勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

原発の輸出。

2014年05月28日 | Weblog
【ゲンダイWEBより】「安倍首相の原発政策は親日国家との関係も壊しそう」と出ていたので何のことやらと読んでみると親日国家で知られるトルコの事でした。

「トルコ反原発同盟」が日本・トルコ原子力協定の撤回を求めるレターを作成。日本のNGO団体を通じ、参院外務・防衛委員会委員の国会議員21人に送付した。レターでは、国民の多数が原発・核兵器に反対していると強調。

「地震国のトルコに建設される予定の原発の安全性を確保することは、トルコ政府だけでなく日本政府の責任でもある」と、きっぱり言い切られています。また、トルコ原子力委員会は「チェルノブイリ原発事故の際に、国民の健康と安全を守るための十分な措置を取らなかった結果、チェルノブイリ事故に起因する癌がトルコの若い世代の間で増加してる」と訴えているとのこと。

トルコとは昨年5月に原発4基を建設するための協定を安倍政権は結んでいる。たしか自民党政権になる前から安倍総理は「安全性を確保できるという前提で原発技術を世界に輸出したい」と言っていたが、安全性確保に疑問符が付くのでほとんどの日本の原発が止まっている状況を解っていながら地震国トルコに売り込むとは・・・

世界有数の親日国トルコの国民を敵に回した原発売り込みは、「他人の気持ちを思いやる」日本人感覚と逆行しているのは明らかで日本人の一人として恥ずかしく思います。

先日の関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県)の運転再開差し止めを命じた福井地裁判決について、「ゼロリスクを求める考え方は科学技術に対する裁判所の判断として不適切だ」と日本原子力学会が批判し、当の関西電力八木誠社長はこの差し止めを受けて「政府が了承すれば、控訴審の判決が出る前でも再稼働させる」と記者会見でのたまう。

福島県双葉町の井戸川元町長の『美味しんぼ』問題の時も感じたが・・・「何かが違う」

これが“日本の心”か?

本当にこれでいいのか?・・・




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