MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

ほぼ歩き遍路 50番札所⑰ 2017

2018年08月31日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
50番札所 繁多寺

ほぼ平坦で2kmほど歩くと到着です。
途中、駐車場待ちで並ぶほど賑わっていてオシャレな感じの温泉施設(東道後の そらともり)があり、
寄ってみたい気持ちになりました。
しかしながら、この日はまだ2ヶ所お参りする予定で宿までは5、6kmはあったので、横目にしながら通り過ぎました。
日帰り施設のオーバーナイトや宿泊施設もあるようです。
巡拝の流れに寄っては利用を考えても良いなと思います。

そこから少し進むと、あれ??ここ通っていいの?と思う道があったのですが、明らかにおへんろみちを標していたので通ってみました。
普通に車道を行っても大丈夫なのですが、少しだけ近道になります。
基本的には平坦で、最後気持ち上り坂といった程度だったのですが、高台で遠くの方に松山城が見えて景色の良い場所でした。

境内はツアーのお遍路さんで賑わっていました。
そんな中に今日のお遍路中に何度かお見かけしている年配のご夫婦を見かけました。
当たり前といえば当たり前なのですが、車で移動した時は車のお遍路さんと何度と無く同じタイミングで会うことになっていたので、
ここから先はこのご夫婦と一緒なのかな??などと考えていました。
お参りを終えてふと見るとお互いを撮りあっている様子だったので、
「シャッター押しましょうか?」と言うと
嬉しそうに「そうですか?」とカメラを渡されました。
今は自撮りの時代、そういえば昔はこういうのも旅ならではの交流だったなと思い出しました。

山門には仁王様の姿はなく、お屋敷の門のようでした。資料によれば高麗門というそうです。
上から見ると屋根がコの字型になっているのが特徴とのことです。
門をくぐると大きな空間が広がっていて、その向こう正面に本堂が堂々と建っていて迎えてくれます。

このお寺の鐘楼堂の天井も鮮やかで華やかな花天井になっていました。
47番札所の八坂寺の鐘楼堂もそうでしたが、ここも鐘を打つ棒(橦木(しゅもく)がシュロで出来ていました。
柔らかい良い音になるのだとか。

境内の写真を撮ったり、先程のご夫婦からは遅れて出発しましたが、
のんびり楽しみながら歩いているご夫婦に追いついてしまいました。
「お先に♪」と一言かけて先を急ぎました。

ちょっと近道お遍路さんロード


高麗門という独特な様式


境内の様子


花天井の美しい鐘楼堂(橦木がシュロ)


遠くに松山城を望めました

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ほぼ歩き遍路 49番札所⑰ 2017

2018年08月29日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
49番札所 浄土寺

西林寺から3kmほどの道のりです。
途中オレンジ色がトレードマーク?の伊予鉄さんの電車が走ってきて思わず撮鉄になり写真をとってみたりしました。
踏切を渡るとすぐそこです。

このお寺では仁王門の仁王様がすごい迫力で怖い!という印象が残っています。
境内はお参りの方も多くいらしていましたが、整然としていて静寂さがありました。
本堂が堂々としていて印象深かったです。中には村人から慕われた空也上人の像が安置されているそうです。

納経所は四っ足門をくぐった先にあります。
いくつかの場所で納経所に向うのに門を潜ることがありましたが、何度と無く少し空気が変わるような感じがしました。
納経所への道の途中では美しく咲く桜と七福神の石像が迎えてくれました。
3月でも楽しめる桜は沢山ありますね。

御朱印を頂き、仁王門を出るととその横に仏足石がありました。
仁王様の迫力に気を取られていたので入るときには気が付きませんでした。。
こちらは浄瑠璃寺とは違い囲いがあって上がることは出来ないようでした。


撮鉄♪伊予鉄♪♪


迫力のある仁王様


境内の様子


四っ足門


桜と七福神が迎えてくれました


桜は老木なのか味わいがありました


仁王門を出たところにあった仏足石






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ほぼ歩き遍路 48番札所⑰ 2017

2018年08月29日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
48番札所 西林寺

歩き始めるとすぐに分かれ道があって新しい感じだけど古い感じの石標が道を標してくれていて分かりやすかったです。
この石標が無かったらきっと太い道の方をずんずん進んでいたような気がします。
ほどなくお寺の山門が遠くに見えてきます。
手前に「大師堂 四国八十八ヶ所」とある石標が立つお堂があって少し迷うもよく見ると「番外」とありました。
せっかくなので拝んでから西林寺へ
石橋を渡った先に仁王門があります。この石橋を流れる小川や一帯に流れる清流には大師の逸話ありました。
日照り続きの時に水を求めた大師の為に遠くまで行って汲んできた農夫の心に報いようと
杖を突き立て清水が湧き出したということです。
他にも、仁王門は川の土手よりも低い位置にあることから罪人が門をくぐると無間地獄に落ちるという言い伝えがあります。
確かにこのお寺に着いた時に高低差に違和感があり不思議な感覚になりました。

