MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 2巡目 別格5番→仁井田 ㉒ 2020 2つの峠越え

2021年02月26日 | お遍路好き(修行・高知)
昨日、別格5番の大善寺をお参りしたのでこのお寺からスタートです。
この日は焼坂峠と七子峠の2つの峠を越える計画を立てました。

まずは須崎の名物の「たけざき」で卵焼き入りおにぎりのお弁当購入しました。
サケにこんぶ、おかか、自家製うめ!自家製に惹かれてうめにしました。
どこで食べようかな~楽しみが増えて元気に出発です♪

旧遍路道に入るまでは海の景色がとても良く楽しい道のりでした。
安和から線路沿いに進み焼坂峠の遍路道へ進みます。
なかなかハードでしたが、景色の良いポイントもあり、歩いて良かったです。
峠まではだいたい1時間ぐらいでした。
高速道を見下ろすポイントに出てくればあと少しで土佐久礼の町中に出ます。
丁度お昼頃だったので朝買ったおにぎりを食べられるところを探しつつ進みました。
橋を渡ると気持ちよさそうな土手が見えました。
ここでおにぎりを食べる事に。

緩やかな川の流れと今越えて来たであろう山なみを見つつお昼を頂きました。
とても穏やかな気持ちになり、元気も出てきました。
峠越えは一つにしてこの土佐久礼に泊まろうと思っていたのですが、
お昼の到着を考えると先に進むことにして正解でした。
土佐久礼は観光的にも魅力的な場所だったので、ここで一泊もありかと思います。

次の七子峠へは2つのルートがあります。
標高400mほどまで登る添蚯蚓(そえみみず)ルートと
川沿いの谷を進み最後287mまで登る大阪谷ルートです。
めだかの里さんのお薦めは添蚯蚓ルートでした。
大阪谷ルートはほとんどアスファルトの道で最後遍路道で登るようです。
ギリギリまで悩みました。

お昼を食べて元気になり、天気も良かったので添蚯蚓ルートを選択しました!

道標に従って進むとヘンロ小屋31号が見えて来ます。
そこに旧遍路道の登り口があります。
登り始めてまもなく弘法大師が旅人の為に湧出させたと伝えられる弘法清水の跡がありました。
そのすぐ先に情報では知っていた高速道路の開通に伴う回避のために階段が現れます。
せっかく登ったのに階段を降りるのは虚しいのです。
降りる方はそれほど長くなかったのですが、登りはかなり長かった。。気のせいでは無いと思われます。
お遍路地図にも「414steps」とあります。あの徳島の10番札所の333だんより多いのです。。。
ただでさえハードそうな添蚯蚓ルートに生まれた階段。。このルートを選ぶか迷ったポイントの一つであります。
階段は丸太調のデザインでどこかの公園を散策している気分に。。途中休憩所もあります。
公園のようですが、歩くのはほとんどがお遍路さんという事で雑草もけっこう生えるようで何カ所かに枝切りばさみが設置してありました。
多少協力しつつ進みます。そんな事をしていると気がまぎれるのかそんなに大変でもない階段だった印象です。
途中、迷いそうな所には道標があり、足元の悪い場所もありましたが順調に進むことが出来ました。
えっさ♪えっさ♪♪と登り、気持ちの良いと感じる遍路道に丸太で作ったベンチのようなものが現れました。
そこで立ち止まって振り返るとよく登って来たなと思うすばらしい景色を臨むことが出来ました。
いっきに疲れが吹き飛びます!
ここから少しづつ下り始めます。田んぼが見えてくると広い道に出てきました。
ここが七子峠です。
左右に曲がりくねり進むミミズのような道から名付けられた「添蚯蚓」確かに変化に富んだ遍路道だったように感じます。

七子峠には見晴らしの良い展望台のある駐車場がありました。
その一角には添蚯蚓ルートの入口の説明にあった「海月庵」がありました。
修行中の空海が久礼湾上の月を賞して名付けたのだとか。
お参りして先へ進みます!

