MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 高野山 2巡目 2023 高野山② 女人道を歩いてみました。

2024年11月11日 | お遍路好き(ポストリュード)

🌟長文です💦最後に写真があります♪🌟 

朝の6時と午前10時半に生身供(しょうじんぐ)が行われると知り、TVで視たことがあったので実際に見学できるのであればと思い行ってみる事に。
この日は2泊お世話になったはちはちさんをチェックアウトする日で女人道を歩いてみる計画をしていたので、
10時半は難しいかなと思い、早起きをして6時の生身供を見学させていただくことにしました。
奥の院まで約3.6kmほどあるのでゆっくり歩くと1時間はかかると思うので5時前には宿を出発しました。
少し早足で進み、既に人が集まっていましたが丁度良かった感じでした♪
厳かな感じで準備が始まり朝食を奥の院へと運ばれて行きました。
運ばれた様子を見送った後、宿に戻ろうとすると皆さん奥の院の方へ進まれて行きます。
ここまで来たのだから私もお参りしてから帰ろうと奥の院の方へ進みました。
すると思いがけない事が・・考えてみれば当たり前なのかもしれませんが、朝のお勤めがありました。
中へと勧められ思いがけず朝のお勤めにも参加出来て幸せな一日のスタートでした。
宿へ戻る参道では朝日がきらきらしていて振り返ると奥の院の方向から御光が射していていました!(トップ写真)

足どりも軽く宿へ戻ります。蛇腹路を通って壇上伽藍を抜けて進むと30人以上の小坊主さんがお経を一斉に唱えていました。
朝の高野山は沢山の事が行われていることを知りました。
宿坊に泊まると、そのお寺で完結してしまうので、本当にはちはちさんに泊まれて良かったと改めて思いました。

戻ると朝食を用意して下さっていて、早速頂きました。
この後、一乗院の宿坊に泊まることを伝えると、「良い宿坊ですよ~、食事も美味しいらしいです。」と教えて下さり、
安心して向かうことが出来ました。

色々迷いましたが、沢山の宿坊があるので泊った事のない宿坊を選ぼうと探していました。
一番の理由はHPに早く到着した時に荷物を預かって下さるという事が書かれていた事でした。
女人道を歩こうと考えていたので荷物を預けたいと考えていました。
そして希望のお部屋を選択できたことも決めた理由です。

宿坊に伺うと快く荷物を預かって下さいました。さて出発です!
高野山は明治の始めまで今の様に女性は高野山のエリアに入ることは許されていなかったとの事です。
女性が近くに寄れたのは女人道までだったそうです。
差別だ~~って言いたくなりますが、事情は違うようで、女人道は高野山エリアよりも高い場所にあって高みの見物を女性がしていたという浮世絵なども残っているとの事でした。
これは高野山に行って知ることが出来ました。
そのような事も含めで興味をもって歩きました。
参考にしたのは、これまた南海さんのHPにあった可愛らしい絵地図
可愛らしさに楽しい気持ちで出発しました。
一条院近くにあった「黒河口女人堂跡」からスタートしました。
いきなり看板に気が付いたものの見過ごして通り過ぎてしまいました。。
少し戻って52番ポイントの看板を確認してスタートしました。思いのほか歩き遍路道で看板を頼りに進みました。
まずは女人堂へと進みお参りをしました。
女人堂の前に大きなお竹地蔵があり、その横から大門へつながる女人道を進みます。
沢山の根がはっていて歩きずらかったので歩きやすい靴は必須でした。まずは標高984.5mの弁天岳まで登り、大門まで下る感じでした。

弁天岳には嶽弁天の社があります。お参りをしているとやはり、女人道を歩かれている方が話してこられました。
この先、足元が悪いから気をつけてとアドバイスを頂きました。また出会いがありました。
ここから少し進むと眼下に壇上伽藍の根本大塔を見下ろすことが出来ました!
本当に女人道から高野山の様子がみえていたのかもしれない!と実感できました。
大門に向けて沢山の鳥居をくぐりつつ降りていくと大門の目の前に出てきました。
ロープウェイでアクセスしてバスに乗って高野山の町中まで乗っていてしまいがちですが、
最初のバス停の女人堂で降りてこの女人道を通って大門からお参りするのも良いかもと思いました。

