MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 讃岐 2巡目 2023 スタートの撫養港まで

2024年08月14日 | お遍路好き(ポストリュード)
犬墓大師堂
安楽寺
😁最後の方に写真があります😄

今回の歩き遍路のスタートにした撫養港を四国遍路の最後の場所にしようと思いました。
撫養港を目指すはずの日はあいにくの天気予報でした。。自称晴れ女は正に自称となったかも。。
1日余裕をみていたので、撫養港まで行くのは晴れ予報の次の日にしました。

別格20までの遍路道をアドバイスして下さった役所遍路さんに88番札所から戻る遍路道についてもアドバイスを頂きました。
基本的には3つのルートがあるそうです。すべて通ったことがあるとのことで、私が選んだ10番札所近くに出るルートが一番歩きやすいとの事でした。
他のルートは登り下りを繰り返すそうです。

予定通り進むことに♪

宿を出発し、少し進むと歩き遍路道が現れました。予想外の歩き遍路道を楽しみました。
いくつかの舟形丁石もあり、旧遍路道であることを確認出来ました。
歩き遍路道は癒されます♡

道標も多くあり、迷わず進みました。感謝!
途中、逆打ちの方とすれ違う事もあり、挨拶することが出来ました。

徳島県に入り、7kmほど進むと犬墓大師堂という案内が出ていました。
ここから300m。トラック1周半と思うと悩みましたが、折角なので行ってみる事にしました。
案内は車用だったようで、歩き遍路で始めから計画していれば手前に入る道があるようでした。
少し戻る形になりました💦
ここは、地名も犬墓というようです。弘法大師が連れていた愛犬を葬った場所との事で、大師様と愛犬の像がありました。
もうこういった場所は無いと思っていたので嬉しかったです。

この道を選んだ理由の一つとなる場所がさらに7kmほど先にあります。
10番札所手前にある須見光栄堂さんです!
順にブログを読んでくださった方は分かるかもしれませんが、スマホ事件でお世話になったお店です。
この時、チラシの裏に11番までの近道地図を書いて頂いたのですが、別格20で集めた数珠玉仕立てて下さることをそのチラシで知りました。
お世話になった事もあり、ここにお願いしようと決めていました。

10番札所をお参りする人の為に荷物を預かってくれる有難いお店でもありました。
ご主人も奥さんも親切で明るい印象でした。
その印象のまま尋ねると以前とは違う様子でした。。。少し距離を置き、静かな雰囲気でした。
コロナ禍で大変だったのかもしれません。また、以前の様なお店に戻っていることを願いたいです。
しかしながら、丁寧に相談にのって頂き、お願いしたものがしばらく経って送られてきました。
とても気に入っています♪
また、お遍路に出る時にはこれを使いたいと思います!←また行く気であるようです。。。

無事に最後の目的を果たし、この日の宿の6番札所の安楽寺に向かいました。
何となく、逆打ちの練習といった感じがしました。
5年を経て、景色が変わっているのか、歩く方向の景色が違うからなのか、初めての道といった印象でした。
そんな道でも懐かしく思える道もあり、不思議な感覚です。お寺へは門の外からお辞儀する形で進みました。

6年ぶりの安楽寺の宿坊は変わらず良いお湯で、お遍路さんの賑わいもありました。
スタートしたばかりの方との交流、八十窪で一緒だった役所遍路さんとも再会!別格20への遍路道の報告も出来ました。
意外に7番や6番の札所は新旧入り乱れているのかもしれないと感じました。
安楽寺の温泉は変わらず温まり、夜のお勤めは少しシステムに変化を感じましたが、変わらず体験できた事は嬉しかったです。


次の日は安楽寺から撫養港まで歩く予定でしたが、あいにくの雨。
その次の日を観光でもしようと余裕を見ていたので、この日は進めるところまで進んで、残りは次の日にしようと考えました。

引き続き、門の外から挨拶をする形で一番まで進みました。
3番札所から2番札所に向かう途中。荷物も運べる椅子にもなる手押し車を押したおばあちゃまが向かってきます。
道の反対側から挨拶をしました。すると、おいでおいでと呼ばれました。。
そして、どこかで座ってこれ食べてとおにぎりを差し出してくださりました。
まさか、もうお接待は無いと考えていたので驚きましたが、ありがたく頂きました。
さらに、一番札所の近くでは、スタートしたばかりの夫婦のお遍路さんに挨拶をすると
「八十窪に泊まった?」と聞かれました。
大女将が元気で会うことが出来たことを伝えると
嬉しそうでした!会えることを楽しみに遍路を進めるんだろうなと感じました。

