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温泉旅がメインの生活。酒とグルメとミステリ小説、ごくたまに失恋の話。

真夏の温泉巡り…新潟ひとり旅➂、「村上市で鮭、岩ガキを食す」

2017-08-25 11:27:31 | 旅行
2日目のランチこそ、この旅のハイライトだった。村上駅前の「おもてなしの宿 石田屋」、中はハイセンスの空間…。

村上駅に着いたのは13時19分、村上市のランチで有名な「おもてなしの宿 石田屋」は駅前にある。30分あればなんとか一杯飲んで、昼飯を食べることはできそうだ…と思って表の立て看板を見ると、「本日のランチは15時30分まで」とある。おお、素晴らしい!これならビールだけではなく、村上市に2藏ある地酒の「大洋盛」と、「〆張鶴」も飲めるではないか~喜び勇んで店の中に入った。

中に入って少し驚いた。おそらくは駅前食堂としてのイメージ、雑多の中にスチール席のテーブルセットがいくつかと、漫画、週刊誌が積み上げられたカウンターがあるものと思っていたのだが(ホームページをあまり見なかった)、まずは玄関で靴を脱ぎ、暖簾をくぐって中へ入ると、廊下左手に和風の素晴らしいカウンター席、そして右は個室風の座敷がいくつかあり、想像以上におしゃれな空間となっていた。店内に流れるジャズの音色も心地良い。

自分はメニューで迷わないタイプ。ほとんど直感だ。「お決まりになったらお知らせください」と係の方が言うや否や、「生ビールとみおもて定食をお願いします。あと、岩ガキをひとつ」、みおもては、鮭の遡上で有名な三面川のことで、それは知っていた。1900円とそこそこの値段だったが、逆にその値段で楽しみ倍増である。そう思って改めてメニューを見てみると、はらこ丼に、鮭の酒びたし、焼き鮭、昆布巻きとある。うーん、これは酒が進みそうだ。

軽快なジャズの音色に乗って、食と酒が進んだ。生ビール2杯と、地酒を2合、最後にはらこ丼を掻き込んでお腹はパンパンである。岩ガキも旬の食材だけあり、濃厚で味がしっかりしていた。もう二つぐらいは行けそうだったが、すでに15時前、今夜の宿の夕食もあり、ここで勘定をして、外に出た。外は、大阪ほどではないにしろ猛暑である。一気に酔いが回ってきた感じでくらくら来た。これはいかん、村上市の観光は明日にして、宿でひと眠りしよう、そう考えて駅前に行くとうまい具合に宿の送迎車が来ていた。

2日目の宿は、瀬波温泉「磐舟」というそば処&温泉宿という、やや中途半端な宿だったが、一泊二食で一万円を切り、しかも姉妹館の「大観荘せなみの湯」に入浴でき、朝食バイキングもいただけるという優れた宿だった。駅からの送迎車もそのホテルの車で「姉妹館磐舟」のロゴが入っており、何の気兼ねもなく乗車できた。大観荘は瀬波温泉を代表する巨大ホテルだが、こちらは幹線道路の反対側にある離れ風の静かな旅館で、横に温泉掘削のやぐらが立ち、水蒸気もうもうの、源泉かけ流しの温泉宿…。まさにいいところ取りだらけ~。

~のはずだった。しかし、最初にフロントでチェックインをしているときに来た強烈な塩素臭!な、なんだこの小学校のプールの臭いは!源泉かけ流しではなかっのか?これには閉口したが、安い料金ながら部屋はモダンで広く、温泉は大観荘で~と納得してフロントマンに笑顔を見せた。それより、とにかく昼寝をしなければ。酔いを醒まして、大観荘の有名な露天風呂から夕日を眺めたい(夕日百選)…そう思い、あらかじめ敷いてあった布団に潜り込み、しばしの休息を取った。しかし、起きたのは19時過ぎ(日の入り18:36)で、これは食事処からの夕食催促の内線だった(笑)ー続く。






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