70年、伊。ベルトルッチ監督。
こちらが「暗殺の森」より先に撮っているよう。
ボルヘスの短編が原作。見ているがあまり記憶にない。
カメラは同じくストラーロ。Aヴァリ。
ファシストによって暗殺された父の死の真相を探る
息子の物語。
タイトル通り、オペラが流れたと思う。
舞台は北イタリア。レジスタンス、ファシストが登場。
70年、伊。ベルトルッチ監督。
こちらが「暗殺の森」より先に撮っているよう。
ボルヘスの短編が原作。見ているがあまり記憶にない。
カメラは同じくストラーロ。Aヴァリ。
ファシストによって暗殺された父の死の真相を探る
息子の物語。
タイトル通り、オペラが流れたと思う。
舞台は北イタリア。レジスタンス、ファシストが登場。
70年、イタリア、仏。ベルナルド・ベルトルッチ。
15年に4Kとして修復。画質はきれい。
ベルトルッチは「1900年」までは好きだが、あとは
好きではない。10本位は見ている。
29歳、ベルトルッチ監督、日本ではこれが初公開ではないか・・
Jルイトランティニアン(マルチェロロ)
Sサンドレリ(ジュリア)、ドミニクサンダ(アンナ)、
Pクレメンティイ。カメラ、Vストラーロ。
モラビア原作、とても文学的映画。そのせいか評は割れる。
3回目くらい。原作は未読。
冒頭から退廃感、虚無感が漂う。
原題は「孤独な青年」「体制順応主義者」の意味らしい。
まず、ストラーロのカメラが素晴らしい。
監督とは同年、ローマ生まれ、8本位一緒に撮っている。
カメラアングル、斜めからまっすぐに変化、
アップ、ロング。カメラが彼でないと、作れないほどだ。
30年代のイタリア美術も抜群にいい。それを見るだけでも満足では。
インテリアすべて、家具、食器、ファッションなど
アンナはパリに住んでいるが、イタリア美術がいい。
ステンドグラスが幾つか映り「サスペリア」のよう。
30年代、イタリア、ムッソリーニファシズム。
マルチェロはファシストに順応するが、
これがファシストなのというくらい、頼りなく、
はっきりしないメンタルで、何を考えているか不明男。
中産階級のお気楽娘ジュリアと結婚する。
ファシストの彼は指令を受け、そのためパリへ新婚旅行へ。
ある反ファシスト教授を殺害する指示だった。
会ったばかりの教授妻、アンナにひかれ、新婚妻がいるのに
関係を持つ。「君と一緒ならブラジルへ逃げたい」と真面目に語る。
これは何なのか・・
自分がない?マルチェロは10歳の頃、使用人に
性加害を受け、彼を殺害というおぞましい過去がある。
これもどこまで真実なのかは・・
父は精神病院入院中。母は男がいてアルコール依存症。
教授、アンナ、マルチェロ、ジュリアと食事をし、
ダンスホールで踊る。アンナとジュリアのダンスシーンは
美しく妖艶で、この映画の見どころで有名。
女性二人、特にアンナはバイセクシャルでもあるか・・
レズビアンっぽい振る舞いがある。これは後記。
スミレの花を得る人たちが歌う「インターナショナル」の歌
と思うが、あれはなんでいれたのか・・
ファシストたち。イタロ、盲人コミュは?
見えない障害は意味がある?