大門を横切り、龍神口女人堂跡を進むと「助け地蔵」のお堂がありました。
管理されている女性がお掃除されていて、大切にされているお堂なんだなと感心しつつお参りしました。
このお堂の横を抜けて先に進みます。
ここから先はろくろ峠を目指して山道を進みます。ちらちら眼下に高野の街が見えます。
景色も楽しめます!ただ、クマを見かけたエリアの注意看板を見ると急に不安が襲ってきました。
途中から立派な歩き道が出てきたのですが、熊野古道でした。一部重なる様です。
いつか歩いてみたいです。
歩いていると美しく玉虫色に光るカブトムシのような甲虫が二匹絡まっていました。

フンコロガシ??

フンコロガシと言えばエジプトのイメージ・・まさか??
後々しらべてみるとやはり、フンコロガシのようでした。
青い糞虫(フンチュウ)オオセンチコガネというようです。「幸せの青い糞中」という記事を見つけました。

楽しい道のりです。しかしながら、道は平たんでは無く登ったり降りたりを繰り返します。
今、自分がどの高さの位置にいるのか分からなくなったところで円通律寺という寺が現れます。
石門の先は空気が違うと感じ、とても雰囲気がありました。ここは修行道場となるお寺で関係者以外は立ち入ることを禁じられています。
更に進むと中の橋のバスロータリー出てきました。 地図では3時間弱で歩けるようですが、私はお参りや写真を撮ったりとのんびり歩いたせいか4時間弱かけて歩きました。
この先、高野三山めぐりの道に進む事になりますが、無理は禁物。。。またの機会にと考えました。

一乗院はまた泊まりたいと思う素晴らしい宿坊でした。
お庭も建物も素敵で貴重な襖絵などの美術品を堪能する事が出来ました。毛筆筆を購入して写経もしました。とても良い時間を過ごせました。
お料理も素晴らしく、美しいお膳で目も美味しい料理でした。

本当に歩き遍路の旅が終わりました。 感慨深いです。

★奥の院 生身供★

夜明け前の中門


10町石を見かけました。あと26町


一の橋に到着


中の橋


化粧地蔵様にあさのご挨拶


御廟橋


準備が始まりました


嘗試地蔵(あじみ地蔵)の前で朝食を運ぶ準備です


朝食が運ばれて行きます


御廟橋を渡り奥の院へ


帰り道の参道にて


耳を当てると極楽の声に似た音が聞こえる供養塔


大師が腰掛けられた石(周りの石は囲いです)


朝日に照らされる蛇腹路


壇上伽藍の不動堂の前で小坊主さんらがお経を唱えていました


★女人道★

黒河口女人堂跡からスタート


鳥居をくぐり進みます


なかなかの山道です


気持ちの良い女人道


石に描かれた弘法大師


女人堂前にあるお竹地蔵


お竹地蔵の横から再び女人道


女人堂を振りかえる♪


根が這っていて歩きにくいです!靴選びが大切‼


女人堂跡に説明の看板などがあります


弁天岳の頂上に嶽辯財天社が見えて来ました


弁天岳からの景色


眼下に壇上伽藍の大塔が見えました


鳥居をくぐりつつ下ります


大門の前に出ました


道を渡り進みます


助け地蔵のお堂がありました


熊の目撃があったとの看板💦


眼下に高野山のお寺を臨めました


古い道標がありました


良い景色が広がります


コンクリの道を渡りまた山道へ


道標の舟形地蔵がありました


広場にオブジェかなと思ったら鉄塔跡でした


美しいスカラベ


しばらくきれいに整備された熊野古道を通り分岐点(女人道は下ります)


下って行くと存在感のあるお地蔵様が


すると明らかに空気が違う円通寺が現れます


樹々の間から見える空が好きです


雰囲気がある道を進みます


時間の経った倒木の下をくぐることも


大峯口女人堂跡には観音像がありました


下ったり


登ったりを繰り返し


美しい水の流れに出会い


最終目的の大峯口に到着です(中の橋バス停ちかくです)


★宿坊一乗院★

一乗院の門


部屋からのお庭


筆を購入して墨で写経をしました


お庭を愛でながらの食事


笑っていました( ´艸`)


美しい襖や美術品


活き活きとした襖の美しい鶴




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歩き遍路 高野山 2巡目 2023 高野山① 沢山の経験をしました♪

