metch Happy days

クリスチャンで、韓国で神学を学んでいるめっちの毎日の成長をつづるブログ

いのち

2009-04-06 16:34:40 | 家族の話
こんにちは~。

韓国にも春がやってきました。
日曜ごとに礼拝をささげに行っているカンナム教会は、私たちが1月10日に
結婚式を挙げた教会です。あの日は寒くて、来てくれた親族たちも寒さに
凍えていましたが、昨日礼拝に行ったら街路樹が細い種類の桜なのですが
お花が咲いていました。

日本で見るような大木の桜はこの辺にはありませんが、気候が似ていることで
春を思わせてくれる大事な風景です。

木も生きているのね、とうれしく感じます。

スギ花粉はぜんぜんうれしくないのに、桜はうれしいです。


知っているお姉さんが出産してお母さんになったり、身近でお付き合いがある
方も最近出産されて三人目で始めての女の子を授かったり。
私の周りには命があふれています。

我が家にいつ赤ちゃんが来るのかは分かりませんが、結婚して赤ちゃんを
生める環境が与えられたって、まだ赤ちゃんが来ていなくても幸せな
ことですね。

友達も結構多くの人たちが妊娠と出産を経験しています。

女性として、その体の変化がどんなだったのかを考えると、正直怖い思いが
先立ったりもします。
体力に自身の無い私は、気分だけは幸せを想像しますが、実際の妊娠は
大変だろうなぁーと考えてしまいますね。

サルトルという哲学者が現代人のことを、自由と言うのろいに縛られている
と言ったと聞きました。

結婚前に子供を授かって育てて幸せな家庭を築く人もいっぱい見ましたが、
そうじゃないケースもいっぱいあると言うことを改めて、つらい思いで考え
ます。

私が日本語を教えに行っているあるご婦人は、結婚してから10年間の
不妊に苦しみ、病院通いをして、ようやく双子を出産したそうです。
だからその方は、先生も早く^^っていつもおすすめしてくれます。

以来、赤ちゃんのことをちょっと考える機会が増えました。

自分の思い通りに子供がほしいときに簡単に妊娠できるとは限らない、
この大切な命の問題について、自分の都合や、経済的なことや環境や、
または何か優先したい欲望などで先延ばしにし続けたとして、後で
いつでも赤ちゃんがやってくるとは限らないんだよね…と。

私たち家族にとって大事な事、幸せなことであり、親たちにとっても
大変な喜びになることだから、良く祈って考えていかなければいけないなと
改めて感じさせることでした。
神様のゆるして下さっている時間を、自分勝手な心配や計画や考えだけで
先送りにしていたら、それはよくないことかも。。
赤ちゃんに最善の環境を用意してあげることは、大事なことですけどね。
でも、もしいのちが送られてきたら、それは私たち夫婦への神様からのOK
ですよね。ここに信仰をもって進む勇気が要求される・・・。

また、その日本語の生徒さんがおっしゃることは、韓国は血筋を大事にするため、
男の子じゃなければ堕胎をしたり、障害児だったらおろしたりということが
行われるケースがあると言う話も、頭がクラクラするくらいショックでした。

私は女の子として生きてきて、とっても幸せだったし、今も女性として
幸福真っ只中なのに…女の子だったら要らないなんて。
そのまま殺されてしまった、小さな私の姉妹のように思える命たちに対して
本当に胸が痛みました。

自由に何でもできること、
法的に何にもひっかからないからしてもいいのか。
自由という呪いに自分も縛られている意識がないかどうか?

この中絶問題だけではなく、私も見えないところで何かを殺したり、
誰にも気づかれない罪を犯している可能性もあるということを、
今一度考えます。

とにかく何にしても、神様が私を女性としてこの世に、この両親の元に
この家庭に生まれさせてくださったことに感謝しますし、おなかの中で
大事に育ててくれた母にありがとうと言いたいです。

体がつらかったり気持ち悪かったりする10ヶ月を乗り越えて生んでくれた
ということと、無事に生まれてこられたこのことは、赤ちゃんができたから
生んだという偶然や、当たり前のことではなくて、本当にスペシャルだったんだ、
特別なことだったんだと思えるから感謝です。

価値のある命なのに、愛を受けることができないで育つ人もいることを
聞いたり見たりして知っていますが、その悲しみ、私には理解することが
できないかもしれないけれど、でもそれでも、価値があるいのちだという
ことを知ってほしいです。

