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ロンドンから徒然に

後味の悪いチェルシー対バルセロナ

2009-05-08 | スポーツ
 うちの近くにチェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジがあることはことある毎に書いています。
 ホームの試合の時は普段は静かなうちの前の通りがファンの抜け道となって、いきなり人口密度が増します。チケット入手は非常に困難なので、たまにTV中継などを見ていると、得点時の歓声が球場とTVのステレオ放送になって、非常に臨場感があります(笑)

 ところが悲しいかな、近くに住んでいるというだけの俄チェルシー・ファンで、サッカーのことは殆ど知らないので、いくつも●●リーグなんてあると、いったい今隣でやっているのがどういう位置づけの試合なのか分からずに困ります。

 で、昨晩あったのはチェルシー対バルセロナ。ヨーロッパ・チャンピオンズ・リーグの準決勝第2戦だったんです。
 一応詳しい人に説明を聞くと、準決勝第一戦はアウェーで0-0の引き分け。今回はホームでの試合なので、負けはもちろん、仮に引き分けで終わるとアウェーでのゴール数でバルセロナに劣ることになり、決勝進出ができなくなります。
 ううん、難しい説明だけれど、要は勝てばいいわけですね。



 さて、試合前のフルハム・ロードは球場近くから車の乗り入れが禁止になり、歩行者天国になります。球場には酒を持ち込めないので、近くのパブで出来上がったファンがキックオフ直前に意気揚々と乗り込みます。
 いつものことですが、こんなにたくさんの人達が広い自動車道を占め、馬に乗った警官が警備している光景は、非日常感の極みで面白いです。



 チケットを持たない身としては、比較的空いているパブでTV観戦しかありません。
 ファンの声援が効いたのか、開始早々の前半9分にエッシェンの鮮やかなボレー・シュート。その後のボール支配率はバルセロナに譲りながらも決定的な危機はなく、おまけにバルセロナのアビダル選手にレッド・カードが出て、数的にも優位に立ちます。

 ただ、どうにも気持ち悪かったのは、このアビダル選手のプレーもおそらくは主審の誤審。その他にも(チェルシー側にもバルセロナ側にも)疑問符の付く判定が非常に多く、どちらのファンからも抗議の声が上がる物騒な展開です。

 ともかく、このままチェルシーの勝利かと思われたロスタイム、なんとバルセロナのイニエスタ選手の劇的な同点ゴール。試合はそのまま終了を迎えます。たまらないのがチェルシーの選手とファン達。試合終了間際にもバルセロナ側の明らかなハンドがあったにもかかわらずPKが付きません。
 ドログバやバラック他チェルシーの選手も激怒して審判に抗議しますが、もちろん試合の結果がひっくり返るわけではありません。なんとも後味の悪い結果になってしまいました。

 昨晩(というか今朝方早くまで)酔っぱらったバルセロナのファンが何故かうちの前に車を駐めて大騒ぎ。後味の悪さはここまで続きました。

ロンドン・マラソン

2009-04-27 | スポーツ
 日本はGWに突入していますね。16連休という長い休みもあると聞いて羨ましく思いましたが、その裏には不況で休まざるをえないという辛い事情もあると聞いて、複雑な気分になりました。
 それはともかく、この素晴らしい季候の時にロンドンに来るのも良い選択肢だと思います。ところが友人が、この土曜日・日曜日のホテルが満杯のところが多くて苦労したと言っていました。

 その理由が僕にはピンと来ました。今日ロンドン・マラソンが実施されたからなのです。
 何しろ4万人が参加すると言われる巨大イベントなだけに、ロンドン市民はもちろんのこと、スコットランド等UKの他の地域、あるいは国外からも、たくさんの人達がロンドンを訪れます。しかも家族ぐるみで応援に来る人達の数などを考慮すると、その人数の多さが分かると思います。

 当初の天気予報によれば、今日は朝のうちに雨が降り気温もやや下がる“マラソン日和”とのことだったのですが、朝早くから天気も良く、出発の時刻を過ぎる頃にはちょっと暑く感じるくらいになりました。

 どこで応援しようかと迷った挙げ句、タワー・ブリッジの近くまで出かけました。案の定地下鉄を降りた時点から通行の規制が厳しく、思った通りの進路では歩けません。それでもうまくポイントを見つければ、選手の姿もしっかり見ることができます。
 青空に映えるタワー・ブリッジも綺麗で、観光気分を共に味わえます。