添蚯蚓は明治25年に大阪谷から七子峠を越す道が開通してからは廃道となっていたそうです。
しかし弘法大師の遺跡など歴史ある遍路道として見直されているとの事、
どちらを通ろうか迷っているのであれば、私も添蚯蚓ルートをお勧めします。

二つの峠を越えてホッとしていましたが、宿までは約8km
単純計算ではあと2時間。。時刻は16時近く!18時になってしまう!!
宿の方には遅くなるかもしれない連絡はしていたものの予定よりかなり遅くなってしまいます。
再度連絡をしてガツガツ進みました。
しばらく国道に沿って旧遍路道を進みます。どこかで国道に戻らなくてはいけないのですが迷いながら進みました。
先に進んだもの先に進めなくなり、戻ることにしました。
すると吠えていたワンコに気が付いて出てこられたのか、戻り始めた私に
「行けますよ!!イノシシ除けの柵は開けて行ってください~~」と遠くから声をかけてもらいました。

ありがたい!!

行き止まりかと思いきや進むことが出来ました。
そして予定をしていた「お雪椿」のある白銀大明神御法殿まで進むことが出来ました。
そこからは国道を進みました。
この日の宿は「GUEST HOUSE 40010」さんです♪
仁井田駅の近くです。この場所にこの宿があって良かった♪
やはり、18時になってしまいました。。
GUEST HOUSE 40010に行くには踏切を渡る必要があるのですが、
そこの差し掛かった所で向いの施設から出てきたおじさんが車の中から「これから窪川まで行くの?」と聞いてきてくれました。
「この宿に泊まる予定です」と伝えると、なるほどいう感じで安心したよという表情で挨拶してくれました。

ありがたい、、でもやはり18時頃にウロウロしているのはお遍路的にはNGですね。
心配をかけてしまう。

宿の女将さんは若い方でした!新聞や雑誌でも取り上げられる素晴らしい女性でした。
温かく迎い入れて下さいました。
川の間という3畳ぐらいの部屋に手づくりの二段ベッドがある部屋を予約しました。
ロッカーもあるドミトリーの部屋が中心の宿です。
迷惑をかけたくない事もあり、川の間をお願いしました。
しかしながら、このご時世。。宿泊者は私だけでした。
古民家宿で、色々な工夫があって素敵な宿でした♡
食事は諦めていたのですが、簡単なカップ麺などが(有料)あり、それを頂きました。
なにか機会があればまた泊まりたい宿です。

『たけざき』が見えてきました


二個入り一個入りがあります。卵焼きが名物です!


美しい海を見ながら進みます


左へ、線路をくぐります


旧遍路道に入ります


なかなかハードです。鎖紐がありますが、使わないでの注意書きがありました。


高い場所まできました!良い景色です♩


ウラジロロードは気持ち良いですね


高速が見えれば峠を一つ越えました。


一つ目の峠を越えて川の土手でお昼


分かれ道は左へ、石標もあります


さらに小川を渡る左へ進みます


遍路小屋が見えればその先に旧遍路道入口


旧遍路道入口


登ります


判りにくいですが弘法清水の跡


下ります!


登ります!!


雑草を少しでもカット


再び旧遍路道


ベンチが見えてきました


そこからの景色


まっすぐ進んで行きそうな場所も判りやすくなっていました。


整備されていて助かります!


七子峠


七子峠からの景色


海月庵


宿に向けて遍路道を進みます!


鶴?!


ふきのような葉に白い花が咲いていました(シラユキゲシとのことポピーなんですね)


イノシシよけの柵は開けてよし!そしてきちんと閉める!!


お雪椿から国道へ戻りました


セグロセキレイかな??


宿が見えてきました♩


小さいお部屋ですが二段ベッドで広々使えました(川の間)


可愛いサインで古いスイッチもオシャレに見えました


有料で簡単な食事をとることも出来ました


初めて見たきつねうどん


いっぱいかカマボコが入っていました。








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歩き遍路 別格5番 2巡目 ㉑ 2020 やっぱり絶景だった!