暗殺は森で、雪と樹々に覆われ暗い場所。
何回も教授を刺す。
アンナは森を逃げるがマルチェロは見つめるだけ。
数年後、ムッソリーニは去り世界が変わる。
マルチェロは、娘が生まれ守りに入って生きている。
ある日イタロから連絡がある。彼に会いに行くが、
彼も街中に放置する。
近くにいた男色家を見て、教授を殺したのはかつて性加害を受けた
この男だとわめき散らす。
「誰でも人生から脱走したくなる」
「卑怯者、同性愛者、ユダヤ教は同類。まとめて銃殺したい」
マルチェロを守っていた男はつぶやく。
「あなたは何を求めているの?」
ベルトルッチは詩人でもあり若い頃、パゾリーニが師だった。
パゾリーニは確か同性愛だったと思う。
ベルトルッチ、2年後の「ラストタンゴインパリ」は、
男女の過激性愛作で話題だった。
HPを開設していた頃、私なりに分析し
ゲイの映画でもあったと記憶している。
画家、ゲイのFベーコンの絵が飾ってあり、
Mブランド、Mシュナイダー二人のSEXも
変態的、同性愛的もあったから・・
監督はバイセクシャル?と感じた。
本作でもアンナはバイだと思う。
同じく70年作「暗殺のオペラ」は次のページに。
こちらが先に撮影か。
明日発売のW現代のコピー。
大きく
「SNSで世界がゆがむ」緊急大特集。
社会心理学者が警告。
「いますぐ若者にSNSを禁じなさい」
オーストラリア、ベルギー、イタリア、フランスなどでは
そうなりつつあるようで・・
16歳位まではやめたほうがいい。
斎藤幸平が言った「ミクシィまで戻ればいい」もわかるな~
SNS、少しみるだけ。してない。
しなければ他の事に時間が使えるが、
若い人は仲間外れに?それは友人ではない。
みんな、一緒、はない。
キネマ旬報を、久しぶりに借りて読んだ。
背景が黒で小さい活字。読み辛い。
段組みも3段、4段があり段が多いと小さい字になる。
白い背景で薄い青緑?で線が細い字体で
読みにくく、夜はしっかり読めない。
太い字体にしてほしい。
目が悪いと言われれば、それまでだが。
高齢になると多いはず。
月刊誌になったのもうなずける。
内容は専門性も読め、悪くはなく映画紹介も多いが、
活字の見つらさで損な雑誌と感じた。
絵画だが、布を使った刺繍感もある。茶系色が効いている。
〇切手はオーストラリアで1993年に発行「アボリジニの伝統絵画」。
文字がなかった社会では、絵図が場所を伝える手段。
ここに描かれているのは、位置関係を示した生活エリアの地図と考えられている。
著者、79年東京生まれ。ノンフィクション作家、
初めて読んだ。前、NHKのドキュメントで見た
ハッピイドリームサーカスを書いた。
サーカス・・これはキグレサーカスの話し、知らなかったが、
70年代、東京後楽園で連日満席になる時代があったという。
著者は母が3歳で父と離婚、子供と一緒に働ける場所。
1年だけサーカスのまかないの仕事をした。
たった1年だがサーカスの現場で過ごした幼児期。
強烈に残っている体験だった。
記憶にある人々の事も多く書かれていた。
特に前半は興味を引く。
サーカスは血縁ではないが家族になる。
子供たちは一緒に遊び、他人の子の面倒を見てくれる。
食費、光熱費はいらないでの、貯金ができるという。
サーカスという特殊な世界での人間関係、生き方は
珍しさとともに、異世界読書経験になった。
日本のサーカスについても調べてみた。
前にドキュメントを見た、
ハッピイドリームサーカスはまだ健在だった。
このキグレサーカスは2010年盛岡公演で廃業、今はない。
一番有名な木下サーカス(これは子供の時見ている)は
阪急の経営なので健在。
あと1つあり、今は3つのサーカスしかないようだ。
サーカス人数も200人位か?
娯楽が少ない地域では、子供たちは喜ぶエンタメで
価格も5千円前後だった。
サーカスと少し違うが、シルクドソレイユは1回原宿で見た。
これは高額チケット。
サーカス、元はイタリアあたりから始まった。
TVがまだ普及していない戦後~50年代初めはサーカスは
まさに娯楽だった。非日常へのステージ。
47年に児童福祉法が施行、15歳未満は仕事ができなくなる。
原則禁止。各地を転々とする生活、旅芸人。
小学校を160回転校したとあるが、2週間で転校すればそうなる。
読んでいて、教育虐待ではと感じたが
子供たちは慣れてしまっている。親も一緒に生活がいいと語る。
中には小学校は祖父母に預ける家族もいた。
著者の母も小学校からはサーカスでは働かないと決め
1年間だけだった。
日本のサーカスと言えば、人さらい、酢を飲ませる、
と言われていたとある。
そうか~子だくさんで、サーカスに売りに来た親もいるとあるが
どこまで本当なのか・・お酢は体を柔らかくするためだろう。
転校が2か月位でも、子供にとっていいわけはない。
科目も増え小学生でも多々、学校により速度も違いので
ついていけないと不登校になりやすい。
サーカスがあれば、それが仕事になると安易に考えるのは
親の身勝手。一人、芸大、絵画系を卒業後、演劇をしようか?
サーカスにひかれ、入った女性の話もあった。
著者は、10人位の元団員に取材し、実際に会い話を聞いた。
かつては花形スターの40過ぎ男性、
他の仕事を懸命に覚え生活する家族もいた。
離婚しているカップルが多かった。
大人はともかく、子供を転校という変化に、
知らぬ間になじませ慣れさせる。
そのあたりは変えていかないといけない・・
サーカス団も増えることはないだろうから・・
元々、とても興味があるわけではないが、
レイフ・ファインズが3度目のノミネート。
ちょうどローマ法王が危篤状態。もう亡くなったか・・
タイムリーで「教皇選挙」で受賞できるか(^^♪
すっかりおじいさんになったレイフ。
3月20日公開。
昔はラルフと書かれていた。
今年はWOWOWは配信。BSで放映がある。