2024年10月30日 | お遍路好き(ポストリュード)

🌟長文です💦最後に写真があります♪🌟

高野山に到着した次の日は壇上伽藍から金剛峯寺、奥の院まで順に丁寧にお参りする事にしていました。
昨日とはうって変わっての良い天気で気持ちよくスタートしました。
中門の仁王様を見ていると阿の仁王様の胸にはトンボ、吽の仁王様の胸に蝉の飾りがあることを教えていただきました。
ただ、なぜトンボで蝉なのかは分からずじまいでした。。。ご存じの方教えてくださいませ。
壇上伽藍をゆっくりと金堂、御影堂、西塔、大塔とお参りしました。
大塔の近くには再び「一町石」の石棟がありました。
以前は、これも180町石からの1町と思っていたのですが、これは奥の院からの1町石との事でした。
奥の院までは36町石あるとの事です。

壇上伽藍はみどころがいっぱいでした!蛇腹路を通って金剛峯寺へ
秋に観光で訪れた時の蛇腹路は紅葉で素晴らしい道でした。この時は新緑で美しい道でした。
金剛峯寺の門の前は枝垂れ桜がとても美しく咲いていました。
参道にはおけが並び、門を入った石道のわきには杉の葉で彩られていました。

ゆっくりとお参りしていよいよ奥の院へ!
奥の院までは3km弱です。一の橋からは歩いた事はありましたが、街中を歩くのは初めてだったかもしれません。
こじゃれた喫茶店や昔ながらのお店、そしてお寺や宿坊が建ち並ぶ中を楽しく進む事が出来ました。
一の橋からは多くの有名武将の供養塔、大師の腰かけ石。中の橋の辺りでは姿見の井戸で姿を確認!その先の覚鑁坂もつまずいたり、転んだりするといけないんだとか・・。
楽しみにしていたお化粧地蔵もお参りしていよいよ御廟橋へ!
その前に観光で訪れた時に教えていただた作法で、御廟橋の上手前に水向地蔵さまにお水を掛けてお参りした後に奥の院へ。

やっぱり御廟橋を渡ると空気が変わります。

丁寧にお参りをしました。弘法大師御廟の近くでの読経は本当に感慨深いものでした。
そして、更に灯籠堂の地下へ。より弘法大師の近くでお参り出来ると知り、今回は必ずお参りしたいと思っていました。
灯籠が美しく灯る室内はまた違った空気感を感じました。

本当に歩き遍路のお参りが終わりました。とても厳かな気持ちです。
最後の御朱印を頂きに奥之院御供所へ。
窓口がいくつかあり、いつも迷ってしまうのですが、目の合った方にお願いをしました。
一通り納経帳をご覧になり、「ここで良いですか?」と聞いてくださったのでお願いしましした。

とてもとても丁寧に説明をしてくださりながら納経してくださいました。
とてもとても大切な御朱印となりました。

四国88カ所、別格20ヶ寺、高野山まで歩いてお参り出来た事に感謝しました。


沢山の宿坊がある高野山ですが、民宿に泊まったからこその多くの経験が出来ました。
チェックインをした時に次の日に西塔で阿字観(坐禅)の体験が出来る事を教えていただきました。
なかなか西塔内に入ることは出来ないとの事で是非ともとお願いしました。
ゆっくり、お参りしすぎたのか・・集合時間の30分前を過ぎていました!!慌てて集合場所の高野町観光協会へ向かいました!

ギリギリセーフでしたが、皆さん揃っていて受付も終わっていて待ってくださっている状況でした💦
やはり、5分前行動をしなければいけませんね。。
皆さんと壇上伽藍の西塔へ向かいます。
西塔の和尚さまが扉を開けて準備をしてくださっていました。
西塔の説明をしてくださり、内覧の時間を下さいました。
実は参加されている皆さんは経験があるらしく和尚さまとも顔見知りのようでした。

後々、皆さん高野山に魅せられて移住されている方と知りました。
今回のお遍路で「移住」という言葉に何度も出逢ったと感じました。
内覧をした後にそれぞれ、瞑想をする場所を見つけて瞑想を始めます。
瞑想をすると今回の歩き遍路での景色が次々と目に浮かび、感謝と共にとても穏やかな気持ちになりました。

