極寒の朝

「あの神社、学問の神様だっけ？」
「夜泣きの神様だけど、それが？」
「・・・・」
「いいのいいの、気は心なんだから！」

そんな訳で６時４０分
昨日とはまた違う緊張感を握り締め
あの膨大な雪が凍った道の先を目指す

覚悟を決めてそろりそろり
ひと足に力を込めて土手まで歩く

なんて親孝行なカワちゃん
川に着いてすぐ傍のクルミの木
昨日と同じ場所にいたね～待ってた？
１０メートル程の距離を行ったり来たり
私もよちよち歩きで追っかけ
余程お腹が空いているのか
目の前に私がいても声掛けしてもお構いなし
２人だけの世界を１時間も楽しんで心はほっかほか

神社さんに願掛けお参りをして
バリバリに凍った道をゆっくりと帰った