2021年02月25日 | お遍路好き(修行・高知)
大善寺

青龍寺の納経所を出てその奥に進み恵果堂の先に海岸の尾根道、奥の院へ進むことができます。
この奥の院はお参りする時に靴を脱いでお参りする必要があるようです。
興味深い奥の院でしたが今回は足を運びませんでした。
尾根道の横浪スカイラインに出るまでの旧遍路道にもいくつかの船形石仏がありました。
多少きついですが、ほとんどこのような旧遍路道がない高知では楽しめました。
尾根道は県道で広い道です。ただ、歩道はほどんどないので気をつける必要があります。
やはり、絶景でした!!多少上り下りはあるもののその景色を見ていると気にならずに進めます。
途中、沢山の車が駐車していました。
着替えている人と目が合いました。まさかと思ったのですが、ウエットスーツを着ていたので。。
「サーフィンですか?」と聞くと、「そう」とのこと!!
この下にポイントがあるらしく、ここから降りていくのだとか。
少なくとも200m下に海があります。
行きは良しとして。。。サーフィンで疲れた足で上がってくるとは、相当魅力的なポイントなのでしょう。

景色を楽しみながら進みます♫
絶景のビューポイントや内湾が見える場所、武市瑞山銅像のあるポイントがあります。
武市瑞山銅像のある場所は広い駐車場になっていてトイレもあります。
ここからは徐々に下っていきます。湾まで出るとものすごい風が吹いて言いました。
ここから須崎までは風との戦いでした。
景色が良いと足取りも早いのか強風と戦っていた割には早く宿に到着しました。
別格5番目の前の旅館に泊まりたと思っていたのですが、廃業されていたのでホテルバンダガ(旧須崎プリンスホテル)
にしました。
チェックインがまだできない時間でしたが、ロッカーを借りることが出来、大きな荷物を置いて、明日予定していた
別格の5番の大善寺を目指すことにしました。

宿から約3kmの道のりです。
大師堂は道沿いに、本堂は階段を登り少し上にあります。
納経所からモノレール?も出ているようです。
大師堂がある場所は突き出た岬になっていたそうです。
海難横死者が多く出たため、海上・陸上の往来安全を祈願して祈祷を行ったとのこと。
「二つ石のお大師さん」と呼ばれるようになったそうです・
二つの大岩は長年波荒く打ち寄せる波の力で今は無いとのこと。

本堂に上がると蝋燭を立てる場所にお線香を3本お供えする意味が書いてありました。
戒香:自分と仏様とが共に仏の戒を持つこと。
定香:清らかな心となること。
解脱香:解脱といって覚りを持つということ。
とのこと。。。これからは心をこめられるかな?

本堂、大師堂をお参りして納経所へ向かいます。
納経所では購入したいものがありました。お塩です!
どなたかのブログでみて購入したいと思っていました。
四国唯一弘法大師秘伝の塩とのこと!
23番札所の薬王寺でも購入しましが、こちらのお塩はずっしりと重いお塩でした。
33番札所の雪蹊寺で購入した生姜飴に続き重量が増えました。。。ありがたい事です。
まだ利用はしていませんが、評判も良いようなので料理などにも使ってみたいです。

泊まりたかったお寺前の宿、柳屋さんは一棟貸しにリニューアル中でした。
近くの新荘駅から電車に乗りホテルに戻りました。
明日はこの駅からスタートしようと考えたのです。

さて、ここ須崎は鍋焼きラーメンが有名なのですが、有名店は遅くまではやっていないようでした。
ホテルに戻り調べていると近くに「らーめん処 ぼっちり」というお店を見つけました。
夜も21時半までやっているとのことで行ってみました。
めちゃめちゃ美味しかったです♪
おにぎりが付いているのですが、ツウの人は雑炊にしてもらうとのこと!
コロナ禍で遠慮してしまいましたが、スープも美味しかったので絶対美味しかっただろうな~と思いました。

ご当地ものを食する事も出来て幸せでした。

納経所の横を進みます


新緑が美しい朝


はじめは舗装された気持ちの良い道です


雰囲気のある舟形石仏


滝のような流れもありました


県道が見えて来ました


出た場所はこんな感じ


いきなり美しい景色です


200mも下の海でサーフィンをする方々の車!


