MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 別格10番 ㊺  2022 お大師さまに会えたかも

2023年04月29日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
別格10番 西山興隆寺

大漁旗でお見送りしていただき今日はきっと良い日になると疑いようがありません♪←変な自信!
しかしながら、曇りの予報なのに小雨が降っています。。
途中に歓迎ムードの世田薬師(栴檀寺)があったのでたまらず軒先で雨身支度させていただきました。

ところどころにあったお洒落な建物を鑑賞しながら進みました。
緩やかに上り坂を進みました。晴れていれば瀬戸内の海を臨めたようです。
お寺に向かって進みます。途中にあった麦畑に癒されてしばし撮影タイム!香川が近づいてきたかな??
そして立ち寄りたかった気になる喫茶店「カフェ姉妹」がありましたが、あまりにもビショビショだったので。。。諦めてお寺へ向かいました。
歩き続けた県道からお寺への道を曲がるとさらに緩やかに上り坂となっています。
これが計算間違い!別格10番も11番も次々とお参り出来ると前日まで思っていました。
昨晩、別格への道なので確認してみると別格10番が約△263mの高さにあることを知りました。
心してスタートしたのですが、その坂を見て、やっぱりそうでしたか・・といった具合に登り始めました。
いくつか見どころもあり、進みます。

そして不思議に感じる出来事がありました!

この時は既に葉桜になっていましたが、古田の枝垂桜というスポットでその桜を見ていると
空海さんがかぶっている丸笠というのでしょうか、そんな姿見えました。
お遍路さん??正装といった姿にお坊さんのお遍路さん?と思いました。
挨拶しようと、もう一度見直すとその姿はありませんでした。。
気のせい??結構はっきり見えていた気がするけど。。

気を取り直してまた進むとお墓が広がっていました。そこには明和三年(1766)に建てられた六角堂がありました。
お寺のエリアに入ったことを感じました。
しばらく進むと御由流宜橋(みゆるぎばし)という赤い印象的な橋が現れます。
この橋の裏には経文が書かれていて無明から光明へのかけはしとなっているそうです。
心して渡ります!
階段の先に仁王門が見えます。仁王様は鎌倉時代のものです。
門の先に上る階段が続きます。仙遊寺を思い出しました。

登っていくと「牛石」という大きな石がありました。源頼朝が本堂再建の時に材料を運搬し続けた牛がこの地に倒れたそうです。
人々は牛に似た石で葬り、参詣する人々は口の所に草を差し込んでその労ねぎらったのだそうです。
その石を回り込むと本当に口のところが杉の葉でいっぱいになっていました。
私もひと房♪
変化に富んだ参道は登り階段ですが雰囲気も良く感動しながら歩みました。
特に庫裡のある勅使門の辺りは雰囲気がありました。
本堂のある境内は広くとても静かでした。本堂、大師堂の他にも色々なお堂があり、丁寧にお参りしました。
どの建物も古く、本堂は国重文化財との事でした。
納経所が境内にあったのですが、閉まっている感じでした。。

他に対応してくれる場所があるのかな??と納経所をウロウロしていると「庫裡で御納経しております」とありました。
ほっとしました。しかも、先ほどとても雰囲気の良かった場所に入ることが出来ると嬉しく思いました。

勅使門の横から入ります。
庫裡に向かうと可愛いワンちゃんのお出迎え!
ここかな?という引き戸をおそるおそる開けるとお寺な方がいらっしゃいました。
このお寺では、参道の程の為に簡単な寄付を募っていて、納経代の半端な部分を寄付させて頂きました。
すると、綺麗に編まれた紐を頂きました。
そして、勅使門にの書は弘法大師によるものであることを教えて頂きました。
沢山の文化財で溢れる神秘的なお寺でした。

また訪ねたいお寺です。

先ほど大師さまの姿を見た古田の枝垂桜ポイントは三叉路はになっていて別格11番へは行きとは違う側を下って行きます。
さっきは本当に見間違えたな。。とまたその場所に差し掛かった時にまたもや姿を見かけました!
もう一度確認するとその姿は無いわけですが。。かなりカラーでクッキリ見えました。

疲れているのかな??いや、そんなにまだ疲れてないけど・・。

しかし、何かのテレビ番組で、「あしの部分だけ見えたんですよ」というお遍路さんが出ていて、その時はまさかと思いましたが、
こういう事なのかなと思いました。。

会えたのかな???
良いように思うか♪

医王池が見えた辺りから県道159に入ります


西条市にはいりました!