 さて、このロンドン・マラソン、参加者の数のみならず多様性にも富んでいて、多額の賞金がかかる賞レースであると共に、様々な目的を持った一般人が参加する一大イベントでもあります。
 出発ゲートも何ヶ所かに分かれ、“男子エリート”、“女子エリート”、“車椅子”、“一般”とバラバラにスタートします。
 文字通り風を切って走る凄いスピードのランナーもいれば、着ぐるみに身を包んだランナー、走りながら寄付金を集めて回るランナー等様々です。





 とにかく楽しいのは、それを応援する人達の一体感。身内のみならず頑張っている誰にも差別のない暖かい声援が飛びます。
 この季節にこのイベント。ますますロンドンが好きになりました。根性なしの僕自身は、長距離走が未だに苦手ですけどね(笑)

スポーツの本場、楽器の本場

2009-03-25 | スポーツ
 イギリスで野球に関するニュースが報道されることはまずありません(似ていると言えば似ている、未だにルールのよく分からないクリケットは大々的に取り上げられますが)だから、多分今回のWBCのことも、ロンドンにいたらここまで詳細は分からなかったと思います。

 それにしても印象的だったのはイチロー。千両役者の存在は、大きな舞台が用意されるからこそ。打っても打たなくても目立つのは、それだけ大きなチャンスに打順が回ってくるという運も持っているからでしょう。

 そのニュースの後に相撲をやっていたのも印象的でした。
 アメリカが国技と誇る野球の頂点を日本が2度も続けて獲得し、日本の国技である相撲の東西横綱をモンゴル勢が張っています。

 いきなり違うジャンルに入ってしまいますが、アメリカで生まれたギターも今や世界中に優れた職人が出てきて、本場にひけをとらない優れたものがたくさん出てきています。
 でもやはり気候や風土の問題で、職人の個性以前のキャラクターは前面に出てくるようです。

 それともうひとつは、木製ゆえの経年変化による音質の違いもあり、オールドの渋い音色を好む場合は、やはり歴史のあるアメリカのギターを手に入れざるをえません。
 しかしこれがまた問題で、古いものはどうしても状態にも難がある場合が多く、あるいは当時との音楽に関する好みや操作性の違いで、調整が必要になります。



 今日修理に出していた2本のGibsonが戻ってきました。左のギターは特に古いわけでもないのですが、どうしてもネックの感じがうまく調整できずにアメリカのGibsonの工場まで戻り、なんと1年半もかけてのカムバックです。
 右のギターは何しろ生まれが1950年代後半なので、一見元気そうですがやはり修理の必要が出てきて、この3ヶ月間ドックに入っていました。

 明日は我が身の健康診断です(笑)

東京マラソン

2009-03-23 | スポーツ
 時差ボケは西への移動(時を遡る)より東への移動(時を飛び越す)の方がきついと言われます。イギリスから日本へは後者に当たるわけで、なるほどなかなか体調が戻ってきません。まぁ、本当はこんな理屈より年齢の方が大きいのでしょうが(苦笑)
 昨日東京へ移動する際、新幹線の待ち時間に立ち寄ったお寺にカメラを忘れてきてしまい(これも時差ボケの影響?)途中で気づいて大慌て。思わず走って戻りましたが、いやはやこれくらいの距離にしてなかなかきついのは、やはり時差ボケのせいだけではないのでしょう。

 その意味で、毎日走っている人って本当に尊敬します。そんな人の当面の目標はやっぱりマラソン参加でしょうか。
 今年で3回目を迎える東京マラソンはすっかり人気が定着し、びっくりするくらいたくさんの人が参加します。そして必ずしも、その“参加”はランナーだけにとどまらず、大会のホームページから数字を引用すると、35,000人のランナー、13,000人のボランティア、195万人の観衆ということになります。
 確かに数時間以上に渡る交通規制を始めとして、たくさんの人の理解がなければ成り立たないイベントでしょう。



 走りのペースもそうなら、服装もまた思い思い。なかには“こんな格好で走れるの?”っていった格好の人もいます。
 沿道で応援する人もまた自分の身内や友人・同僚の応援に駆けつけ、旗やのぼりで応援し、たくさんの人の中に姿を見つけると、途中で記念写真を撮ったりしています。
 本来のスピードを競う選手達はもう遙か彼方の人になっていますから、まぁこんな楽しみ方も市民マラソンならではでしょう。





 それにしても、このところの異様とも思えるようなマラソン・ブームの中、堂々と東京の幹線道路を走るのは気持ち良いものでしょうね。いや、見ている僕たちも爽やかでした。
 これをヒントに今度は車の交通量を減らす工夫を意識的に計画できないものでしょうか。

