箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

出る月を待つ

2020年08月29日 19時06分00秒 | 教育・子育てあれこれ

江戸時代中期の中根東里が次の言葉を残しています。


「出る月を待つべし、散る花を追うことなかれ」


花とは桜と解釈できます。

 

散りゆく花を悲しんでも仕方ありません。それよりも、これから出てくるきれいな月を鑑賞しょう。


こんな意味だと思います。

 

 人の温かさが伝わってくるようです。

 

出てくる太陽の光を待つのではなく、月を待つというのがエネルギッシュではない、穏やかなやさしさに包まれます。

 

「月」は「ツキ」(=幸運)に掛けているのかもしれません。


ギラギラした熱意でなく、自然の流れを待つというマイルドなメッセージを感じます。

 

人生を生きる心持ちとしてとてもステキだと思います。


生きる礎(礎)にしたいものです。



1 コメント

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鉄道趣味界隈には (舶匝(@online_checker))
2020-08-29 19:48:26
珍しい車両を撮影できる人が、います。
そのうちの一人曰く
「狙って引けるものではありませんが、当たる時はネタ(珍しい車両)がやってくるものです」
と。
これも、
月、もとい、ツキの本質を突いている、と思います。
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