猫は、パトロール地域を お互いに、ほんの少しずつ共有していると聞きます。
お家のある辺りも、何匹かの猫のパトロール地域になっている様です。
でも、お家の駐車場は、ヨーちゃんの憩いの場です。
私が決めました。
ですから、お家の駐車場では 他の猫に寛いでもらいたくありません…。
可愛い♪
でも近頃、駐車場で寛ぐ 縞田チャー坊の姿を よく見掛けます。
最近、ヨーちゃんとチャー坊は、抗争を繰り広げている様子がありませんので、和解が成立したのでしょうか…?
それなら、寛いでも良し。
先日、何処かで 「 ウーッ!」 「 フーッ!」 と唸る声を聞きました。
「 近くで抗争が!?誰?」
2階にいた私は、急いで窓を開け、睨み合っている猫たちを見つけました。
「 ヨーちゃん!」
相手は…?チャー坊ではありません。新参者です。
その猫は、ヨーちゃんよりも一段高みにいて、唸っています。
猫の喧嘩では、高い所にいる方が優位です。
ヨーちゃんは、ジリジリと後退しています。
相手の猫は、少しずつ前へ出ています。
「 助けなくっちゃ!」 と下へ降りていくと、夫が手を叩いて 相手の気を散らせ、追い払っているところでした。
相手の猫は、「 チッ!邪魔しやがって!」 と言わんばかりに 夫と私を睨みつけて、去って行きました。
私は外に出て、ヨーちゃんに近寄りましたけれども、ヨーちゃんは静かに 私から離れて行きました。
「 ヨーちゃん…。」
ガックリと肩を落としたその様子が 何だかとっても寂しかったです。
あの猫…赤茶のキジ猫…ふてぶてしい面構えのあの猫に、私は勝手に 無法者:トラ吉と名付けました。
トラ吉は、ヨーちゃんとチャー坊のパトロール地域にのさばろうとしています。
このままでは、無法地帯と化してしまいます。
ヨーちゃんを苛めるトラ吉…ヨーちゃんの憩いの場を奪うつもりなら、許せません。
「 断固阻止!」 と決意している私の気持ちを嘲笑うかの様に、トラ吉は 先日も駐車場を闊歩していました。
「 ちょっと、トラ吉!」
私は、トラ吉の前に立ちはだかりました。
カメラを持って…。
…惜しい!
逃げられました。
後日、やっぱり現れたトラ吉を、お家の中から撮影。
…という訳で、これがヨーちゃんの(私の?)新たな敵、無法者のトラ吉です。
ヨーちゃんを苛めたら
許さないんだから!