学校勤務とはいえ、夏休みも基本的には出勤しています。
このままだとあっという間に2学期が始まってしまうため、その前にちょっと更新です。
我が家の顔と言えば、絵本リビング。
しかし、絵本リビングの隣にある、6畳にも満たない和室を
子ども達はかなり愛しており、和室への思い入れは強いです。
今日は和室を「こんな風に使っているよ!」というお話です。
一昔前のマンションは、リビングの横に和室がある部屋が多かったように思いますが、
最近のマンションは、すべて洋室という部屋が多いように思います。
それはやはり、和室だと家具が置けなかったり、掃除がしづらかったり、
部屋として使いにくいのが理由だと思われます。
私もいずれは和室を洋室にリフォームしていたいと思っていました。
そうすれば机などの家具を、畳のへこみを気にせず置けて、
部屋の掃除もしやすいと思ったからです。
しかし、畳をフローリングにリフォームするにあたり、
マンションならではの音の問題が気になりました。
工事中の音はもちろんのこと、今まで近隣のお宅に音が比較的響きにくいのは和室だったので、
そうした部屋がなくなることに対し、心配もありました。
そして、子ども達が和室好きということもあり、安易に和室を洋室にリフォームしてしまっていいのか、とても悩みました。
いろいろ悩んだ結果、子ども達の好きな和室を洋室にリフォームすることは辞め、
和室は残すものの、少し洋室風にしてみることにしました。
昨年、畳を新しくした和室。琉球畳風にし、色はグリーンからアイボリーへ。
畳を変えるときに、ネットでいろいろ調べ、とても参考になったので、
同じように和室の畳で悩んでいる人の参考になればと思い、経緯を詳しく書いておきます。
(畳屋やメーカーの回し者ではありません)
以前敷いてあった畳がセキスイの「美草」の類いだったこともあり、使用感がわかるという意味で同じ種類をセレクト。
実家がい草の畳で私はい草の臭いが好きだったこともあり、い草の畳に憧れたものの、家族は私以外喘息傾向があるため、
ダニのことを考えると、い草は選択肢に入れられず・・・
ダニがわきにくく、飲み物などをこぼしたも簡単に拭き掃除できる、樹脂を素材にした畳にしました。
(けれど、い草の香りや質感が好きな人にはお勧めできません)
和紙の畳も気になっていたのですが、家具を置いたときにかなりへこんだ跡が目立ったという動画を見たことと、
使用感がわからないこともあり、やむなく却下。
以前、樹脂畳の上にうっかりアイロンを落としたことがあったのですが、
そのときアイロンの熱で畳が溶け、溶けた部分の色が濃くなったため、正直言って樹脂畳には抵抗がありました。
しかし、アイロンをうっかり落とす確率と、畳が家具の重さで凹む確率を考えると、
前者の方が確率が低いことを考え、樹脂畳にしたわけです。
(樹脂畳も家具を置いたらへこむかもしれませんが、我が家では樹脂畳に家具を置いたときのへこみがあまり感じられなかったので)
我が家はマンションでよく使われている薄畳を使っているため、寝っ転がったときは通常の畳より寝心地が悪いですが、
床に寝っ転がるのと比べたら、薄畳の方が固くないです。
今回は何十年も畳を使うことを想定せず、10年ぐらいで洋室にリフォームすることを想定し、
新築時は高くて諦めた琉球畳風の畳にし、色はあえて明るいアイボリーを選んだところ、
和室の雰囲気が変わり、子ども達が和室を更に気に入るようになりました。
かなり明るい色なので、汚れたときに目立たないか気にしていたのですが、
子どももそこそこ大きくなり、比較的畳を汚しにくくなったので、
絵本リビングと一体化するような、明るい色にしてみました。
(明るい色の畳は掃除の頻度が週1ぐらいだと、畳に落ちた髪の毛などが気になるかも)
和室は普段は文机のみを置き、すっきりした空間にすることで、勉強に集中できる空間を作っています。
