一葉文学は古典?? 2004年07月09日 | 樋口一葉 明治文学が現代では古典扱いされている昨今。 確かに文体は独特的だし、普通の人じゃあの生原稿は読めないし 一葉文学を読ませること自体が、教育の世界からしたら こちら側の自己満足に終わってしまうのかな?とも思います。 けれど、一葉文学から、明治を知ることができると思うので そういう意味では「調べ学習」なんかにいいんじゃないかなぁと… 例えば、一葉のような文体は、明治のいつ頃まで主流だったとか いつ頃消えて言ったのかなども調べてみると面白ろそう。 俗に言う現代語訳と、実際の文体を照らし合わせてみたら、 こういう部分が強調されているとか、短歌の解釈のように 見えてきそうだなぁ。やる価値はあるなぁと思うのです。 研究のような解釈でなくてもいいので 「一緒に読んでいって、こう感じた」 という学生の感性の部分を引き出せたら それもりっぱな国語教育かな?と。 短大時代、文学史で名前は覚えたけれど どういう作品かしらないものが多かったです。 けれど、教授がテクストのコピーを用意してくれて それを読んで初めて、文学史と作品が繋がった感じがしました。 そのときは嬉しかったですね。 自分には何ができるのかな?? そんなことをつくづく感じさせられる毎日です。