カワセミくんとふたりぼっちのイブ

追いつ追われつ
カワセミくんと連れ歩き
この醍醐味を得るためなら
吹きすさぶ強風なんのその！
とはいえあまりの風の勢いに
自転車は無理と判断
短縮フルコース徒歩

西空に煌々と真白い月
東空には朝焼けも負けず鮮やか
先ずはお月様とお日様連れ歩き

川には誰もいない

一の橋の真下がガヤガヤと騒がしい
カルガモがぎゅうぎゅう詰め
カイツブリやバンまで・・
風よけしてるの？
連れ歩きの誘いは丁重に断られた
軟弱者たちめ、ぷんぷん

二の橋の手前のいつもの枝
孤高のカワセミシルエット
あら、またここなの？
なんて口が裂けても言わない 笑
ふたりぽっちの連れ歩きで三の橋へ
途中の堰のいつもの石段でひと休み
ここ撮り難いんだよねぇ
ちょっとだけ右にずれてよ
なんて不遜なことも言わない言わない

こうして毎朝、隼人堀川のカワセミくんと
苦楽を共にしていると（してないしてない）
その独立独歩の生き方、協調性のなさ
それゆえの健気さに胸を打たれる
もしかしたらここまで惹かれる所以は
美しさを越えてそこにあるのかも