MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

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“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

一葉文学は古典??

2004年07月09日 | 樋口一葉
明治文学が現代では古典扱いされている昨今。

確かに文体は独特的だし、普通の人じゃあの生原稿は読めないし
一葉文学を読ませること自体が、教育の世界からしたら
こちら側の自己満足に終わってしまうのかな?とも思います。

けれど、一葉文学から、明治を知ることができると思うので
そういう意味では「調べ学習」なんかにいいんじゃないかなぁと…

例えば、一葉のような文体は、明治のいつ頃まで主流だったとか
いつ頃消えて言ったのかなども調べてみると面白ろそう。

俗に言う現代語訳と、実際の文体を照らし合わせてみたら、
こういう部分が強調されているとか、短歌の解釈のように
見えてきそうだなぁ。やる価値はあるなぁと思うのです。

研究のような解釈でなくてもいいので
「一緒に読んでいって、こう感じた」
という学生の感性の部分を引き出せたら
それもりっぱな国語教育かな?と。

短大時代、文学史で名前は覚えたけれど
どういう作品かしらないものが多かったです。
けれど、教授がテクストのコピーを用意してくれて
それを読んで初めて、文学史と作品が繋がった感じがしました。

そのときは嬉しかったですね。

自分には何ができるのかな??
そんなことをつくづく感じさせられる毎日です。