絶景!


絶景!!


蜜蜂の巣たち♪(けっこう色々な所で見かけました)


内湾が見えました


絶景!!!


武市先生!


綺麗なニャンコもおりました


須崎の遍路小屋


野宿ルールが書かれていました


納経所の建物からモノレールが出ていました。


手前に大師堂


本堂へは鳥居をくぐり進みます


打つことは出来ませんが、海に向かって音が響くようです。


大師様が見守る手水舎


本堂は奥の方


ぼけ封じ観音


弘法大師秘伝の塩


泊たかった柳屋


最寄りの駅はしんじょう君が描かれた可愛い駅でした


ぼっちりさんの美味しかった鍋焼きラーメン









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歩き遍路 36番札所 2巡目 ⑳㉑ 2020 癒しの温泉宿

2021年02月24日 | お遍路好き(修行・高知)
青龍寺
一巡目のブログ

自分にとって課題である色々な事を悶々と考えながら青龍寺すぐ手前の宿へ向かいます。
前も歩いたはずなのになぜか町中は迷いながら進みました。
しかし考え事をしながら歩いたからなのかすごい勢いで進んでいました。
トンネルでは無く以前歩いた旧遍路道を歩くか歩かないかも迷いながら歩いていました。
その手前に休憩所があったはず。そこで休憩して決めようと進みました。
休憩所に辿り着くと先に何度か出逢っている海外のお遍路さんが居ました。
既に泊る準備中でした。
ちょっとお邪魔するとすべて野宿で進む予定のようで、今日は雨なので先に進まず早いけどここに泊まるとの事でした。
ドイツからの男性とデンマークからの女性でした。
カップルなのかな?お遍路で知り合ったのかな?
調べてみるとドイツとデンマークはお隣さんなんですね♪きっとカップルなんだろうな♡
会えないと思っていた海外のお遍路さんとの出会いもあり感謝です。

結局一巡目でも歩いた旧遍路道はパスをしてトンネルを通る事にしました。
雨の日のトンネルはありがたいですね。
トンネルを抜けて海に出そうな交差点で”?!”なシーンを見ました。
なんと道路の真ん中、中央分離帯に神社の社があるのです。。
調べてみると「神母神社」(いげじんじゃ)とあります。
どうやって渡るのか??その先の交差点に横断歩道がありました。
はじめての風景!この道を選んでよかった(^^)v

海岸線を進み橋を渡ります。
予定では橋を渡り切ったところで旧遍路道を進む予定でしたが雨だったり考え事が深くて前向きになれず、
このまま宿へ向かう事にしました。

また少し思い残しちゃったかな?

もの凄い勢いで歩いて来たらしくお寺にも間に合いそうだったのですが、明日お参りする事にしました。
一巡目でも宿泊した三陽荘さんです。
レストランなどリニューアルした様でした。誰でも利用できる足湯と繋がる外テラスも出来ていました。
前回は団体のお遍路さんで溢れかえっている印象でしたが、今回は居ないのだろうと思っていました。
しかし、団体のお遍路さんが一団だけ宿泊されていました。それでもやっぱりこの状況はは大きな打撃だろうな。
歩き遍路さんはもう一人いらして、食事の時には席が隣だったので少しお話をしました。
青龍寺の次のお寺へ向かう道は二通りあります。
湾沿いを通って行くか、海岸沿いの尾根を通って行くか。。
H田さんは湾沿いにするとの事でした。
ここまでのアンケートではほとんどの人のお勧めが湾沿いでした。
実は観光で2,3度この海岸沿いの尾根道を車で通った事があります。素晴らしい絶景なのです。
しかし、車では止まることは出来ないので写真は撮れませんでした。
唯一、参考にしているお遍路サロンめだかの里さんのブログと徳島で出逢った生臭遍路さんからは海岸沿いの尾根道を勧められました。
「登ってしまばそんなに大変じゃない、景色が良い方がいいよ!」と言われたのです。
この日は考えることがいっぱいでした。
三陽荘さんの温泉は少し濁っていて良いお湯です♪身体の疲れも頭の疲れも癒してくれました。