チェルシーの会計年度報告

2009-02-14 | スポーツ
 昨年イギリスは経済危機で何行もの銀行へ公的資金が注入されました。何しろ莫大な税金をつぎ込むわけですから、最初アメリカでも一般市民の間で抵抗感があったのもうなずけます。
 Lloyds Bankもそういった(公的資金がなければ倒産していたかもしれない)銀行のひとつなのですが、ここにきて役員がそれでも多額なボーナスを受け取ろうとしているといって話題になっていました。政府もこのことに対して公式に不快感を示しています。
 何しろこの不況の一因ともなった銀行の経営者が、辞めないどころかボーナスまで受け取ろうとしているのですから。

 その点、責任という意味で一番厳しいのはサッカー界かもしれません。もう日本でも随分とニュースが流れたと思いますが、昨年の夏に華々しくファンの前に紹介されたばかりの(この時は僕も観客席にいました)ルイス・フェリペ・スコラーレが、成績不振を理由に解任されました。何しろ昨シーズンは“2位どまり”を理由に前監督を解任したばかりですから、もう“優勝”の2文字を手に入れない限りは安心していられないのかもしれません。



 ところで今日チェルシーから昨年6月末までの会計年度報告がありました。それによると赤字が6,570万ポンド(約92億円)で、このうち2,310万ポンド(約32億円)がモウリーニョ、グラント両元監督への違約金とのことです。800万ポンド(約11億円)と噂される今回のスコラーリへの違約金は会計年度の違いで含まれていません。

 チェルシーのオーナーはご存知の通りロシアの大富豪アブラモヴィッチ氏です。今回の経済危機は彼の本業の方にも影響を及ぼしているのは間違いありませんし、相次ぐ解任劇や大物の獲得にかける金額は相当なものだと思います。なんでもこれまでに彼がチェルシーにつぎ込んだお金は7億1千万ポンド(約994億円)にも上ると言われています。
 桁違いの資産を持つとはいえ、スケールの大きな“道楽”ですねぇ。

スケート失敗談

2008-11-25 | スポーツ
 ロンドンの緯度は札幌と同じ、と確か昔地理の授業で習った(でも暖流のおかげで北海道ほど寒くはないとも)ような気がするのですが、まぁそう考えると多少寒くても当たり前とは言えます。この季節、活発な性格の人はウィンター・スポーツに夢中になっていると思うのですが、実は僕はスキーが出来ません。いや、一度もやったことがないので、できるかどうかさえ分からないのです。

 生まれが九州で、近くにスキー場がなかったというのを一応理由にしていますが、実は不精者なので、重装備の上に朝早く起きてスキー場まで出かけるなんてのが、ちょっと......同じ理由でゴルフもやりません。いや、これはむしろあの服装がイヤということの方が強いですが。

 それでもさすがにスケートくらいはやっていました。十代の頃はそこそこには滑れましたよ。何しろ1回転は無理でも、後ろに滑りながらそこからジャンプして半回転くらいはできましたから。
 それがある日、そのジャンプに失敗しました。整備前の氷の表面が少し穴状になっていて、そこにジャンプしようとした直前のトウピック(ブレード先端のギザギザの部分です)をひっかけてしまったのです。あれだけ激しく転倒したのは後にも先にもあれ一回切りですが、口の中を切ってえらく派手な怪我に見えました。

 ところがその後、あの恐怖を身体が覚えてしまって、思い切り動けないのです。野球でデッドボールを受けて恐怖心が癒えないと、内角の球に踏み込めないのと一緒でしょうか。おかげでスケートからも遠ざかり、いよいよ冬のスポーツに縁が無くなってしまいました。

 最近浅田真央ちゃんの調子が悪いようですが、何だか分かるような気がします。一度ジャンプに失敗して悪いイメージを身体と気持ちが覚えてしまうと、なかなか振り払うのが大変なのでしょう。なまじ“大人”になってしまったので、考え過ぎてしまうでしょうし、成長期の身体と気持ちのバランスを取るのも難しいのでしょうね。
 あの子供の頃の天真爛漫な感じを取り戻しておおらかに滑ってほしいものです。

 さて、この冬もサウス・ケンジントンの屋外スケート場がオープンしました。自分はそんな心境になれるかな?