雨支度でお邪魔した世田薬師 素敵なお寺でした


麦畑が広がっていました


藤の花が咲いていました♪


寄ってみたかったカフェ姉妹


路地に入ります


別格道標シールがありました♡


道の途中に素敵なお地蔵様がいらしました


古田の枝垂桜 弘法大師に会えたかもしれない


明和3年に建てられた六角堂


少しだけ歩き遍路みち


赤い橋が印象的な御由流宜橋(みゆるぎばし)


階段の先に仁王門が見えて来ました


とても雰囲気の良い参道です


口元に草をお供えされた牛石


雰囲気の良い勅使門


築城方式 文化3年の石積 


境内の様子


本堂


大師堂


商業繁栄 お聖天様お堂


瓦のレリーフで飾られていました


さらに高い場所に三重塔


納経所のある庫裡


ワンちゃんが挨拶してくれました


勅使門の書は弘法大師によるものとのこと!


またもやシーボルトミミズ!


再び会えたかもしれない。。古田の枝垂桜ポイント


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歩き遍路 59番札所 ㊹ 2022 お大師様と握手

2023年04月05日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
59番札所 国分寺
一巡目ブログ

この日であったお遍路さんの多くはこの先のビジネスホテルに予約を入れている様でした。
私の記憶では、次の国分寺は近い場所というイメージが一巡目の経験から残っていました。
一巡目では仙遊寺で一緒に泊まった皆さんと進んだ道を懐かしく思いながら進みました。
しかしながら・・旧歩き遍路道を抜けてから、記憶に残る道までを長く感じました。
あれは、みんなと楽しく歩いていたからあっという間だったのかな??
少し弱くなっていた雨が強くなってきました。
するとお遍路かーさんが楽しみにしているといっていたパン屋さんがありました。
私も楽しみだったのですが、残念ながらお休みだったようです。。。
このパン屋さんには大きなカーポートと自販機、外ベンチがありました♪
休憩させてもらおう♡
のんびり休憩をしていると、この日何度かあっている高齢のお遍路さんが雨宿りしに入って来られました。
しばし、お話をしました。
思っているよりも長く感じていることを話、国分寺を目指してその先に宿を決めている事を伝えると
国分寺までいくんだと驚かれ、宿はチェックインがはじまる時間に到着する宿にすると良いよとアドバイスをもらいました。
今までは、一日にどれだけ歩ける、何日で回れるという話をよく聞いていたので、初めてのアドバイスでした。
少々自分の力以上の計画をしていた私へのお大師様のアドバイスかもしれないと思いました。
雨も小降りになってきたので一緒に出発です!
おじさんが杖を忘れそうになって戻った時に、私はまたもや携帯を忘れていました!!

あぶな~い!!とお互い目を合わせ笑ってしまいました。。
気を取り直して出発です!ビジネスホテルへ向かう曲がり道でおじさんとはお別れしました。
元気をもらってお寺に向かいます。お寺に到着するとまた雨が強くなってきました。
一巡目ではみんなとワイワイお参りしたけど、今日は静かに丁寧にお参りします。
このお寺には握手をしながらお願いをするお大師様や薬壺なるものがあり、楽しみにしていました。
そこへ女性のお参りの方がいらして、薬壺で一緒になりました。
この壺には 頭・足・・など彫られています。女性のお遍路さんが「あら~あれもこれもにだんだんなって来てしまうわね~」と話してこられました。
「本当ですね~」と私。一緒に全部さわってしまいました(笑) こんな時間は一人で歩いていても独りじゃない気持ちになります。
キチンとお大師様とも握手してお願い事を一つ♪