瞑想をすると清々しい気持ちになるのが不思議です。

これだけ充実した時間を過ごしたのですが、まだお昼を過ぎたところです。
少し高野山の街を楽しんでみる事にしました。
観光で来た時に美味しかったごまどうふ屋さんでお昼を頂くことにしました。
観光で来た時には何十組も待っていて入れるかも怪しかったのですが、今回はあっさり入ることが出来ました。
おうどんのセットとごま豆腐を単品で注文しました。癒され元気を頂きました。

元気を頂いたので壇上伽藍を再び訪ねて沢山ある社殿やお堂をあらためてゆっくりお参りさせて頂きました。
いつも時間いっぱいに動き回るのですが、少しゆっくりしてみようと宿にもどり少し静かに過ごしてみる事にしました。
先ほど高野町観光協会で頂いたパンフレットを見ると夜に奥の院へのナイトウォークがあることを知りました。
以前、観光で訪れた時もお寺で主催するナイトウォークに参加した事があったのですが、昼とはまた違った雰囲気を体感したと思い参加してみる事にしました。

宿のご主人から大門からの夕日がとても素敵な事を教えていただいたので、ナイトウォークに行く前に寄ってみる事にしました。
見に行くと海外の方と坊主頭の若い男の子がなにやら話していました。
海外からの男性は私と同じく夕日を見に、男の子はお遍路をしてきた事でした。
面白かったのが、最初は歩き遍路をスタートしたところ、お接待で何度も車に乗せていただいた事で、ヒッチハイクお遍路に変更したそうです。
ヒッチハイクだからこその出逢いが沢山あったそうです。
その〆に高野山からの下山する為にヒッチハイク中だったようです。そして、海外の男性はそれに加勢していた様でした。

沢山でヒッチハイクしては止まってくれないのかもという事で加勢は中断してお別れしました。乗れたかな??
海外の男性をナイトツアーに誘いましたが、明日は奈良に寄ってから京都へ行くとの事で宿に戻るとの事でした。
私は再び一の橋を目指して歩きました。一の橋入り口近くにある高野山宿坊協会が集合場所です。
参加自体は無料で「洗心」と書かれた提灯を借りる為に100円ほどかかる感じです。
皆さん、何処で情報を得るのか沢山の人が集まっていました。

さて!スタートです♪
皆さんがお持ちの提灯がムードを盛り上げます。
しかしながら、以前参加したお寺のナイトツアーとは何かが違います。。。
灯籠以外に電灯が新設されていました!
以前はこの暗がりの中、よく一人や二人でお参りするなぁと感心しましたが、少し安全になった感しれませんね。
宿坊のお坊さんに夜中にお参りしても良いのかと聞いたところ、問題ないとのお返事をもらっとことを思い出しました。

宿坊に泊まっていたら門限や食事の時間もあってタイミングが合うか分からないと思うと民宿に泊まって良かったと思う事の一つとなり、はちはちさんに泊まることで盛りだくさんの一日となりました。

朝の中門


阿の仁王様の飾りはトンボ


吽の仁王様の飾りはセミ


金堂


御影堂


根本大塔


六角経蔵


蛇腹路


金剛峯寺参道


参道の横に桶が並んでいました


参道の淵に杉の葉  風流でした


主殿(本坊)


一の橋


奥の院参道の様子


武田信玄の供養塔 雰囲気がありました


参道の様子②


お化粧地蔵


御廟橋


西塔で坐禅


この景色の前で坐禅する事にしました


貴重な時間をありがとうございました


ごま豆腐の有名な角濱ごまとうふ総本舗さんでお昼①


天ぷらのついた龍神うどんをいただきました


善女龍王社のある蓮池で蝶々


ライトアップされた大門


大門からの夕日


奥の院へのナイトウォークへ


ナイトウォークの様子


灯籠が美しいです


夜の蛇腹路


夜の鐘をついていました


動画はこちら:金剛峯寺大塔の鐘










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歩き遍路 高野山 2巡目 2023 高野山にむけて3日目

2024年10月22日 | お遍路好き(ポストリュード)
いよいよ高野山に向けて慈尊院から180町石をたどって高野山に向かいます。
南海鉄道のHPにあった世界遺産高野山町石道を参考にしました。
そこにはイラストで描かれたマップをPDFでダウンロードする事が出来るのですが、その癒されるマップを見ながら進みました。
この可愛らしいマップは意外に大変では無く行けてしまうのでは??と思わせるようなマップでした💦