フットボールの日の騎馬警官

2008-11-14 | スポーツ
 先日ハッピー・アワーがなくなるかもしれないということを書いたのですが、これの主な理由は酒が原因で犯罪が起り、“警察官に多大なる負担がかかる”ということでした。確かにTVなどで様子をみていると、酔っ払った若者相手の対処が大変そうでした。

 しかし“多大なる負担”は多分こんな日の方が多いんじゃないでしょうか。
 昨晩はチェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジで試合がありました。フットボール(サッカー)に対するイギリス人(というかヨーロッパの人は皆そうですが)の情熱は、俄かファンの日本人には到底マネできないくらい凄いものがあって、毎回本当に感心します。

 昨晩も7時45分からの開始を前に、随分早くから球場や駅の近くのパブではファンがたむろし、大声で歌を歌うなどして盛り上がっていました。こんな出来上がった状態で試合に駆けつけるわけですから、一触即発で暴動が起きるかもしれず、たくさんの警察官が導入されるわけです。
 この日は球場へ続く道路で車の通行がストップされ、臨時の歩行者天国になります。そして警察官は馬に乗って監視しています。



 この馬に乗った警官というのが、一見優雅に見えますが、実はちゃんと理屈があるらしく、まずは高い位置からなので遠くまで見渡せるということ、また逆に言えば遠くからでも彼らの姿が見えるわけですから、その威圧的な姿が抑止力になるということらしいです。
 実際の話、組織的でない突発的な暴動や喧嘩の場に、この馬に乗った姿で駆けつけるとすぐにその場が収まるらしいです。

 

 ところが当然生き物ですから、色んな“おまけ”も道に残されます。しかし、食べ物が食べ物だけに馬の糞は肥料にもなり、環境にやさしいんだという説明です(笑)
 ちなみに騎乗の警察官にはけっこう女性が多く、なかなかカッコいいですよ。

チェルシー FANS DAY!

2008-08-12 | スポーツ
 日本では北京オリンピックの盛り上がりはいまひとつと聞いていますが、実際のところどうなんでしょう?こちらもそれほどの騒ぎはなく、中華街なんかに行っても目立った張り紙なんかもありません。女子の競泳で48年ぶりの金メダルを獲得したというニュースはフリー・ペーパーのトップを飾っていましたが。

 こちらでスポーツと言えば何を置いてもまずサッカー(フットボールfootball)でしょう。贔屓チームのユニフォームを着ると、老若男女気持ちは一体みたいで、あの盛り上がりぶりは何と表現していいのか分かりません。いよいよ2008~2009のシーズンが始まりました。

 人気チームはいくつもありますが、ロンドンではやはりアーセナルとチェルシーが筆頭だと思います。未だに“階級”意識が残るイギリスでは、アーセナルは労働者階級に支えられ、チェルシーは対照的に富裕層のサポーターが多いと言われます。

 僕は間違っても富裕層ではないですが、何しろ声援が聞こえる距離にホーム・グラウンドがあるので、ロンドンに住み始めて以来の俄かチェルシー・ファンになっています。
 昨シーズンはチケットが全然取れなかったので、TVの音とグラウンドから聞こえてくる声援の不思議なステレオ音声で我慢しましたが、今シーズンはファン・クラブにも入会し、ユニフォームのレプリカも手に入れて、まず応援の形は整えました。

 で、試合より先にグラウンドに入る機会が来ました。FANS DAYです。夏休みとあって、小さな子供連れ(皆ブルーのユニフォームで可愛い!)が多く、その数たるや駅の出口からずっと列ができるほどで、本当に全員入れるのかなと思ったほどです。
 ところが実際に中に収まってみると、それでも一部を解放しているだけで、これが全部入った時の声援の凄まじさは想像するのが怖いくらいでした。(そりゃ、うちまで大きく聞こえるわけだ)



 今シーズンから監督に就任したルイス・フェリペ・スコラーリのお披露目の意味もあるのでしょう。イベントだけでなく、練習の様子を見学できました。
 下の写真で皆の中心にいるのがスコラーリ監督です。日本ではむしろフェリペの名前の方で知られているかもしれません(昔この名前で少しの間ジュビロ磐田を率いたこともあります)。ポルトガル代表監督として有名ですが、日韓W杯で優勝した当時のブラジル代表監督でもあります。



 僕はキャプテンのジョン・テリーJohn Terryのユニフォーム26番を着て応援したのですが、同じ番号を付けているのは女性と子供が多かったな(苦笑)そのあたりの層に人気があるのでしょうか。近くで練習が始まると“ジェイ・ティ~ッ”との黄色い声で盛り上がりました。
 練習ならではの光景ですが、彼がゴール・キーパーを務める姿も見ることができました。



