長年の教職経験と今の子どもの現状から、わたしは公立学校の学校教育の使命とは、
簡単に言えば「どの子にも、どんな家庭の子にも、等しく、公平に人間形成を支援することおよび学力向上をはかること」だと考えます。
人間形成とは、個人としての自立をめざすことと社会性を育てることです。
いろいろな子どもが学校にはいます。そのなかで、「優秀」でなくても、集団のなかで居場所をもち、どんな子でも活躍できる学校であってほしいのです。
その学校の実現のために、どんな子にも寄り添え、多面的で多角的な多様性に応じることのできる教師が、いま求められていると考えています。