本当に雨が強くなってきました。
びしょびしょのままでは納経所には入れないな~と納経所前のベンチで身支度をしていると。
団体の観光のお参りの方とツアーのお遍路さんの納経担当ガイドさんが次々と納経所に入って行かれました。
これは!!待つな~仕方ない。。
私も準備が出来た頃には団体さんの納経は終わったところでした。
納経所に入るとツアーのかたの納経帳が山積になっています。
ガイドさんがトイレに行っているようで滑り込めそうでしたが・・ガイドさんが滑り込んできました。。
やっぱり、このバトルはあるのね。と思い、あとは宿へ行くだけなので一歩引くと
納経して下さるお坊さまが「個人の方を先に」とおしゃってくださり、先にお願いする事が出来ました。 感謝♪

さて、小降りになって来たところで本日の宿向かいます。
県道をとにかく進み、途中からはサイクリングロードを2kmほど歩きました。

宿は温泉もあるホテルアジュール汐の丸です。
村上水軍をモチーフにして雰囲気づくりをされていました。
出逢ったお遍路さんに高級な宿ですね!などど言われてしまいましたが、コスパ的には安い感じがしました。おすすめです💗
この値段でこのお部屋、この朝食で良いのだろうか??と思ってしまいました。温泉もあり、歩き遍路さんにはありがたい洗濯コーナーもありました。
朝食付きのプランだったのですが、お目当ての場所がお休みだった為に部屋食になってしまったのですが、食べて見たかった豚玉丼がメニューにあり、頂きました♪
美味しかった♡
朝食も豪華でひゅうが飯という郷土料理も頂くことができました♪
玄関ににお迎えに来てくださり、出発は大漁旗でお見送りしてくださいました!
この宿にしてよかった♪♪
おすすめです♪

国分寺への旧歩遍路みち入口


五郎兵衛坂に入ります


こんな感じの坂です


仏様が指さす道標


竹林エリアがありました


収穫された筍♪


道の印象が変わりそうです


お休みでしたが休憩させて頂きました


国分寺門前


鐘楼


本堂


大師堂


お大師様と握手してお願いします


境内の様子


サイクリングロードを利用します


ホテルアジュール汐の丸


村上水軍のイメージをデコレイトしたロビー


村上水軍の説明がありました


大漁旗でお見送りしてくださいました


食べたかった豚玉丼
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歩き遍路 58番札所 ㊹ 2022 霧に包まれた仙遊寺

2023年04月03日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
58番札所 仙遊寺
一巡目ブログ

一巡目ではお寺を出て左に進むところを車への道標につられて進もうとしたところを門前にあるお茶屋さんの女性が出てきてくださり、教えていたいた事をよく覚えています。
今回は間違えず進もう!もしお店が開いていたらお茶でもと思っていましたが、ざんねんながら閉店されている様でした。。

まずは犬塚池の堰を上がって行きます。この池には悲しい伝説があるようです。
仙遊寺で鐘が鳴れば仙遊寺へ、栄福寺で鐘が鳴れば栄福寺に御遣いで駆けつけていた犬がいたそうで、がある日、二つの寺の鐘が同時になってしまい、悩み嘆いた犬は、池へ身を投げてしまったそうです。悲しんだ村人は池のほとりに塚をつくったそうです。それから池を犬塚池と呼ぶようになったそうです。
この池を横目に少しだけ旧遍路道があります。今回は雨だった事もあり雰囲気も神秘的です。
旧遍路道を抜けると広いアスファルトの道を緩やかに登って行きます。距離は少しあります。
前回は宿坊に泊まったお寺です。今回も泊まりたかったのですが、愛媛の長い道のりでもあったので、お参りだけにしました。
お遍路かーさんよりも先に出発したものの、三門手前にある遍路小屋でのんびり鯉に餌をやったり楽しんでいると、追いついてこられました。
自分の母と同じ年と考えると私の方が元気であるべきだと思ったのですが、足腰のしっかりした姿に、思わず先に行ってくださいと言ってしまいました。。
でも、それが正解だったようです。
参道の途中にある御加持水は蓋がしてありました。コロナだからかなと思ったのですが、一巡目も閉じていたようです。
お遍路かーさんもこの宿坊に泊まることを楽しみにしていたそうなのです。
コロナが騒がれた頃のお遍路で泊まった時に心のこもった地の物料理が綺麗な漆の器に入ったいるのが一番の楽しみだったのに、冷たいお弁当になってお部屋食だったそうです。考え方で仕方ない事とは思いますが。。そんなこともあり、今回はこの先のビジネスホテルにしたそうです。
コロナの緩和も始まりました(202303現在)また以前の姿に戻る事を祈るばかりです。
そんな話をしながら気が付けは境内に着くことが出来ました。
今回の仙遊寺は霧に包まれていました。大好きなお寺でもあるのでゆっくりお参りしました。
以前もあったのか??覚えていませんが、展望台があり、晴れていたら今治の町並みや海を臨めたのだと思います。
納経所は本堂の中にあります。納経をすませ出てくると本堂の濡縁に美味しそうなトマトが売られていました。
ちょっと物色♪ミニトマトを購入して出発しました。
お遍路かーさんはお目当てのパン屋さんがあるらしく先に出発されました。
私は次の国分寺へ出発です♪

