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箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

若いエネルギーを蓄えた

2018年08月27日 11時47分05秒 | 教育・子育てあれこれ



2学期開始にあたり、校舎内は、久しぶりに生徒の声が響いています。

やはり、生徒がたくさんいてこそ、学校らしいものです。

本日8:50より、体育館で始業式を行いました。

最初に、新しく着任した教職員の紹介をしました。詳しくは、本日配付の全校生徒保護者向けの文書「1年担当者の変更について」の文書をご覧ください。

次に、私からの式辞を伝えました。

以下の内容です。

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みなさん、お帰りなさい。

1年生は、中学生らしくなりました。

3年生は、部活を引退した人が多く、これからの学校行事、学習に励んでほしいと思います。

2年生は、部活運営の中心となり、今後の活躍に期待します。


今日は、2学期こ最初にあたり、みなさんに、こんな学校生活を送ってでほしいという話をします。

『ドラえもん』の数ある作品のなかでも、人気がとくにあり、短編映画にもなった『のび太の結婚前夜』という作品があります。

そこなかで、未来のしずかちゃんが、明日にのび太との結婚を控え、お父さんの部屋に行く場面が出てきます。

しずかちゃんは、お父さんに「わたし、不安なの。のび太くんとうまくやっていけかしら?」と打ち明けます。

お父さんは、娘にこんな言葉を送りました。

「やれるとも。のび太くんを信じなさい。のび太くんを選んだあなたの判断は正しかったと思うよ。
あの青年は、人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それが人間にとって大事なことだからね。彼なら、まちがいなく、あなたをしあわせにしてくれると信じているよ」

人のしあわせをを願い、人の不幸を悲しむことが、藤子・不二雄先生が『ドラえもん』を読む子どもたちに、もっとも伝えたかったことではないでしょうか。

三中の先生も、生徒のしあわせを願い、生徒の不幸を悲しむ人でありたいし、みなさんも、友だちのしあわせを願い、友だちの不幸を悲しむ人になってほしいと、願っています。

充実した2学期を過ごしてください。

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生徒たちが、顔をあげ、話を真剣に聴いてくれます。

中学生のまなざしは、生き生きとして、活気に満ちています。

そのまなざしに触れると、私は全校生徒から、若い子のエネルギーを吸収して、フル充電しました。

そのあとは、夏の部活の表彰伝達と安田先生の話をして、式が終わりました。