今日は中秋の名月からほぼ一ヶ月遅れの豆名月(栗名月)だが、
残念ながら今日も雨だ。
今年は日にち的には十五夜も今日も週末に当たり、
鑑賞する準備はバッチリだったのになあ。
満月に少し足りない十三夜のお月様。
この、完璧ではない姿に美を見ると言うのは、日本人独特の感覚かもしれない。
徒然草の中で吉田兼好は
「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。」と書いているが、
中国から中秋の名月と言う行事が入って来るずっと前から、
私達の祖先は十三夜の月を愛でていたと言う。
謙遜の国、「日本」の独特の美、
一番の時を想像する「余地」を愛する精神を持っていたい。
こうなったら玄関に飾ってある白岩焼の絵柄のお月様でも眺めようか?
このお皿は「るーるー」とあけびの3人でドライブに出かけた時、
角館の近くの白岩焼の工房で見つけて購入したもの。
一目ぼれしたのだ。
仕舞っておくのがもったいないので、飾り皿にしているというわけだ。
(これに盛るような立派な料理は作れないからね!)
兎って実物は目が赤くて私は苦手なんだけど、
こうやって絵にするとなんとも言えない風情があるよね。
丁度、お隣のSさんから、お手製の枝豆と豆乳のムースを頂いたから、
今夜のデザートはこれで決まりだな。