お参りをした後、御朱印をいただくために納経所に行くとその前に大きな美しい鯉が泳ぐ池がありました。
本当に綺麗な清水です!!
そしてそこにはひとつだけお願いをお願いを叶えてくれる「一願地蔵」さまが座っておられました。
お地蔵様の前にはコンクリート製の太鼓橋があってそばまで行けそうだったのですが、
私の体重を支えてくれるか(^^;)不安を感じたので橋の手前から拝みました。。。

近くにその謂れとなった杖の淵という公園があるようです。
お時間がある方は是非!私も次の機会に寄ってみたいです。

古い感じだけど新しい石標♪分かりやすかったです。


太鼓橋を渡って仁王門へ


境内の様子


一願地蔵




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ほぼ歩き遍路 別格九番~番外札始大師堂⑰ 2017

2018年08月27日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
別格霊場九番 文殊院
番外札始大師堂 小村大師堂 納経は大蓮寺

47番札所から48番札所の間には2ヶ所、別格と番外がありました。
どちらもお遍路の起源となった衛門三郎に縁のあるお寺でした。
不勉強でお遍路さん道標に従って歩いたら出くわした。。。といった感じでしたが。。。

まず最初に表れたのは四国別格二十霊場の文殊院です。
ここは、お遍路の起源となった衛門三郎の子ども達の供養と悪因縁切の御修法を行われたところとのこと。
このお寺は文殊菩薩さまに導かれた空海が留まった事から文殊院という名になったそうで勉学向上の祈願が出来るようです。
知らなかったので通り過ぎようとした時に大きな大師さまの石像が見えて気が付きました。

御朱印もいただいて次へ進みます♪

可愛い猫ちゃん出会ったり、のどかな道を進んでいくとまた
「四国霊場 札始大師堂」との立派な文字のお寺が目に入りました。
ん??ここも別格?
少し近づいて湿気でしおしおになった説明文を読みました。
衛門三郎が大師に詫びたいと思って追ってきて大師の像があるのを見て会いたいと思って一夜を明かし、
自分が来た目印に木札を置いて跡を追って旅に出たという。
お遍路の始まりのお寺でした。四国番外霊場とのこと。

ここから出発したのかぁと感慨深くなりました。
お遍路頑張っている身としてはありがたいお寺でした。
しかし。。勉強不足だったので、しまっている戸を開けて中に入って良いとは知らず。
拝んだ後、すぐに出発してしまいました。
お堂の中にはその大師の像があったようでした。拝見したかった。。。
納経の御朱印を頂きたい場合は近くにある大蓮寺でいただけるようです。

私は不勉強だったので、御朱印はいただけませんでした。

この文字で気が付きました。


途中で見かけた猫


綺麗な松と碑がありました。


しおしおの説明





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ほぼ歩き遍路 47番札所⑰ 2017

2018年08月24日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
47番札所 八坂寺

ひとりになって調子がくるったのか、なぜかこのお寺の境内の様子などの写真がなくて今更びっくりしています。。

山門に太鼓橋が架かっている感じに屋根もかかっていて珍しいお寺でした。
46番札所の浄瑠璃寺からは1kmも無く、舗装された道路を進みます。

お経を唱える時に「十善戒」というお遍路さんの掟的なものも3回繰り返して唱えるのですが、
その意味や考え方が綺麗な看板に説明されいました。
なんとなくは分かっていましたが、改めて読んでなるほどと思いました。

このお寺では「極楽往生通行手形」というものを発行していて、十善戒の教えを守る誓いをするのだそうです。
そしてその手形をお棺の中に入れてもらい荼毘にふしてもらうとのこと。。。

用意するのはまだちょっとまだ早いかな。微妙な気持ち。

本堂と大師堂の間に「閻魔堂」があり、ここで誓いをするようです。
さらにその脇には「地獄の途」と「極楽の途」がありました。
中には極楽には美しい浄土が、地獄には餓鬼道などが描かれています。

どちらから通るか!

やっぱり苦あれば楽あり派の私は地獄道から!
足元は尖った石がゴツゴツと敷き詰められています!!
裸足だったら無理かも。。
逆に極楽は丸い石。こちらも裸足だったら駄目だったかな(^^;)
他にも「万躰阿彌陀佛」という沢山の阿弥陀仏が並ぶ空間もありました!

特筆すべきは境内ではなくて駐車場にある「いやさか不動尊」!
山の景色を背景に堂々と立つ石像があり、駐車場かと思いきや中央に囲われた神聖そうな場所に黒い炭の道が。。。
これは火渡りの修行後??
先程の地獄の途も無理ですけど。。これはもっと無理だとあれこれ考えてしまいました。

見るのも無理かも。。。。

良い写真は無かったけど色々あったお寺でした。



鐘楼堂の天井は花天井でした♪


十善戒の看板


閻魔堂(ここで十善戒を誓います)


地獄の途


いやさか不動尊(手前の火渡り跡ですよね??)




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