次の朝!とても良い天気です♪
心は海岸沿いの尾根を進むことで決まっていました。
出発です!!
青龍寺の手前には蟹ヶ池という大きな湿地の池があります。
貴重な湿地植物やトンボなどの昆虫類もいて保護されている貴重な池です。
一巡目で最期に手を振った長崎のご夫婦の姿が目に浮かびます。
この池沿いには舟形石仏が並び、さらに雰囲気がとても良いお気に入りの遍路道です。

前回は気が付かなかった鐘楼門を確認。情報では打っても良いようでしたが確認だけにしました。
本堂と大師堂は長い階段の上にあります。
途中には三重塔や滝の行場があったり、それなりに長い階段ですが苦にはなりません。
本堂、大師堂をお参りし、納経所は階段の下です。。
海岸の尾根道へは納経所の横から上がって行くようです。
本堂のある位置から尾根道に行く事が出来たら良かったのですが(^^;)

朝一番のお参りはとても気持ち良いですね♪

旧遍路石道標


本日2匹目のヤギ様


めちゃ可愛いニャンコ♪


道の真ん中に?!


神社がありました!


橋を渡った所から右に入ると旧遍路道があります


宿からの景色(朝日が昇ってきました!)


足湯の横にテラスが出来ていました♪


蟹ヶ池


池沿いの遍路道には舟形石仏があります


鐘楼門


鐘を確認♪


滝の行場


本堂


大師堂


三十三観音


不動明王



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歩き遍路 35番札所 2巡目 ⑳ 2020 京間銀杏ルート

2021年02月23日 | お遍路好き(修行・高知)
清瀧寺
一巡目ブログ


天気予報通りの雨の一日でした。
昨日お参りした種間寺からスタートです。
いきなり山羊さんの出会いがあったり、小川の流れがあったり変化する景色を楽しみながら進みました。
土手に新川大師堂のお堂が見えてきたところでお堂のある土手にあがります。
川の景色かと思いきや田んぼの景色が広がっていました。
川の流れが無い川なのかと思いきや、仁淀川という大きな川でした。
その仁淀川大橋を渡るとその先に川の流れがありました。
川からの栄養が積もった土地の田んぼで出来るお米は美味しいでしょうね♡
大橋は600mほどの長さがあるようです。
渡りきって少し進んだところで町中に進むのが遍路道だったのですが、
清瀧寺の次の36番札所へ向かう時も通るであろう道だったので、イレギュラーな進み方ではありますが、さらに川沿いを進みました。

そこには京間銀杏という大きな銀杏があります。
遠くから見るとそんな大きな銀杏があるのかと思うぐらい大きいのです。
近くによると数本の銀杏の木がサークル状になっているものと分かります。
そのサークルの中に入って写真を撮っていると(トップ写真)地元のおじさんが話しかけてくれました。
「お遍路さんはめずらしいと思って」と言われました。
「この銀杏が珍しいとあったので立ち寄りました」と伝えると
「この地域ではこの銀杏よりもそのお地蔵さんを信仰しているんだよ」と教えてくれました。
サークルを出てお地蔵様のお参りをさせていただきました。

雨の中、誰も居なかったのに急に現れた。。お地蔵様の化身だったかな??