そういうことを伝えられる人間になれるよう、そういうことを伝えられる
心を持てるようにがんばります。

今週は受難週ですね。
イエス様の十字架と復活のいのちあふれる奇跡を味わう一週間になりますように。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (こめんと)
2009-04-06 20:30:30
단신은 사랑받기 위해 태어난 사람


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・・・ (トッポッキ)
2009-04-07 00:51:05
私も婚期が遅かったので、早く赤ちゃんを産まないとって思っていますが、なかなかうまくいきません。私より後に結婚した弟夫婦に子どもができて何だかすごいプレッシャーで・・少し精神的におかしくなりまして・・ 友達などの出産は素直に喜べたのに、身内のおめでたいことに素直に喜べない自分がいました。ま・・母に あんたのところは晩婚やから子どもは諦めたほうがいい。 って言われたのもあるのですが・・ でも本当に精神的に辛いです。こんな状態だからこそ、コウノトリもやってこないんですよね。 でもこんな気持ちになったのは初めてです。何だか自分が惨めになってきまして・・旦那は全く気にしてませんでしたがね。男と女とは考え方が違うし気持ちの持ちようも違うからなんでしょうが・・
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生まれてきてくれてありがとう (おきよ)
2009-04-07 17:24:25
最近日本人会館の図書室で、雅子様のことを書いた本を借りた。愛子様が生まれたときの記者会見で、「生まれてきてくれてありがとう、という感謝の気持ちでいっぱいです。」ということを涙ながらにおっしゃったそう。
生まれてくる赤ちゃんに感謝するという気持ち、普通は、お産の不安や、苦しみなどで、自分中心になってしまい、忘れてしまう。本当に、生まれてきてくれる、わたしに生まれてくれる、というのは、深い意味があり感謝なんだ。雅子様の愛子様に対する愛情が伝わる言葉ですね。当たり前でないことなのだ、ということです。人間のちっぽけな計画でない、主の御計画によることなのでしょう。小さい子供たちにまとわりつかれ、育児に疲れて、いらいらしていた昔の自分、情けなく思います。ごめんなさい。子供達。よく私を許して母として受け入れてくれました。感謝!
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こめんとさま (metch)
2009-04-08 22:24:23
그래서 나는 사랑하기위해서 살아갑니다.
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トッポッキオンニへ (metch)
2009-04-08 22:30:44
こんにちは~
なんか、私たち女性って本当にデリケートな存在ですよね。私の場合、簡単に感動したり、感受性が豊かとはよく言われますが、傷つくことも、憂鬱になることも頻繁です。
特に、自分ひとりでどうにもできないことだし、喜びも、みんなの喜びになる分、プレッシャーもひとしおですよね。

あぁ。。。
なんか、分かりますTT
私もお姉さんの励ましになれるならと思います。

出産もですけど、結婚も一人でできないものである分、すごいストレス感じるケース多いですよね。韓国に来てから老処女って言葉なんど聞いたことか。

一人でできないこと、そして、いのちは神様の手の中にあることですから…、
いったん、幸せな結婚をするように導かれたお姉さんですから、子供のことよりまずはだんなさんとの生活をエンジョイするくらいの気持ちで居てはどうでしょう。
私も同じですよ。
まず主人との生活と、お互い分かり合うことと愛し合うこと、我慢しあうことやそのような一つ一つの積み重ねに今は努めます。
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おきよさま (metch)
2009-04-08 22:37:17
ほんとに素晴らしいことなんだねぇ 親になるって感動だし、感謝なことなのに、いらいらしちゃう気持ちとかも、それなりに想像もつく。

こないだも市場で、疲れて帰ろうとしているお母さんに、猛スピードでかけていく息子。あんな子供と毎日一緒なんだから、わめきたくなる気持ちも分かる。。。!

雅子様も、実際に会ったこと無いからどんな方か分からないけど、ストレスが多いように見えますよね。男子を産め!とかあるんだろうかと考えると、この世の人間の「自由」勝手なシステムと考えの中で大変な思いをしているんだろうなと察せられる。

だけど、皇室のあれこれにはそんなに深い関心は無いながら、あのご夫婦ははじめから結構好印象で素敵な方達だと思いました。

雅子さんをお守りします、という皇太子様の発言もすばらしかったし、その言葉にたがわず結婚してからも守っていらっしゃるように目に見える発言を聞くと、私もうれしいです。
陛下のご誠実な人柄、という言葉も雅子さま使っておられたようだったけど、それもその言葉どおり。

夫婦お互いに褒めあって、尊敬しあって、子供の命をいつくしんでいるのかしら。

想像に過ぎないけれど、いいご夫婦ですね^^
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