MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

今年度初の読み聞かせボラのこと――反省と進歩

2014年05月08日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
昨日は今年度初の読み聞かせボラに行ってきたのですが、
二つの点の読みが甘かったと反省しました。

まずは一つ目・・・

もっと読者を想定して、絵本を選べばよかった。

1年生に読むのだから、文章がわかりやすいものや、
クイズ形式の楽しめるものを、かがくのともの傑作集(1)から選んだものの、
科学絵本はものによっては、説明っぽい文章だったりします。

2歳の娘にも読んでいた絵本だったので、(2)
年齢に応じた楽しみ方ができる絵本だと思っていたのですが、
1年生には説明っぽいところが、少し難しかったようでした。

ついこの間まで息子が1年生だったので
「1年生といったら、このくらいかな?」というイメージがあったのですが、
1年生と言っても、一学期、二学期、三学期でだいぶ違います。

一学期は読み聞かせ体験の違う子ども達がたくさんいるので、個人差が出る時期。
今度選書する時は、もっと慎重になろうと思いました。

それでも、クイズ形式だったからか、楽しそうな声が上がったのは救いだったかな?

そして二つ目・・・

担任の先生やクラスのことを可能なら、把握しておくといいと思いました。

これらは以前から感じていましたが、保護者の読み聞かせを好意的にとられている先生と、
そうでない先生とでは、放っているオーラが違います。

昨日担当したクラスの先生は、とても厳しい先生だったので、
子ども達が委縮しており、2冊目の面白い絵本でも、
子ども達の声がぽつぽつとしか出てこない・・・

あとは、幼稚園によっては「お話を聞く時はしゃべらない」
ということを徹底いたりするので、余計に声が出なくなります。

読みやすいクラス、読みにくいクラスというのは、
ボラ仲間の中でもよく話題に出ます。

ここはもう少し場数を踏みたいところだと思いました。

なんだかよくないところばかり書いてしまいましたが、
よかったところもまとめてみます。

・接続詞など、言葉が足りないと思われる絵本は、
言葉を補って読み、流れを大切にしながら読んでみた。

・指さしが必要なところは、事前にしっかり確認し、
指さしのタイミングが自然になるように心がけた。

・子ども達の顔をじろじろ見ないで、見る時は絵本の内容の邪魔をしない箇所で、
見るようにした。(質問の時など)


全体的に絵本を読むときの流れが自然になってきた感じがします。
ここは昨年はまだまだだっただけに、少し前進できたので、
今後も自然な感じで読むことを心がけたいです。

まだまだだなぁと・・・思いながらも、
これからだ!!と前向きに思えた一日でした。

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【注】

(1)福音館書店が出している月刊予約・科学絵本のひとつで、人気のあったものは傑作集として、ハードカバーの絵本として出ることが多い。

(2)娘に読んでいたことに関しては、過去ログ 「自分が読んでもらいたい絵本を読んでほしい」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ かさのゆういち 作・絵 『おもちゃびょういん』 福音館書店、2011年(月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻503号)
「メカ好きな男の子の興味を惹きそう。おうち向き。小学生も楽しめる。」(89/100 絵本)

★ きしだえりこ 作・やまわきゆりこ 絵 『あかいぼうし』 福音館書店、2010年(月刊予約絵本「こどものとも年少版」通巻397号)
「文も絵もすごくいい。春、2,3歳の女の子に読むのがおすすめ。ほのぼのする。」(90/100 絵本)

自分が読んでもらいたい絵本を読んでほしい

2014年05月06日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
GWは、子ども達のパワーがいつも以上にすごいだけでなく、
食事の支度や片づけの回数も増え、作る人数も多かったので、忙しい日々でした。

そのため、読み聞かせボラやおはなしの練習をする余裕がなかったのですが(1)、
GW前、絵本に関しては手持ち絵本をリスト化するときに、何度か読んでいたり(2)、
娘にかなり読んでいたので、絵本の内容がかなり入っていたことが救いでした。

