MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

ほぼ歩き遍路 四国別格八番⑯ 2017

2018年08月16日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
四国別格八番 十夜ヶ橋

お遍路さんの掟で「橋を渡る時に杖をついてはいけない」というのがあります。
最初の頃は知っていても何度か突いてしまった橋もありました。。
その謂れの元となった橋がここ十夜ヶ橋です。

お寺でお参りした後、その場所へ向かいました。
今は近代的なコンクリートの橋です。
この橋の下にこんな場所があるなんて知らないで車で渡っていただろうなと思います。
既に知らずに渡っていたかも。。。

橋の下へと向うとそこに空海さんが寝ている姿を彫刻した碑となにやら布団が積まれた石の箱が。。。
近づいて見てみると空海さんが寝ている像の上に何枚ものお布団がかけられています。
献身的な信者さんが掛けたのだと思いますが。。。
ちょっと苦しそう。。
後々出会う旅館のご主人もこの場所に来た時は、「苦しそうだからお布団はいであげるの」と言っていました。
本当か冗談かはわかりませんが(^^;) 

ここは四国別格二十の八番のお寺です。
今回は廻っていませんが、所々で見かけました。

88ヶ所+20ヶ所=108ヶ所

煩悩の数になります。いつか別格二十霊場にも足を運んでみたいです。

ちょうどお昼も近かったので道の駅 小田の郷せせらぎに立ち寄りました。
そこに「かじか亭」という食事処があり、「たらいうどん」なるものを食べました。
大洲城の殿様が小田に来た時に出されたこのうどんが美味しかったので何かと尋ねたら
「手打ち(うどん)でございます」と答えたらしいのです。
城に帰った殿様がこのうどんを食べたくなって「手打ちじゃ、手打ちじゃ」と言ったらしく、
家来が勘違いして青ざめたという逸話が残っているそうです。

こしのないうどん♪
私はけっこう好きなのです(^^)v
美味しかった。ご賞味あれ!

こんな感じで橋の下にあります。


苦しそうな空海さん


道の駅 小田の郷せせらぎ


かじか亭(川を見ながらの外のテーブルもあるようでした)


たらいうどん



7月の大雨で被害を受けたそうです。
別格二十霊場の公式サイトで知りました。
一日も早く元の様になることをお祈りするばかりです。
お寺からのお知らせが見られるサイトはこちら


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ほぼ歩き遍路 43番札所⑯ 2017

2018年08月16日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
43番札所 明石寺

宇和島から約20km強の場所にあります。
ほぼ歩きなら42番札所から11kmの道のりです。

赤瓦が印象的で建築でした。
建築的に素晴らしいと感じる本堂で細部を何枚も写真に残していました。
本堂だけだはなく鐘楼堂の屋根も美しくカーブを描き素晴らしかったです。
このカーブは「軒反り」といいで屋根の中心から反っているものを「総反り」といいます。
長く伸びる軒が下がらないようにする形とのこと、軽く見せる効果もあるようです。

向拝に施された彫りものも素晴らしかったです。
神社仏閣建築の魅力のひとつで、しばし見とれていました。

このお寺での見どころは「しあわせ観音像」と「弘法井戸」です。
残念ながら、後者には気づきませんでした。
仁王門の手前で脇に入っていくと弘法大師の石像があり、その前にあるそうです。

さて、ここから44番札所までは約85kmあります。歩きなら2泊は必要になる場所です。
ほぼ歩きなら電車を利用したと思います。
車で移動の私は、通過地点でもある旦那さんが行きたかった「臥龍山荘」を目指しました。
大洲市にあります。
機会があって以前に訪れていたのですが、川から不老庵の写真をもう一度撮りたいとのことでした。
なかなかコンパクトカメラではかっこよく撮れませんでした。
旦那さんは一眼で撮りまくり、納得したようで、次に向かいました。

山門からみごとです


赤瓦が印象的です


美しい構造と意匠


鐘楼堂も美しかった


しあわせ観音さまには出会えました


川面に映る不老庵(臥龍山荘)

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