朝食を断った事もあり、お家の人を起こさないように抜き足差し足で出て行こうとすると、女将さんが出てこられました。
ありがとうございますと宿泊のお礼をすると、180町石の麓の慈尊院まで送ってくださると言って下さいました。
およそ3km、何度もグーグルマップでシュミレーションをしていましたが、「お大師様が乗ってきな!」と言ってる論でお願いする事にしました。
約45分猶予が生まれました。

女人高野である慈尊院をゆっくりお参りしました。
ほぼ歩きの時はいろいろ初めてだったのでドキドキしながら、オドオドしながらお参りしたのを覚えています。
お経もマナーも経験した今は落ち着いてお参りする事が出来ました。
慈尊院は女人高野で空海のお母さんがいたお寺です。空海さんがお母さんに会う為にこの180町石の道を降りて来ていたという道との事でした。

慈尊院の境内から丹生官省符神社への鳥居があります。その手前に記念すべき180町石があります。
めちゃめちゃ写真を撮りました💦
神社もゆっくりとお参りしました。境内にはこの神社の神様「狩場明神」と「空海」の出会いの絵などもありました。
狩場明神が従えていた2頭の犬を放ち空海を高野山へと導いたそうです。
お参りして色々と写真を撮っていると神主さんか管理の方がお掃除をしていたので、この先のルートの入口の確認をすると、
高野山がある山を教えて下さり、それをバックに写真を撮って下さいました。 ありがとうございます♪

境内を出ると直ぐに179町石が現れます。いよいよスタート!!
しばらくコンクリ―トの道が続きます。町石は道の真横だけでなく、崖の上の方にあったり均一では無く様々な位置になりました。
迷いそうな場所には道標看板があり、「大門」への道標が標されていました。

天気は午後に雨が上がる予報で、たまに雨がぱらつく感じを進みました。
町石道には多くの見どころスポットもあり、楽しく進むことが出来ました。

二つ鳥居という鳥居が二つ並んでいる印象的なスポットや逸話の残る白蛇と鳥居の場所では白蛇に会えると幸せになるとの言い伝えがあるようでした。
色々なスポットを楽しみつつ進むとワイワイと山の中とは思えない楽しそうに騒ぐ声が聞こえて来ました。
何事???と思いながら進むとそこにはゴルフコースがありました!
私も驚きましたが、突如、森から現れた人影にゴルファも驚いていました( ´艸`)
ゴルフ場の横の道には神田地蔵堂というお堂もありました。

少し晴れてくると温められたせいが霧が出ると幻想的な様子を見ることも出来ました。

可愛らしい絵の地図を片手に進んでいてスポットをチェックしていたのですが、64町石あたりにあるはずの「みまもり地蔵」が見当たりませんでした。。
見過ごしたかな??と引き返してしまったりしましたが結局見つからず諦めて進むことに。実際は、この先の40町石の先にありました。

60町石のあたりで国道に出ます。そこには楽しみにしていた矢立茶屋が現れました。やきもちを楽しみにしていたのに残念ながらお休みでした。
店先にベンチがあったのでしばし休憩。雨も上がっていたのでカッパを脱ごうとしていると、またポツポツ降ってきたので脱ぐことを諦めてさらに進む事にしました。
この先には六地蔵や空海さんが袈裟をかけて休んだと言われる「袈裟掛け石」があり、次の「押上石」というスポットは空海さんのお母さんが清浄結界を超えて高野山に入山しようとしたときに激しい雷雨が襲ったそうです。母思いの空海さんはこの大岩を押し上げて母をかくまったそうです。
この説明文を読んでいると、まるで演出の様に激しい雷がなり響きました。まるでその時にタイムスリップしたかのように感じました。