小2の息子が寝る前に、ボラで読む絵本を一度聞いてもらおうと思い、声をかけたところ

「早く寝ないと大きくなれないから俺寝る」

と、そっけない態度をとられてしまいました。

あんなに寝る前の読み聞かせが好きな子だったのに・・・

と思ったものの、ボラで読む絵本を聞くことが嫌なのだとすぐにわかったので、
好きな絵本を読むから1冊持ってくるよう伝えたところ、
嬉しそうに乗り物の絵本を持ってきました。

そうです。息子は自分のために絵本を読んでもらいたいのです。

絵本を読んでいる間、いちゃもんばかりつけてきたので、
読み聞かせを退屈に感じるようになったのかと思ったものの、
絵本を読み終わった後、

「俺、この最後の文章が好きなんだ。なんかいい」

と、照れ臭そうに言ってきました。

最近は何かと私に反発してくる息子に動揺をしていましたが、
絵本の好きな個所を私に教えてくれた時の表情を思い出すと、
もう少し絵本仲間でいれそうな気がします。

子ども達が寝た後、一人でボラで読む予定の絵本を何度も読みながら、
当面はこうやって練習しようと思いました。

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【注】

(1)GWのお休み中に、読み聞かせボラやおはなしの練習をする予定だった。過去ログ 「小学生向けのおはなし会を見学して」 「おはなしを覚える練習をする」 参照。

(2)過去ログ 「手持ち絵本のリスト化により見えてきたこと」 参照。

【今日読んだ本】

★ 中島彰作 文・絵 『ぐんぐんはしれ ちゅうおうせん』 小峰書店、1988年。
「電車の絵が古いが、鉄道好きな男の子の心をくすぐる絵本。地名や駅名がたくさん出てくる」(23/100 再読)

★ 五味太郎 作・絵 『きいろいのはちょうちょ』 偕成社、1983年。
「娘のお気に入り。型抜きの部分を触りながら読むのと楽しい!」(24/100 再読)

甲斐信枝 作・絵 『たんぽぽ』 金の星社、1984年。
「いい絵本なのだが、前半の文章が少し単調。ボラで1年生に読むのには厳しい。」(25/100 再読)

「ヘドレイのべこコ」石井桃子編・訳 J・D・バトン 画 『イギリスとアイルランドの昔話』 福音館書店、1981年 所収。
「面白いお話だけれど、ヘドレイのべこコってなんだろうと思うので、説明を入れてから語るる方がよさそう。」(24/40 おはなし)

たんぽぽ綿毛

2014年05月03日 | わらべうた&手遊び
GW、子どもたちと公園に来ています。

たんぽぽの綿毛が大人気で探しては摘んで吹く姿を見てほのぼの♪

わらべうたを口ずさむ娘。

たんぽぽ たんぽぽ
むこうやまへ とんでけ

フーッ!!


綿毛がフワフワ飛んでいき、嬉しそうでした。

子どもにとって、遊びと歌は一緒なのですね。

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【管理】ブログの趣旨とGWのブログ更新について

2014年05月02日 | 管理人からのお知らせ
※この記事は5月3日の朝に書いたものですが、投稿ができていなかったので、公開が遅くなりましたm(__)m

いつもMAYU CLUBに足を運んでくださり、ありがとうございます。

夫がGW休みに入ってから、なかなかパソコンをいじれず、
家族が一緒に過ごす時間にウエイトを置いていました。

家族で散歩をしたり、そろってご飯を食べたり、
ありきたりな過ごし方ですが、子ども達はとても嬉しそうです。

今回は3つのことをお伝えしたく、こちらの記事にまとめてみました。

まず一つ目は・・・

最近、絵本やボラの勉強に重点を置いていたことなどから、
息子の様子に変化が出てきたため、しばらくは勉強にそそぐエネルギーよりも、
我が子の本選びに注ぐエネルギーにウエイトを置くことにしました。(1)

つきましては、今日読んだ本などの本や感想が、我が子寄りの内容になります。
今までのような一般的な絵本も読んでいきますが、我が子関係の割合が
少し増えることをお伝えしておきます。
読み聞かせボランティアや絵本の勉強は継続していきますが、少し量を減らすつもりです。