一番札所は相変わらず賑わっていました。
私は門前一番街でお茶をしてみることに。相変わらず店主不在です。。。
宅配の人も困っていましたが、現れたところで注文。テイクアウトで勝手に食べるといったスタイルでした。

さらに、談義所、種まき寺に挨拶をしつつ港を目指します。
電車の時間とのタイミングが良かった駅までにして、晴れ予報の明日、そこからスタートとしました。
それでも少し待ち時間があったので、先ほどおばあちゃまから頂いたおにぎりを駅でいただきました。感謝♪


お遍路最終日は良い天気でした。
昨日の駅から撫養港まで約7kmを進みます。
途中、可愛いグッズ屋さんを見つけて寄って見たり、良い香りのするコーヒーショップがあり、寄ったりしながら進みました。

ふたたび訪れたの撫養港は美しい青い海でした。
感慨深かったです。

そして、予約を入れていたカフェレストランへ。
とても人気が出ているようで、カウンターの席でしたが、
春限定の筍と猪のキーマカレーを頂きました。
池田のレストランでも猪をいただいた。最後の締めも猪!でありました🤣

とうとう四国八十八ヶ所+別格20の完全歩き遍路も終了です。
素晴らしい出逢いや不思議であふれた遍路道でした。


これで終わりではありません!
このまま和歌山へ渡り、和歌山港から高野山まで完全歩きで満願を目指します。
もうしばらくお付き合いくださいませ。


朝日を浴びて撫養港へ向けて出発です


舟形丁石がありました(六丁)


歩き遍路道の様子


お大師様の像がありました


小川に沿って進みます


可愛らしい道標兼休憩所


蝶々♡


舟形丁石がありました


牛さん♡


切幡寺への道しるべが出てきました


古い道標


右に行きたくなりそうでしたが、真直ぐでした。道標に感謝♪


古い道標②


アケビの花が満開です♪


犬墓大師堂


懐かしい景色になってきました


数珠の仕立てをお願いしました


仕上げられた数珠


戻って来て気が付いた古い道標


安楽寺の斜向かいにネットでお世話になったいっぽ一歩堂さんのお店がありました!


再びの安楽寺の宿坊


安楽寺の手水舎もきれいに活けられていました


安楽寺の池


戻って来て気が付いた古い道標②


戻って来て気が付いた 寛文13年の庚申


変わらず印象的なお家


変わらず健在のお店♪


戻って来て気が付いた古い道標③


四国遍路最後に頂いたお接待!恐縮です


やっと頂けた門前一番街のあわくった

メニュー


再びの1番札所


再びの0番札所(談義所)頂いたふくろうと共に


一度宿に戻る為の電車を待つ間にお接待のおにぎりを頂きました。


晴れた最終日、昨日最後の駅に向かいます。 吉野川トロッコに?!お客さん案山子!!


昨日最後の駅からスタート


能化の地蔵尊(能化とは人々をよく導き助けるの意味)


鳴門駅近くの商店街


相変わらずタイルが可愛い♡


可愛いお店がありましたにちにち雑貨店


四国のモチーフなど作家さんの作品で溢れていました ※許可を頂いて撮影しました


お店の駐車場も可愛かった♡


撫養お城が見えて来ました


素敵な珈琲ショップ Arakawa Roasted Coffee(閉店してしまったようです。。残念)


様々なコーヒー豆がありました


しばしのんびり


歩き遍路をスタートした撫養港に到着しました!!! 涙😿


撫養港にあるお気に入りのお店でお昼をいただきました カフェ デ エピス


小松島筍のいのししキーマカレー! 美味しかった♪ イノシシで〆となりました


徳島駅にある2021年イタリア世界大会で優勝したパティシエのケーキ屋さん♪


徳島に戻ると念願の阿波踊りを観る事ができました!素敵だった♡

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歩き遍路 讃岐 2巡目 2023 別格20番 思った以上にハードだった

2024年08月10日 | お遍路好き(涅槃・香川)
大瀧寺

別格最後のお寺が最終のお寺となりました。
宿の八十窪さんを2泊にして、身軽になって出発しました。
八十窪さんで一緒になった8回目のお遍路さんが色々アドバイスをくれました。
山歩きのお勧めアプリも教えてくださり、完全には利用しきれませんでしたが、標高や、今いる位置を確認するのに便利でした。
色々教えてくれたお遍路さんによると道に迷うポイントがいくつかあるとの事でした。
少し緊張しつつスタートしました。
お天気は晴れで気持ちの良いスタートでした。朝霧も出ていて幻想的な景色も見る事が出来ました。
まずは登山口のある金比羅神社を目指して進みました。
川沿いの道では鹿が水お飲んでいたらしく私に驚いて逃げて行きました!
白いふさふさのお尻が印象的で可愛かった♪

神社は三叉路の横にありました。お参りをして、神社の下手側にある登山口から歩き遍路道に進みました。
雲辺寺も行ったし、捨身が岳も女体山も経験したしどうにかなるだろうと思っていましたが、
最初から等高線が詰まっていてどんどん垂直に登っていくイメージで進み、中間を過ぎるとアップダウンの繰り返し。
これはもう女将のアドバイス通り、帰りは塩江のダムの方に降りて行った方かいいなと思いながら登って行きました。
ロープに頼ったり、枝を頼ったりしながら登りました。
遍路道には沢山の道標の札があって、迷う事はありませんでした。良かった♪感謝です!