弘法大師が本当に一緒にいて説明して下さっているかのようです。 同行二人

この先に見つけられなかった「みまもり地蔵」があり、27町石のあたりに「鏡石」があります。この石の角に座って真言を唱えると願いが叶うようです。
いくつかの川の流れを渡り、急な斜面が広がるとその先に大門前の国道であろうガードレールが見えて来ます。
気持ちが逸りますが、それなりの傾斜で大変でした。
大門が見えると知ってはいるもののその大きさに感動しました。
そして、そこにいた観光の方に登って来た事を感心されたり💦交流もありました。
ここでも写真を撮りまくりました💦 時間は16時少し前でした。
1町石を目指して進みます。正式なお参りは次の日にしましたが、すこし境内を歩きお参りをしました。
宿は大門近くのゲストハウスはちはちさんにしました。
とても居心地の良い宿で、ここに宿をとったことで多くの経験を高野山で出来ました。

慈尊院に到着♪


本堂


大師堂


境内の様子


空海さんがお母さんに会いに来ていた様子の絵がありました


慈尊院の境内から丹生官省符神社へ


階段の途中に180町石♪


丹生官省符神社


手水舎には鯉が泳いでいました


本殿


「狩場明神」と「空海」の出会いの絵


神社から高野山方面


神社を出たところに179町石がありました


雰囲気があります


少し高い場所に来ました


道より高い場所に町石があることも


藪の中にあることも💦


大門への道標があり、分かりやすいです


その足元には古い道標


新旧町石 修理されたり、新設されている町石がありました


接待場 弘法大師の石像がありました


前掛けが顔にかぶっていたので直させて頂きました


気持ちの良い町石道 一里


一里の石標もありました(右)


整えられた石道跡がありました


霧が出てきて雰囲気があります


樹々と同化した町石


展望エリアがありました(トイレもあるようです)


そこからの景色


弘法大師が建立した二つ鳥居


白蛇の岩と鳥居


ゴルフ場が現れます


神田地蔵堂が見えて来ました


百町石♪


たまに晴れ間も


幻想的です


国道480号に出ると寄りたかった矢立茶屋が現れます


六地蔵 59町石


袈裟掛け石


袈裟掛け石をくぐると長生きするとのこと(くぐり石ともいう)


押上石 雷が鳴り始めました!


みまもり地蔵(40町石あたり)


美しい基礎構造の橋


もう少し!


ガードレールが見えて来ました!!


もう目の前!!!


大門に到着♪


そこからの景色


大門を潜ると高野の町が見えて来ました


大門を潜ると六町石がありました


最初の交差点に三町石


垣根の向こうに二町石


垣根の向こうに一町石


一町石を確認♪


壇上伽藍の中門に到着!


金堂


二泊したゲストハウスはちはちさん

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歩き遍路 高野山 2巡目 2023 高野山にむけて2日目

2024年10月16日 | お遍路好き(ポストリュード)
本日は、高野山の登山口の一つの慈尊院により近い宿まで進む目標です。

このルートでは2カ所の弘法大師に纏わる井戸を見る事が出来ました。
どちらも大切に管理されている様子でした。
泊まった宿からすぐの場所には花野の弘法井戸がありました。
ここでの逸話は
弘法大師が夏の時期にのどが渇いて水を求めていたが、辺りには水が無いところで、老婆かわざわざ遠くまで水を汲んで来てくれた事に感心し、錫杖を地面に突くと水が湧いてきたというものです。
もう一つはさらに6.5kmほど進んだ場所にありました。この道は大和街道と呼ばれる道のようでした。通りには弘法大師永代常夜燈があります。
その近くにお大師さんの井戸があります。こちらの井戸は庄屋さんの前で水を求められた時に、庄屋さんが「家の水は鉄気が多いけど」といって水を差し出すと、飲みほしたお坊さんはお困りであろうと錫杖でこの場所を突くと不思議と真水になったそうです。
この湧き水は夏は冷たく冬は温かいそうです。日照りであたりの井戸が枯れてもここだけは枯れたことが無い不思議な井戸とありました。
他にもこの様な井戸がある様です。
空海さんがこの辺りを・・高野山が近づいていることを感じる事が出来ました。

この日は18km強の予定で短い距離でしたが、思ったよりも進みが早かったので、寄ってみたかたかつらぎ温泉 八風の湯でお昼と温泉を頂きました。
ここも宿泊施設があり、候補にしていたのですが、高野山への石丁口の慈尊院までは7kmあるので
温泉で寄ることが出来たら寄ってみようと考えていました。