 昨年プレミア・リーグでもUEFAチャンピオンズ・リーグでも2位と健闘しながらも、優勝できなかったということで監督が解任されたチェルシー。何だかどこかの国のプロ野球チームを思い出しますが、今年は両方ともどうなることでしょう。
 それにしても、優勝するしか許されないプレッシャーって凄いんだろうな。

飛行機雲

2008-08-02 | スポーツ
 北京オリンピックまであと1週間ほどになってきましたが、こちらではそれほどの盛り上がりは見せていないように感じます。むしろ北京の環境問題の方に重点が置かれていて、オリンピック村だとか競技場の近くでは、いつも大気汚染を測る機器を片手にレポーターが報道をしています。

 北京には一度だけ冬に遊びに行ったことがあるのですが、その時は大陸性の寒さというのを思い知りました。夏はどんな気候なんでしょう?“スポーツの秋”という言葉に慣らされてしまった日本人としては、この夏の真っ盛りに競技を行うのはどうにも違和感があるのですが。

 東京オリンピックの開会式の行われた10月10日は、確か統計で一番雨の確立の低い日を選んでのことだったという話を聞いたことがあります。北京は大丈夫だといいですね。
 でも、今の中国だったら、どんな手を使ってでも無理やり晴れにしてしまうんじゃないかな(笑)

 しかし、自然までも人間の手によって変えてしまうことには何となく抵抗があります。スポーツにしても、雨の日は雨の日で休みにすればいいじゃないかって気がするもので、屋根のあるドームでの野球観戦はあまり好きではありません。
 そう言えば、来年からはウィンブルドンにも屋根ができるということなので、あの神様が仕組んだような気まぐれな天候による中断などは見られなくなるのでしょう。

 ひとつだけ、おおげさなものではないですが、人間が作り出している自然現象(?)で綺麗だなと思うものがあります。飛行機雲です。あれはむしろ自然の方が飛行機を包みこんでアートを楽しんでいるような気がして好きです。
 うちはヒースローに向かうたくさんの飛行機が上空を通ります。刻一刻と変わるアートを見るのは楽しいです。


スピード社のショップ

2008-07-25 | スポーツ
 

 サッカーはオフで、ウィンブルドンも全英オープンゴルフも終わり、野球はない国なので、スポーツ・ニュースが地味になってきました。で、これもあまり盛り上がっていないので意識しませんでしたが、もう北京オリンピックまで2週間くらいの時期になっているのですね。
 今日日本からTVの制作をやっている知り合いが訪ねてきました。明日スピード社のインタビューが急に決まったのだそうです。

 スピード社はspeedではなくspeedoと綴るので、こちらでの発音を無理やりカタカナ表記すれば、むしろ“スピードウ”となります。もともとはオーストラリアで創業した会社らしいですが、今はノッティンガムに本拠地を置くイギリスの会社です。
 もう改めて言うまでもなく、世界中でこの会社の開発した“LZR RACER レーザー・レーサー”を来た泳者が新記録を続出して話題になりました。日本でもそれまで着用を巡って色々ともめた北島康介選手が、最終的にはオリンピックでの着用を決めました。

 身体をシュリンクさせてしまう水着が、素材に高速化を施すことを禁じている連盟の規約に違反しないのか、ライセンシー契約を反古にしてまで速さを取るのか...
 この問題に関してはおそらく日本でも色んな人の意見が交わされたことと思います。突き詰めればスポーツに対する“美学”にまで及んでしまうので、どこまでいっても“正解”はないのかもしれません。

 いずれにしろ、今回のオリンピックで大多数の選手がLZR RACERを着用することで(他の水着を着けた人が現れ、なおかつ優勝でもしない限り)スピード社が笑うことは間違いないわけです。
 全社員の数が200人くらいしかいないという比較的小さな会社がこれだけ世界の注目を浴びるわけですから、本当に技術力というのは凄い宝物です。

 そのSpeedoのロンドンのショップは、コベント・ガーデン駅のすぐ近く、ファッションや小物のお店が多いニール・ストリートにあります。ショー・ウィンドウと地下の売り場に1体ずつ、件のLZR RACERが誇らしげに飾られています。お店の人に訊くと、発売は9月頃を予定していて、価格も未定だが300ポンド(約64,000円)くらいかな、ということでした。
 LZR RACERのイメージが強いので、もっと競技用に特化したショップかと思いましたが、むしろ店内は明るくレジャー商品の品揃えが豊富な感じです。

 

 さて、北京オリンピックの後LZR RACERが売り出されたら、どんな感じになっているか確認にもう一度行ってみようかと思います。