先日、お友達のYちゃんと 歌舞伎座へ行って来ました。
Yちゃんと私は 歌舞伎が大好きです。
出逢った頃は、ほとんど毎月 一緒に観に行っていました。
あれから20年近く経った今でも、年に何回かは一緒に観に行きます。
Yちゃんの息子さん・S君も、観劇のお供をしてくれています。
でも、今回S君は 「 歌舞伎、行きすぎだよぉ~。」 と、付き合ってもらえませんでした。
あらら…残念…。
そんな訳で、久し振りで Yちゃんと二人の観劇会でした。
【 夜叉ヶ池 / 高野聖 】
です。
共に 泉 鏡花さんの
作品です。
【 夜叉ヶ池 】 は、春猿丈・段治郎丈・笑三郎丈・右近丈が務めます。
そして監修は、坂東玉三郎丈…。
【 高野聖 】 は、玉三郎丈・海老蔵丈が務めます。
演出は、玉三郎丈…。
泉鏡花さん大好き♪玉三郎丈大好き♪魑魅魍魎大好き♪…そんな Yちゃんと私には、この演目は どうあっても見逃せません。
筋書き写真。
右・義経千本桜
左・高野聖
…素敵。
【 夜叉ヶ池 】 は、玉三郎丈の映画のイメージが 心に残り過ぎています。
どうしても比べてしまいますけれども、百合さんの儚さ・晃さんの潔さ・山沢さんの思慮深さ・白雪姫の強さ…それぞれが醸し出されていて素敵だったと思います。
欲を言えば、ラストは映画の様に 白雪姫たちに宙乗りしてもらいたかったです…。
まぁ、映画は大スペクタクル(?)作品でしたからね…。
【 高野聖 】 は、もう魑魅魍魎のオンパレード♪
光と影の使い方、明と暗のコントラストが とっても効果的で、全場徹して 怪しい妖し~い雰囲気で素敵でした。
海老蔵丈が登場した瞬間、観客のほとんどが一斉に前のめりになりました…。
二人が劇中で 客席に下りてきた時には、黄色い歓声が…。
凄い人気ですね。
泉鏡花さんの作品は、文体が美しく幻想的で、読んでいると陶酔してしまいます。
ちょっとお勉強した
名残…。
あります。
泉鏡花さんの世界…妖し過ぎて 子供には難解に思われますので、S君は 今回パスして正解だったかも…。