日帰りでも充分に楽しめる施設でした。温泉はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 で色々な浴槽がありました。古民家風の建物やお庭で癒されました。おすすめです♪
そこから4kmほど歩くと本日の宿「かめや旅館」さんに到着しました。
慈尊院までは約3kmで私が探した宿の中では一番近いと思う宿でした。
妙寺駅のすぐそばだったので、ほぼ歩きでも利用しやすいのではないかと思います。
とても明るくやさしい女将さんでゆっくりする事が出来ました。

絵になりそうな道


花野の弘法井戸


常夜燈


弘法大師永代常夜燈(左いせ 右かうやみち)とあります。


大和街道の石標


お大師さんの井戸


鯉幟の季節


紀の川を愛でながら進みます


かつらぎ温泉で休憩をしました


八風の湯の様子


お庭も素敵でした


本日のお宿、かめや旅館さん
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歩き遍路 高野山 2巡目 2023 高野山にむけて1日目

2024年10月09日 | お遍路好き(ポストリュード)
花山温泉
TOCHINO ICHIGOEN

😁最後の方に写真があります😄

徳島から出ているフェリーで和歌山港へ渡り、そこから歩いて高野山まで向かう計画です。
讃岐一国では短いと思ったことと折角の歩き遍路!とことん歩いてみようと考えました。

バスで徳島駅前の6番乗り場からの出発です。約20分ほどで到着しました。
南海フェリーは以前乗った時よりも藍染が飾られていたりオシャレな感じがしました。
いつもの事ながら甲板に出て名残惜しい気持ちで何枚も徳島方向の写真を撮っていました。
今回はゆっくり船内を楽しもうと思い、中に入ると思った以上にお客さんが乗っていて、
「お隣は空いていますか?」と聞いて、どうにか海の見えるカウンター席に座る事が出来ました。
この会話をきっかけに隣の女性とお話を沢山させていただきました。
家族との想いを持って高野山に向かわれるとの事でした。
最後の最後、プロのカメラマンという事も知りました。今回はプライベートとの事でした。
勇気が無くてお名前を聞けませんでした・・。こういう後悔が多い私です。。。
どんな作品を撮る方なのか、作品を見て見たかったです。
和歌山が近くなる頃に和菓子を「お接待」といって渡して下さり、
歩きで高野山に向かうという話をした私に「無理しすぎないでね」と声をかけてくださいました。

また出会いがあり、様々な想いをもって高野山に向かう人がいる事も知りました。

皆さんの多くはこのまま南海鉄道に向かいますが、私は地上へ。
皆さんが乗ったであろう電車を見送り、私もいよいよ出発です♪

素敵な和歌山県庁の建物や和歌山城を横目に進んできました。
さて、港から約7kmの場所に気になる場所を見つけたので寄ってみる事に。
そこは「花山温泉」という場所で、宿泊もできます。
最初は宿泊を考えたのですが、まだまだ進める地点だったので、温泉だけいただくことに♨
外観は昔ながらの温泉宿といった感じでした。玄関を入るいきなり地元の方に声をかけられ、
「とても魅力的な温泉だったので寄りました」と告げると嬉しそうに
「本当にいい温泉だからゆっくりしていき!」といって下さりました。
期待値もさらに上がり、タオルセットも購入してイザ!!
平日の昼間にも関わらず、地元の方で大賑わいでした。
もの凄い濃厚な温泉で経験がないほどのものでした。
大浴場の部分は41度程度でぬるめです。そのお隣に源泉風呂があり、そちらの方が混んでいます。
そして、気が付くと地元らしき方々は源泉と41度のお風呂を交互に入っているのです。
観光客らしき女性が源泉風呂にいこうとすると驚いたように躊躇しています。
すると地元の方が「一度入ってしまえば大丈夫よ」とアドバイス。
私も恐る恐る源泉に手を入れると!熱いのかと思いきや、冷たい!!
源泉は26度とのことでした。しかしこんな濃厚な源泉に入らないでは帰れないと思った私はプールだと思って入ってみました💦
そして地元の方に習って、源泉と41℃の温泉を交互につかり濃厚な温泉を楽しみました。
主に、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分が多く含まれていて、湧出時は透明で空気に触れて茶褐色になるとのこと
「加水なし」「加温なし」「循環ろ過なし」「消毒なし」「添加なし」という「純温泉A」ランクに認定とHPにありました!!!
素晴らしい💗
特筆すべきは飲用も出来る事です!おいしく頂きました♪
たまたま見つけた温泉でしたが、とても有名な温泉のようで、バスタオルも温泉の名入りタオルも返却しようとすると、
「これを置いて行かれる方はいませんよ!是非お持ち帰りください♪」と名入りタオルを渡してくれました。
内心、、荷物を増やしたくは無かったのですが、折角なので頂きました。そしてもちろん家までお持ち帰りました。

さっぱりして元気をもらって軽やかに再スタートです♪
県道を進むと何か徳島の遍路道を歩いている気分になります。田畑のひらけた感じと山なみが似ていると感じました。

歩いてみないと分からない!

