23年仏。ジュスティーヌ・トリエ監督。45歳位。
期待したが、賞を多数受賞のわりには、それほどではない。
ミステリというより実験的劇映画といってもいい。
怒鳴るようなセリフも多い。
「推定無罪」まで持っていくということか。
ラスト、息子の証言がなければ、判決はどうなっていたのか・・
山小屋と裁判シーンがほとんどで劇にもなる。
妻はドイツ人。夫はフランス人。息子には英語で話す家族。
152分、裁判シーンがほとんどで長い。
120分で可能な映画では。
仏の裁判をこれほど長く見たのは初めて。
検察側は赤、弁護側は黒マント、白に黒ラインのリボン?
服が珍しかった。
裁判中でも、証人などが急に自由に話す。仏はこうなのね。
サンドラ・ヒュラー演じる妻、「関心領域」では
顔をはっきりみていないので
こんな女優・・アップが多い映画。
妻のバイセクシャルは、初めからその感じで、あたった。
男みたいな顏だち。
初め、夫がかけている音楽のうるさいこと!
これで見る気が少しうせた。
犯人は誰?といっても一人しかいない。あとは自殺か他殺かだけ。
息子は4歳で事故で失明。
全盲ではないようで、薬の箱をじっと見ていた。
彼は週2日しか学校へ行かず、家で父が勉強を教えている?
仏ではいいのか?教育虐待にならないのか・・不登校気味?
点字の勉強シーンが1回もない。監督、
視覚障害者の調査をしてないかも。
ダニエルが弾くピアノがいい。盲目で音楽が好きはわかる。
面白い弾き方。
人里離れ孤立した山小屋。親としてどう考えていたのか・・
友人も来られない。学校は週2日。あの父母では
社会性は得られないのでは。
妻はベストセラー作家だが、仕事をしている感じがしない。
家事もおざなり。息子の世話も適当。
教師の夫が主夫の役割りになりつつある。
裁判で開示された夫婦の記録暴言口論は、長くうんざりシーン。
セリフの投げ合い、感情的でつまらない。
妻はバイで女性との不倫も何回かあり、夫は知っている。
あの弁護士とも関係はあったのだろう。
音楽はアルベニス。ショパンプレリュードがダニエルが
母とひいていた曲では・・
ショパンは他の曲もかかった。
この映画でショパン選曲?は違う気がした。
監督の初期作品を録画、見てみよう。