などど思いながら先を急ぎます。
松尾八幡宮の前を通り、清瀧寺を目指します。
この松尾八幡宮を創建した高岳親王は追われる身となって仏門に入り空海に師事したとのこと。
弘法大師と縁のある方の神社でした。山門にある飛鳥の飾りが印象的でした。
一巡目も利用した道に出るとその時の事を色々思い出しながら進みました。
雨の参道では一巡目では気が付かなかったであろう石像や神秘的な山門を見ることが出来ました。

良く考えると本降りの雨のお参りは初めてでした。。
降ってもお参りの後だったり、お参りの頃には止んだりしていました。
このびしょびしょのままお参りするのはさすがにダメだよね。。と悩んでいると先にお参りしている方がいて、
やはりきちんとカッパと濡れたリュックは置いてお参りしている様子でした。
まねをして準備をしているとお参りを終えたおじさんが戻ってきました。
大阪からのお遍路さんで事故に3度あったらしいです。でも無事で大けがした腕も動くとの事でした。
お礼参りと二度と事故に遇わない様にのお参りでしょうか。
そんなおじさんを心配して大阪から電話が来るらしく、
「「感染者が増えている大阪になんて帰りたくない」っていうと、「ずっとお遍路してなさい」って言われてね」とおじさん。
大阪的な笑いですかね。。おじさんも「終息するまでずっとお遍路してようかと思ってる」と笑いながら話していました。
思わず私も一国巡りではなくこのままお遍路続けようかと一瞬よぎりました。


山羊さんが目線くれました


第二の彫刻ハウス⁈チェンソー彫刻かな??


花束のような


二股に分かれる道はどちらでもOK


旧遍路石標


土手の上にある新川大師堂


仁淀川の河川敷は田んぼでした!


あれに見えるのが京間銀杏です♪ 1本の木??


近くによると銀杏の木のサークルと分かります。手前にあるのが地域の信仰を集めているお地蔵さん。


松尾八幡宮


飛鳥の姿が印象的でした


雨の参道に浮かび上がる石仏


雨の日に美しさを増す山門(龍が宿っているからかな)


山門に宿る龍(確かにどこから見てもこちらを見ている気がします)


雨の境内の様子


苔が活き活きしている♪美しい♪♪

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歩き遍路 34番札所 2巡目 ⑲ 2020 再会できた遍路道

2021年02月22日 | お遍路好き(修行・高知)
種間寺
一巡目ブログ

一巡目も歩いた種間寺までの遍路道は順調でした。
歩きながら一巡目で出逢った人の事思い出しつつ歩きました。
一巡目で道に迷った時に手を振って導いてくれたおばあさんにまた会えました。
今度は迷う手前の橋に座っておられました。
前回の私と何か違うのか??今回は私の歩みを認めてくれるような「大丈夫だね。」との一言。
少々話しをさせてもらってお別れしました。
また会えてよかった💗しかし、見えてないようで本質が見えている方のような気がしました。

何となくお遍路さんに会うことを楽しみにして待っているのかも??
歩き遍路さんはかなりの確率で会えるのではないかな?と思いました。

一巡目でもお世話になった「ゆっくり春野の空をみて」の休憩所で一休み。
作品展示は少なかったけど彫刻の家も健在でした。
この日は途中から宿へ向かう予定だったのですが、明日はどうにもこうにも思いっきり雨の予報だったので
頑張って種間寺をお参りする事にしました。

種間寺には1677年の貴重な手水鉢があります。
そのほかにも子育観音さま(トップ写真)も印象的です。
種間寺のご本尊の薬師如来は「安産の薬師さん」と親しまれていて安産祈願をすると底の空いたひしゃくが授けられるそうです。
無事に出産を終えた方がまたそれを奉納され、それが観音堂の子育観音を囲むように掲げられています。

時刻は16時半、余裕なく納経を済ませ宿に向かいます。
このあたりに丁度良い宿を見つけられず、一巡目で立ち寄ったはるのの湯に宿をとりました。
宿まで歩く事も考えましたが考えた結果、タクシーを利用する事にして明日また種間寺からスタートする事にしました。

はるのの湯は温泉施設の本館にも宿泊施設がありますが、一巡目では工事中だった「ログハウス星の森」に泊まりました。
高知の杉や檜を使い、壁紙には土佐和紙を使っているこだわりの建物で木の香りにとても癒されました。

緩やかな流れの川沿いを進みます。


おばあちゃまにまた会えました。


清々しい風景


春野の私設休憩所


種間寺に到着


本堂


大師堂


盆栽のような立派な植木


はるのの湯


こだわりの内装でとてもよい香りでした。


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