最後は車道に出て左へ少し下ると大瀧寺が現れます。
車でお参りに来ている方や、バイクでお参りに来ている方がいました。
本堂、大師堂とお参りしました。
このお参りで、お経を読みながら涙が溢れて来ました。
2巡目はもう涙が流れないなかな??と88番札所では感じたのですが、本当の最後のお寺でやはり感極まった感じでした。
涙目のまま横にある納経所で御朱印を頂きました。

お寺の写真を撮り、食べれていなかったお昼を頂こうと腰を下ろすと、先ほどの納経所の方が落とした軍手を届けに来てくださりました。
そして、「歩き遍路さんですか?」と聞かれて、「はい」と答えると、お茶を差し出してくださいました。感謝!
若い方だったので、そう感じなかったのですが、最近変わった和尚さんで、評判の良い方ようでした。
確かに納経もとても丁寧で心がこもっている気がしました。

鐘のところが丁度座りやすく八十窪さんが用意してくれたおにぎりを堪能。。。お茶も有難く頂きました。
今思うと鐘の所で休憩って、どうなの??と思うのですが、のどかな優しい感じのするお寺では許される気がしてしまいました。
幸せな空気の中、穏やかな気持ちで帰りのルートを調べました。。

宿の女将さんのアドバイスのルートを調べると27Kmとでた。。この距離!私の場合1日がかり!!
どう考えても今来た山道を戻った方が帰れる可能性がある!
決心して慌てて身支度!行きもこれぐらいサクサク進めば良かったと思う勢いで進みました!
登り始めの垂直に上がっていく感じの場所はロープを頼りに降りて行きました。
時間は17時近く!どうにか日がある時間に神社にたどり着きました。
宿までは7.5km、2時間もあれば到着できそうだったので、
心配して下さっている宿に一応連絡して、どうにか自力で戻れますと伝えました。
神社から国道を歩いいると吠えかかってくるのかと思ったワンコが恋しそうに見てくれていました💕
何か良いオーラが出てるのかな???

「頑張って」と声をかけてくれた農家の人。
しばらく進むとその人かな??「お遍路さん」と呼ぶ。
着く頃は暗くなるから、もしよければ送ってくれると言って下さいました。

悩んでみるが、最終的な私のルールでお大師さんが「乗ってきな〜〜」と言ってくれてる。と考えて
お願いできますか?と聞くと席を開けてく座れるようにしてくださりました。
宿に向かう途中。空海さんに纏わる話をいろいろとしました。

大女将に伝えると、「良かったねお大師様のご加護じゃね」と言ってくださいました。
おかげ様で皆さんと一緒にお祝いの夕食をいただけました。
私の横には海外からのお遍路さんがいらして、お赤飯や、タイのお刺身、うさぎ型のリンゴを説明しつつ、この夕食がお祝いの食事であることを伝えられました。
最後の最後に海外の方とも楽しく交流で来ました。

感謝の気持ちでいっぱいです♪

雲海が見られました


幻想的な景色


車道を進みます


最後のお寺への遍路道で記念撮影


桜が美しく


弁慶の力石がありました


畑から湯気が!動画はこちら


これから登る山が見えて来ました!


階段を上がり、境内へ


お参りをします


社殿の下手に遍路道があります


倉庫の横を進みます


沢山の道標札に助けられます


登り始め


ロープや木々を頼りに登ります


迷っていたであろう場所にも詳しい道標がありました


中間ぐらいの場所に休憩所がありました


美しい景色♪


まだまだ登ります!


元気をもらいます!あと45分くらいの場所


最後のひと登り!


登り切って車道が現れました♪


神社の横を少し進みます


お寺の入り口


鉄骨製の鐘楼!


雰囲気のある不動明王


本堂


大師堂


境内の様子


綺麗な桃の花が咲いていました


宿で作っていただいたおにぎりをのんびりとした雰囲気の中でいただきました


慌てて下山!


お祝いの夕食に間に合いました♪


やっと数珠玉が揃いました💖



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