我が子を見つめながら、親だからこそできる本選びに挑戦していきます。

そして二つ目は・・・

前回のお知らせでお伝えしましたが、(2)
ブログ記事の最後で紹介している、【今日読んだ本】の中で
子どもと一緒に読んだものに★印をつけることにしました。

読んだ絵本を全部書くと大変なので、紹介しないものもありますが、
こんな本を読んでいるんだ~~と、何かの参考になれば幸いです。

そして三つ目は・・・

GW中は夫の実家へ行くなどし、パソコンをいじる環境がないため
ブログをパソコンからの更新することができなくなります。

そこで、携帯電話で記事を投稿するのに連休中、挑戦しようと思っているのですが、
これまたうまくできるかが、まだわかりません・・・

記事がアップされなかったら、「あぁ、携帯電話からの投稿に失敗したんだな」
上手く言ったら「おっ!成功したねぇ!」と思ってください(笑)

なお、携帯電話からはコメントの返信ができないので、
返信は今しばらくお待ちください。

これから出かけるため、急いで書いたため、少し雑な文章になってしまいましたが、
今後ともMAYU CLUBUをよろしくお願いしますm(__)m

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【注】

(1)過去ログ 「まずは我が子が興味を示す絵本を選ぶ」 参照。

(2)過去ログ 「【管理】カテゴリーに「はじめまして」を追加しました」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ 小野寺悦子 作 たしろちさと 絵 『こうま』 福音館書店、2009年(予約絵本「こどものとも0.1.2.」 通巻171号)
「こうまと子どもが重なる。足音も心地いい。春におすすめ。.寝る前におすすめ。」(87/100 絵本)

モーリス・センダック 作・絵 『まどのそとの そのまたむこう』 福音館書店、1983年。
「好みが分かれそうな絵本だけれど、私はこの絵本の不思議な雰囲気が好き。」(88/100 絵本)

夫が娘とおはなし会に参加

2014年05月01日 | 絵本中心のおはなし会
夫が一足先にGW休みに入りました。

カレンダー通りだと、まだ今日は平日なので、
図書館で行われるおはなし会も、いつも通り行われます。

私は日ごろ娘と図書館のおはなし会に行けますが、
夫は平日仕事なので行くことができません。

そこで夫に、図書館のおはなし会に参加しないかと、提案をしてみました。

日頃から、娘がおはなし会でこんな絵本に興味を持ったなど、
話をしていたからでしょうか。

夫は何の抵抗もなく、おはなし会に行くと返答してきました。

きっと娘と触れ合う時間を、とりたかったのだと思います。

雨の中、夫と私と娘は、図書館へ向かい、
図書館でおはなし会が始まるのを待っていました。

いつもは私と娘が、子ども用スペースに座りますが、
今日は夫と娘がくっついて座っているので、不思議な感じです。

娘も何の抵抗もなく、パパのお膝に座っており
「ママ!!ママ!!」などとは言われることなく、
すっかりパパとおはなし会を楽しんでいました。
嬉しいような、寂しいような・・・?!

絵本を一緒に楽しむことが、当たり前になっている夫と娘を見て、
なんだかとても、嬉しい気持ちになりました。

いつも、夫の悪いところばかりが目についていましたが、
今日のおはなし会を通じて、夫のいいところに気付くことができてよかったです。

恐るべし絵本パワー!!

読み聞かせをやっていて、よかったと思えた一日でした。

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【今日読んだ本】

★ 長谷川摂子 文・ 柳生弦一郎 絵 『おでかけ ばいばい』 福音館書店、2006年。
「遠足の季節におすすめな繰り返し絵本。乳幼児向けのおはなし会でも。」(86/100 絵本)

★ パット=ハッチンス 作・絵/わたなべしげお 訳 『ベーコンわすれちゃだめよ!』 偕成社、1977年。
「物語る絵。エンドレスで読めて楽しいので、何度も繰り返して読んでほしい絵本。」(21/100 再読)

工藤直子 文・小沢良吉 絵 『おしゃれねこ』 サンリード、1984年。
「オシャレな女の子におすすめ。春に読みたい。ボラで読むなら小学生から。」(22/100 再読)

「空の星」 石井桃子編・訳 J・D・バトン 画 『イギリスとアイルランドの昔話』 福音館書店、1981年 所収。
「おてんばな女の子に。クライマックスのドキドキする部分は耳で聞きたい。」(23/40 おはなし)