途中イチゴ農園さんのアンテナショップがあり、沢山の女性で賑わっているので人気店??かなと思い私も立ち寄ることに
いちご一色の可愛い店内でした🍓みなさんクレープを購入されていましたが、私はスムージーを頂きました♪
温泉に引続き濃厚で美味しかったです💗

旧遍路道は分からなかったので、グーグルマップを利用して進んで行くと「川端王子」跡とある社を見つけ歩いている道が熊野古道であることを知ります。
一度は熊野古道を通って熊野に行ってみたいという夢があるのですが、ちょっとだけ歩けた様です。
途中、お遍路の道標シールも見かけてちょっと嬉しくなり元気になりました。今思うと熊野古道の道標だったのかもしれません。この辺りでは、挨拶するとみなさん挨拶を返してくれました。
さらに高野山、伊勢への大きな石標をみつけたり、遍路気分再びでした。
そんな道標に導かれながら進んで行くと、漆屋さんがあり、私が学生の頃の先生が漆の専門作家さんだった事もあり、親しみを感じて見ていると
旦那さんがいらしたので挨拶をしました。
何処に行くのか聞かれたので、高野山まで歩いて向かっている事伝えると、そんな人を2,30年まえに見かけたことはあるけど、今は珍しいと言ってくれました。
すると、ちょっとおいでと言われて玄関の方へ・・・。すると奥さんを呼んでいました。
庭から何事??と出てきた奥さんが私を見つけて、「なんの御用ですか??」と・・。
そりゃそうですよね。安全な日本といっても気をつけないといけない事が多い世の中です。
私も呼ばれてついてきただけなのであたふたしていると、缶コーヒーやエナジードリンクを両手いっぱいに玄関を出てきて私に渡してきました。
え?こんなに??と・・それは申し訳ないとあたふたしていると、
奥さんが「こんなに迷惑よねー」とフォロー
旦那さんが「高野山まで行くんだから!」と言って私の手に渡しました。
奥さんも状況を把握したらしく、あーそうなのね。。といった感じになりました。

まさかのお接待でした。お接待文化がこの高野山への道にも残っているとは驚きでした。

ありがたく頂くしかありません。。すぐさまエナジードリンクを一本頂きました。
本日の宿まであと少しでしたが、ヘトヘトだったので元気を頂きました。ありがとうございました!

初日から色々ありました!!

この日の宿は畑と住宅地に急に現れたようなビジネスホテルです♪
最近建てられたようですが、ありがたい場所にありました。

南海フェリー


四国から離れていきます


海を見ながら朝食(お気に入りのすだちサイダーとともに)


船内に飾られた藍染


お話をした女性からのお接待💗


この橋を見ると和歌山港に着いたと感じます♪


素敵な和歌山県庁


和歌山城を横目に進みます。


お城を模した信号機の制御盤


オブジェな遊具が見えました。なかなか急な滑り台のような??


濃厚な花山温泉


浴場も掃除しきれない湯の花でいっぱいでしたが、それらを展示していました。


それを使った工芸品もありました!


大谷さんのサインもあったりして


自噴している炭酸泉が流れています!


飲泉コーナーもありました♪


徳島を歩いているような錯覚になる山並みの景色


沢山の女性で賑わっていた🍓ショップ


スムージ―を頂きました。美味しかった♪


熊野古道にあった川端王子跡


熊野古道を実感♪


熊野古道の道標?がありました。


徳島に似た風景


石標がありました


オシャレな昭和なデザイン


沢山のお接待をありがとうございます!


鯉幟いっぱいの郵便局


ふくろうさんもいっぱい!!


住宅地と畑の中にドンと建っていた本日の宿
コメント
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