23年、日本。濱口竜介監督。107分。「ドライブ~」の
次の作品。3作が世界映画3大賞を受賞。賛否両論映画。
鑑賞は3本目か・・他は好みではなく、これが一番好き。
音楽を担当した石橋英子から、企画案が来て、そこから監督がホン。
不穏なポストクラシックの音が響く。映像はヨーロッパ風。
セリフは監督の指示らしくほぼ棒読み。役者も知らない。
ダークファンタジー?
グランピング、コロナ助成金、芸能事務所、
ZOOMのリモート会議などリアルなシーン
セリフがあるが、そのわりにリアリティ希薄な映画。
冒頭、樹々のシーンが長く眠くなる。
「ドライブ」は村上春樹原作、西島主演というメジャーさで
3時間でもヒット?
娘、花を探すシーンでは「ミツバチのささやき」のアナを。
ラスト、微Mハネケを想った。
エリセ「ミツバチ」については、監督はどこかで語っていたそう。
状況、年齢は違うが、広大な自然の中で少女を探すシーン。
鹿の死骸では「ゴッドランド」想起。「ゴッド」は馬の死骸。
長野県の自然、静かな町。監督は車走行シーンと
喫煙が大好き。「ドライブ」同様、ここでも。
自然保護絵画のようなカットで普通に喫煙(^^)/
ロングショット、長回しが多い。
町にグランピング事業の話が、芸能事務所からくる。
後半はほぼ関係なく進む。
巧は父子家庭。花と二人暮らし。
彼の仕事がわからない。お金は足りてる、暇ではないという。
便利屋、と。このセリフ、聴き取りにくい。
花の将来を思えば、便利屋で学費はでない。
一人なら気ままでいいが娘がいる。
花の学校からの迎えも忘れ「忘れすぎ」と言われる。
彼はADHD系だろう。
花のヘアがとても長く、30センチ位切りたい。
冬寒い町、母はいないのでドライヤーが大変。
音声が聞き取りにくいは日本映画ではある。
ここでは車の走行音とセリフがかぶさり、さらに。
グランピングの説明会に高橋、黛がくる。
2回目、巧は二人をうどん屋へ。
「車止める場所が少ないから、1台で」
3人で走行中、鹿の話をしたい巧の誘導になる。
田舎で車止められないなんて(^^♪
黛は羽織もの1枚薄着、二人の男はダウン、毛糸帽子。衣装がおかしい。
巧は鹿と鳥に執着する男、花も洗脳されているよ。
鹿の事を調べた。下記。関係があるか・・
ラスト、画面が暗く、はっきりはわからない。一体何が・・
彼は衝動性で?自然破壊の男、サイコパス的な面もあるのか。
巧は喫煙はしているのに(笑)悪は自分には存在しない。
彼女は生きている、アナと同じで。
男は死んでしまうかもしれない。どう見るか、それぞれ映画。
〇濱口監督46歳。以前もwikiみた。
父、wikiもある官僚、イランに3年、日本各地を転勤。
祖父は画家。父、兄同様、東大から芸大院卒。余裕ある育ち。
〇世界各地の山野に数多く生息していたシカ科の動物はほとんどの民族の文化に対して古くから重要な影響を与えていたと思われる。
後世の文化においては、シカは「俊敏」「非力」などの象徴として、また時には峻険な山岳地の象徴として用いられることがある。
- ギリシア神話では、月の女神アルテミスの水浴を見たアクタイオーンが鹿に姿を変えられている。
- 道教の伝承に登場する仙人がしばしば乗騎とするのが白鹿である。太上老君は青牛を乗騎とするが、白鹿を乗騎としたという伝承もある。
- トナカイは古来ソリを引く使役や荷役にも利用され、クリスマスにサンタクロースのソリを引く『赤鼻のトナカイ』の伝説にもなった。