度のバレーしかやってこなかった私が見たその試合は、ボールを受ける音が“ドガスッッ!!ボコッ!ドガッッ!!”なんです!
ここまで来たらこれはバレーボール殺人になるんじゃ・・!と思ったくらいです。



昨年の頭にこの地に移住してきた私はその大会要請をその場で安請け合いをしたところ、
厨房の奥に隠れていた祖母が
「バレー部でもなかったこの子があの大会に出るなんて、皆さんに失礼よ!」
と孫の私が参加することを完全否定したものです

祖母には反対されたものの、知らぬが仏、軽い気持ちで夜練に参加させていただき
熱心にバレーというものを教わった私は、
腕じゅうに恐ろしいほどの青アザを作りつつも無事に当日を向かえ
私達のチームは“敗者復活優勝”という健闘ぶりで美味しい乾杯のお酒を飲んだのでした♪
強豪チーム揃いな試合でしたが、たくさんの方々と真剣に楽しくふれあえて
本当に本当に楽しい試合(&練習)だったのです。
だから今年ももちろん!と思ってました。

・・・

しかし。
今月の第3日曜日。。。ぁわゎ!その日は予定がっっ
しかも夜のお食事、程度ではない松山遠征。
ショックでしばらく店主とともにワタワタタジタジ・・

結局 今年はあきらめることに。
出られないのならせめて応援しに行きたかった。。
それも叶わないなんて。
ショックに肩を落としつつ、、
ご町内のみなさん、来年、またお願いいたします

感想文

2006年06月01日 | 日記
先日社会見学に来て、私達の話を頑張って聴いてくれた
壬生小学校2年生の子供達から感想文が届きました。
届けてくださったのは、とっても熱心で素敵な担任の先生です。

厨房内の仕組みや商品製造の過程など、
まだ理解が難しかっただろうけれど、
彼らなりに一生懸命学んで考えて
精一杯丁寧な文字で素晴らしい感想文を書いてくれました。

ほほえましくもあり、嬉しくもあり。
こんなに素晴らしい感想文冊子にしてくださった
担任の先生にも感謝でいっぱいです。
事前のアポイントから事後のフォローまで、
先生の頑張りに最も心打たれました。
こういう先生の熱心さが、土台のしっかりした健全で素晴らしい子供を育てるんだろうねぇ、
と我が家一同脱帽。

何はともあれ、素晴らしい感想文、どうもありがとうございました。
先生の言うことをしっかり聞いて、立派な大人になってくださいねぇ