大好きなものが食べられない。
食いしんぼうにとってどんなに辛いか分かりますか?
私は牡蠣が大好きです。いや、大好きでした。
牡蠣フライ(タルタルソース付き!ね。)に牡蠣の土手鍋、牡蠣の炊き込みご飯。
メニューを書いているだけで涎が出そう。
学生時代、新宿の地下飲食街にあった(今もあるかしら?)『酔心』
(名前を覚えているってところが凄いでしょ?)
という広島の牡蠣料理のお店に行くのが、お金のあるときの楽しみでした。
大体は牡蠣釜飯か牡蠣フライを食べたのですが、本当に美味しかったんですよ。
故郷に帰ってきてからも季節が来ると家で土手鍋などを作って食べていたのですが、
全く平気でした。
ところが、ある冬、仲間達とお寿司屋さんで宴会を開きまして、贅沢三昧をした時、
出てきた生牡蠣に中ってしまいました。
汚い話ですが食べて30分もしたら顔面蒼白、
その後嘔吐と下痢が続き、トイレから出られず、死ぬかと思いました。
せっかくの楽しい宴会の雰囲気を壊したくなかったのですが、
宴会場で寝込み、這うようにしてトイレに行った「暗い過去」があります。
その時は牡蠣アレルギーになったのだとは思いもしませんでした。
かなり飲んでたし、体調も悪かったんだろうって勝手に決めつけてました。
だって、大好きなものにアレルギーが出るなんてあり得ないでしょう?
その次の年、職場の宴会で同じ体験をしました(飲んでません)。
2回目は前よりもひどく、家に帰ってからもバケツを離せませんでした。
(ほんと、汚くて御免!)
一晩中トイレに通い、一睡も出来ず、体調は1週間も元に戻りませんでした。
ここに至って初めて私は生牡蠣を疑いました。
だって、どっちの時にも共通していたのはそれしかなかったんですもの。
それ以来10数年私は牡蠣を口にしていませんでした。
あんな思いは二度としたくありませんからね。
周りがどんなに美味しそうに食べていても、
見ないようにして忍の一字で耐えましたよ、ええ。
生だけでなく、どんな料理も一切!です。
その封印を実は昨夜解いてしまいました。
母と食事に行った時、母ったら「冬季限定」牡蠣フライを頼みやがったんですよ。
一応「食べていい?」って聞きましたけどね。
そして、食事中に母の口から悪魔のささやきが…。
「一つくらいならいいんじゃない?火を通してるし。
2日休みなんだから駄目なら寝てればいいじゃない。」
何と大胆なそのお言葉。
一瞬の内にわたくしの頭の中をいろんなことが過ぎりました。
もう、悩みに悩みましたよ。
でも、目の前のぷくっとしたお姿には勝てませんでした。
「一つくらいならいいよね。」と呟きながら母の皿から奪ってパクリ。
んん、美味しい。
こんなに感激したんだから、その代償として倒れてもいいやって、思いましたね。
でも、その後は、もうドキドキです。
なにか異常が起きないか心配で、買い物をしながらも怖くて発狂しそうでした。
そして、結論!牡蠣フライ1つは大丈夫なりよ。
全く平気です。
でも、今度、1人前チャレンジするか、生牡蠣に挑戦するかはまだ決めてません。
だって、絶対大丈夫だっていう確信がまだ持てないもの…。
「ハゲ天」は内装もすっかり変わったけど、まだ小田急デパートの地下にあって今でもアツアツ揚げたてをテーブルに運んでくれるのが嬉しくて時々寄ります。揚げ玉を持ち帰られるサービスが付いたのが魅力。
下宿近くに老夫婦でやっているてんぷら屋さんがあって、matya5はご飯のおかわりをするのを「あっさり」と言ってたね。外食が贅沢だった学生時代の楽しい思い出ね。
きりたんぽを生まれて初めて食べたのもmatya5の部屋でした。「初めて味わう」感動が当時はいっぱいありましたね。
私はどうも「さば」が駄目らしい。何十年もかけて学習した結果、体調が悪くなる時はいつも鯖を食べた後であることが判明。きちんと調べた訳じゃないけど、特に好物でもないし、食べなくても平気。しかし、牡蠣とは何ともお気の毒です。
大勝軒にはいっしょしたことないと思う。保谷に住んでた頃駅前の大勝軒に一度行ったけど、余りのボリュームに二度と足を運ぶことはなかった。残すと悪いと思って。
今は週末自宅と仮住まいを往復する際、井の頭通の浜田山辺りにある大勝軒の行列を目撃することが出来ます。
昨晩の我が家の味噌汁は蜆でした。スーパーでアサリではなく蜆のパックに手が伸びたのは不思議なことでしたが、その謎が解けましたね。いつもはアサリなのに。