友人が見事当選したお蔭で、試写会で一足早く観ることができました。
さだまさしの歌を下地に小説・映画化されたものなので、結末は違っていました。
そこがちょっと個人的には期待はずれでした。(2014-12-4の記事)
予告編にも出てきますが、主人公が夜空に向かって「がんばれ~、がんばれ~」と
声が枯れるまで叫ぶシーン。挫けそうになる自分を必死に励ましている姿が印象的
でした。それから日の出や夕暮れ時の太陽。ラスト、太陽の光と主人公のシルエットに
さだまさしの歌が流れた時に、じわーっとあったかい気持ちが心の中に広がりました。
この手のストーリーは“泣ける”とか“感動”といった言葉で宣伝されがちですが、
そんな単純な、簡単なものじゃない、いろんなものが詰まった作品だと思います。
主人公が怪我が治った青年に「これからどう生きるかだよ」と送り出すと青年は手を振りながら
「スーダンに戻って、また戦うよ」と答える場面に映画「いのちのこども」を思い出しました。
余命を宣告されたガサの乳児の命を救おうとイスラエル人医師とジャーナリストが奔走する中、
パレスチナ人の自爆テロでイスラエル人が殺傷され、その報復の空爆にパレスチナ人が多数
亡くなっていく。一命を取り留めた息子が殉教しても構わないと言ったパレスチナ人の母親の
言葉にパレスチナ問題の深刻な状況を目の当たりにした気がしたものでした。
(こんな感じの映画です。⇒「いのちのこども」予告編)
元少年兵が徐々に周囲に心を開いて、成長していく姿だったり、あるいは国境近くにある
赤十字病院で過酷な状況で懸命に働く医療スタッフだったり、主人公の夢を叶えるために
ケニアに同行したい気持ちの一方で親の期待通りに故郷に残る恋人の葛藤だったり、
登場人物の誰に焦点を当たるかで、いろんな見方ができるのかなと思いました。
いずれにしても誰かが寄り添ってくれる、ひとりじゃないんだよというあったかいものが
奥の奥に隠されているような、そんな感じがしました。
公式サイト
「風に立つライオン」完成披露試写会の様子【2015/2/14】
さだまさしの歌を下地に小説・映画化されたものなので、結末は違っていました。
そこがちょっと個人的には期待はずれでした。(2014-12-4の記事)
予告編にも出てきますが、主人公が夜空に向かって「がんばれ~、がんばれ~」と
声が枯れるまで叫ぶシーン。挫けそうになる自分を必死に励ましている姿が印象的
でした。それから日の出や夕暮れ時の太陽。ラスト、太陽の光と主人公のシルエットに
さだまさしの歌が流れた時に、じわーっとあったかい気持ちが心の中に広がりました。
この手のストーリーは“泣ける”とか“感動”といった言葉で宣伝されがちですが、
そんな単純な、簡単なものじゃない、いろんなものが詰まった作品だと思います。
主人公が怪我が治った青年に「これからどう生きるかだよ」と送り出すと青年は手を振りながら
「スーダンに戻って、また戦うよ」と答える場面に映画「いのちのこども」を思い出しました。
余命を宣告されたガサの乳児の命を救おうとイスラエル人医師とジャーナリストが奔走する中、
パレスチナ人の自爆テロでイスラエル人が殺傷され、その報復の空爆にパレスチナ人が多数
亡くなっていく。一命を取り留めた息子が殉教しても構わないと言ったパレスチナ人の母親の
言葉にパレスチナ問題の深刻な状況を目の当たりにした気がしたものでした。
(こんな感じの映画です。⇒「いのちのこども」予告編)
元少年兵が徐々に周囲に心を開いて、成長していく姿だったり、あるいは国境近くにある
赤十字病院で過酷な状況で懸命に働く医療スタッフだったり、主人公の夢を叶えるために
ケニアに同行したい気持ちの一方で親の期待通りに故郷に残る恋人の葛藤だったり、
登場人物の誰に焦点を当たるかで、いろんな見方ができるのかなと思いました。
いずれにしても誰かが寄り添ってくれる、ひとりじゃないんだよというあったかいものが
奥の奥に隠されているような、そんな感じがしました。
公式サイト
「風に立つライオン」完成披露試写会の様子【2015/2/14】
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