95年岩井俊二。再見。偶然×偶然。つっこみが多数ある。
監督の凝りすぎ。悪くはないが、リアリティはない。
半分寓話、ファンタジーとしてみればと、再見で思った。
全編、スモークがかったカメラ。
中山美穂、加賀まりこ、
酒井みき、豊川悦司が他の男優ならな・・嫌い。
ぼんやり見ているとわからなくなる。
現代と20年前位、中学時代の回想形式。
場所も小樽と関西、兵庫?
中山が2役。AとB。
ABと男子Dの関係と手紙の物語。
Aは小樽の中学生。クラスに同性同名の男子Dがいる!
DとAは同姓同名でクラスでからかわれているが、ひそかに
思いあっていた。
これだけでも偶然すぎ!
Aは成長し小樽で図書館司書勤務。
母、祖父と同居。
Bは関西在住?。昔Dが恋人だった。
Dとどこで知り合ったが全くなく、わかりにくい。
仕事は不明。言葉は関西弁ではないので、
他の出身?
豊悦はBが好き。関西弁で強引にせまる。
実は、豊悦は大学でか?Dと一緒に登山しDは遭難し死んだ。
それなのに、豊悦は亡きDの恋人Bを口説いている。
Bも安易に彼とキスをしている。
Dをまだ思いつつ、はっきりしないB。
BはDの3回忌にふと、彼への手紙を書いてしまう。
返事がきた驚き!天国のDからの返事かもしれない・・
実は、Dと同姓同名で住所が同じ、
司書のAが書いていた。
本と書くことが好き。
A,Bとの文通が10回はやりとりされる。
ここでも突っ込み、小樽、田舎で同じ住所はあるのか?
普通はないだろう。
同じでないと映画にならない。
豊悦はガラス職人、これで生活できないでしょ。
強引にBに結婚を申し込む、Bも気持ちがはっきりしない。
豊悦は関西独特の押しがある。実際、大阪生まれ。
冒頭、小樽の雪で寝転ぶ美穂姿。自転車通学。学校内の様子、
ブルマー姿体操女子生徒、岩井ワールド炸裂。
美穂も当時アイドル歌手だった?
ラスト。再びふしせ”ん。
Aは長くかせ”をひいていた。
大雪の夜、突然、高熱で家で倒れ意識がないような・・
30歳で。母が救急車を呼ぶが1時間かかるという。
祖父が昔したように、かついで病院まで行った方が早い!
70代の父が大雪で担いでって・・・ありえないが。そうする。
昔、Aの父も同じようにかせ”をこじらせ、
祖父が担いでいったが間に合わず死亡。
40代の父が・・・持病があったのならわかるが・・
一般的ではない。
コロナでも40代での肺炎死はないでしょう。
小樽、寒い地方。家が窓が多く雨戸もない。
かせ”をひくような家(笑)
レビューに似た顔二人、男女同姓同名の確率は
34億分の1、暇だから計算したと(笑)
そんな不思議物語だった。