昨夜の雷鳴と大強風
老いた家の悲鳴に寝付けず眠れず
ひやりと沁みる空気の朝
一の橋、今日もカワセミ妹ちゃんはいない
日の出を待ちながら
振り返り振り返り西へ歩く
二の橋で燃え立つ東の空
三の橋で粛々と神々しい朝陽
堰に戻るとカワセミ兄くん
座り込んで一緒に川面を見ていたら
「毎日いるね~ 待ち合わせでもしてるの?」
と笑いながら絵描きオジサン
「そうなんですよ~」
とでれでれの私
やがて川に飛び込んで魚をゲット
ぱしっぱしっと岸壁に打ち付けて
あっという間に食べてしまった
帰り道
人道橋の下を下流からカワセミ妹ちゃん
桜の木を渡りながら飛んで行った