「トンネルの向こうに明りがが見えたような気がしたけど、トンネルの向こうの出口まではまだ遠いな」
一人の50歳くらいの畜産農家経営者がこうつぶやいた。不安と安堵感がないまぜになった複雑な表情で、インタビューに応えていた。出荷停止が続く宮城、福島の肉牛畜産農家に対して、その解除の可能性が出てきてのだ。
心から「お疲れさま」と声をかけてあげたくなった。牛を丹精込めて育てても売ることを禁止されるという . . . 本文を読む
神経性障害なのか、うつ病なのかよくわからないけど、ある人から、ほとんど主語が書かれていないメールを最近よくもらっている。確かに環境の変化があってストレスに悩み、かなり精神的に参っているのはよくわかるけど、ほとんど主語のない日本語を解読していくのは、少しホラーだ。
主語がなくなるということは、自分の周囲に起こったことは、周囲の人間もみんな見ている、知っているという前提に立っているということだ。ピア . . . 本文を読む