犬塚池の堰を登って行きます


悲しい伝説のある犬塚池はかなり大きな池です


歩き遍路道に入ります


歩き遍路道の様子


アスファルトの広い道を進みます。


お寺が近づいてきました。


山ツツジが美しく咲いていました。アヤヤシオという種類みたいです


シャクナゲも美しく咲いていました


雨に濡れた若葉の樹々が美しいです


高知で初めて見たシーボルトミミズが現れました!


山門手前に休憩小屋がありました。


山門が見えました


手すりを頼りに登ります。 阿坊仙人が迎えてくださいます。


御加持水がありました


最後の階段を登ります


鐘楼


本堂


展望台 手前に「龍燈桜の碑」


宿坊の全景が見えました!思ったよりも大きく立派なたてものでした。


本堂の濡縁でトマトを売っていました♪美味しかった♪♪

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歩き遍路 57番札所 ㊹ 2022 ボクはお坊さん

2023年04月01日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
57番札所 栄福寺
HP
一巡目ブログ

オシャレな庫理がランドマーク的なお寺です。和尚さんは映画「ボクはお坊さん」の主人公のモデルとなった方です。
一度お会いしたいですが。。

一巡目も歩いて行った気がするのですが、蒼社川に出るまでの遍路道は覚えていませんでした。
蒼社川の土手に出ると一巡目では気が付かなかったのですが、川の方に向かって矢印のある石標がありました。
ここから渡し船が出ていたのかもしれません。
先の方を見るとお遍路さんらしい姿が見えます。
近づいていくとお遍路かーさんでした。しばらく色々お話をしながら進みました。
以前、栄福寺への道を間違えて大回りしてしまった経験があるそうでした。
なので私が間違えないかと心配して下さりました。
次のお寺まで一緒かと思いきや、大きな橋を渡って少し進んだ辺りで、スーパーに寄って行かれるという事でこちらで一旦お別れました。
一巡目はお遍路さんの後ろを追いかけながら進んだ事を思い出しました。うっかりしていたら私も間違えていたかもしれません。
注意深く進みます。
微妙に一巡目とはアクセスが違っていたかもしれませんが、道標に助けられながら到着です。
オシャレな庫理も健在でした。
やさしいお顔のお願い地蔵さんもいらしました。お気に入りのお地蔵さんです。
さらに今回はしゃもじをもった幸せそうなお地蔵さんとも目があいました♪(トップ写真)

納経所の横に屋根のある休憩できるエリアがあったのでそこに荷物をおろしてお参りしました。

お参りを終えて出発の準備をしているとお遍路かーさんが到着しました。
わたしのポンチョがひっくり返り上手くリュックをカバーできずもがいていると、手伝ってくださいました。
感謝!本当にお母さんの様です💗甘えました。

この日あと2札所お参りし、その先に宿を決めていたので一足先に出発しました。

旧石標①


旧石標②


蒼社川の土手に出る前に遍路小屋がありました


川方向をさす石標


一巡目では桜が咲いていたのですが今回は無く印象が違って曲がり損ねそうでした


みきゃんちゃん単管バリケード!!


八重桜が咲いていました


路地に入って行きます


小川沿いのこの道は結構好きです


オシャレ庫理が見えて来ました


お願い地蔵尊


鐘楼


本堂


大師堂


境内の様子①


境内の様子②

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