我が家のスタディルームを兼ねた、多目的ルームです。
(ちなみに、以前の和室は
こちら)
最近は「目の前が壁の方が集中できる!」という息子の声もあり、
文机を壁につけ、夏休みに二人そろって勉強ができるよう、文机を二つ並べました。
絵本リビングが絵本などが多いのに対し、和室はスッキリ。
(といっても実際は、子ども達の問題集やプリントが散らばっていることが多いのですが)
子ども達が小さい頃は、和室は子ども達の遊ぶスペースで、
おもちゃなどもたくさん置いてあり、すっきりした和室はなかなか実現できませんでしたが・・・(注1)
今はおもちゃも減ったので、和室の役割も子どもの成長とともに変化しています。
本来なら今年度から、ここが夫婦の寝室になり、3人で寝ている寝室を娘の個室にする予定だったのですが、
受験生の息子が和室だと勉強をするモードになりやすいこともあり、
今年度は娘の個室は作らず、和室という勉強スペースを確保することにしました。
(娘もOKしてくれました)
こうした和室が万人受けするとは思いませんが、うちの子ども達には、
和室は絵本リビングと繋がっているけれど、違う空間なので気持ちを切り替えやすいようです。
ただ、一般的には子どもは体が大きくなると、床や畳で勉強するよりも、
机と椅子で勉強する方が疲れにくいようなので、我が家のケースは稀かもしれませんが・・・
子ども達は疲れると、ゴロッと畳に横になって、スマホをいじっていたりします。
(残念ながら、和室では本を読む姿を見かけません)
1ヶ月ほど前は、夫が新型コロナに感染してしまい、この和室が隔離部屋になり、
夫が2週間ほど、和室で寝て過ごしていました。
(そのとき、子ども達は和室が使えないため、勉強に集中できず大変でしたが・・・)
移動できる簡単な家具しか置かないので、和室はそのときそのときに応じて、
いろいろな部屋に変身するので便利です。
狭めの3LDKのマンションに4人家族で住む我が家は、部屋の役割をできるだけ固定しないで、
状況に応じて部屋を変身させるようにすることで、なんとか3LDKの住まいで乗り切っています。
(中1の娘の学習机が、リビングに普通に普通に置いてあったり・・・)
一見使いにくそうな和室ですが、子どもが育つには便利な空間だと思います。
畳のへこみを気にせず、家具を置いて使うのもありでしょうし、
畳のへこみが気になる人は、畳のへこみを防ぐアイテムなども売っているので、使ってみるのもいいかと。
子どもが小さい頃はトミカを走らせたり、ずいぶん畳によくない遊びを和室でしたため、以前の畳はボロボロになってしまいましたが、
それだけ子どもの遊びを受け止めてくれ、音も階下に響きにくいようにしてくれたので、和室や畳に感謝しています。
下の子が中学生になり、やっと少しずつ、琉球畳風にしたいことや、
明るい色の畳にしたいなど、自分の要望が通るようになりました。
汚れが目立たないことを最優先にしていた時代があったからこそ、
汚れよりも見た目を優先できる時が来て、とても嬉しいです。
私が還暦近くになったら、畳に座ったり立ったりがきつくなると思うので、
その頃には和室を洋室にリフォームする予定です。
絵本リビングだけでなく、和室で過ごした日々も、
子ども達にとっては忘れられない思い出になるのだろうなと思いました。
【注】
(1)過去ログ「
散らかる子どものおもちゃ、どうしたら・・・?」参照。
【今日(昨日)読んだ本】
凪良ゆう 著『ニューワールド 凪良ゆうの世界』 中央公論新社、2024年。
「『流浪の月』や『汝、星のごとく』などで、本屋大賞を受賞した凪良ゆうのファンブック。インタビューなどに裏話が書いてあり楽しい」
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