【革命はいつも、 たった一人から始まる】4718
藤原和博氏の心に響く言葉より…
ここで、コロナ後の企業の命運を握る「イノベーションって、なんだろう?」を改めて考えてみる。
企業からすれば、現状を打破するアイデアとそれを実現する一連の行動のことを指すだろう。
ただし、これを組織で起こす場合でも、私は、あくまで個人の行動が鍵になると考えている。
個人がどう考えるか、その思考法が大事なのだ。
「ああ、コロナで全体が沈滞するだろう。自分が前向きになれないのもしょうがない」 「利益が出ないのは当たり前だよね、だってコロナで営業日数が圧倒的に減ったんだから」 というように、全体の景気や業界の調子の悪さを自分自身の浮沈にリンクさせ「コロナのせいでダメなんだ」という思考法を全従業員が取るなら、会社も組織もそのようになるだろう。
だから、破壊的に現状を打破して、突破していく個人を育てなければならない。
ビジネススクールでアート教育が流行するのも、同じ文脈のニーズだ。
ただし、ア ートで刺激して組織にちょっとだけ「遊び」や「クリエイティブ」を持ち込んでも、その効果は薄い。
こういう激しい逆風下でイノベーションを起こすには、少し弱いのだ。
イノベーションは個人の人生にも利いてくる。
人生を鮮やかに彩るためには、会社人間が会社内「個人」として覚醒し、自分の人生の主人公として生き始める意識改革が必要だ。
だから、「誰のようでもない人生を切り拓きたい」と考える読者ならば、自分の中に、組織にあらがう革命を起こさなければいけない。
ここで、結論を言ってしまおう。
個人と組織の両方のイノベーションにとって鍵になるのは、誤解を恐れず言えば、「狂気」をどうマネジメントするか、である。
なぜなら、個人の中の「狂気」を起動しないで、現状を革新するのはそもそも無理があるからだ。
会社がイノベーションを望む場合、社員を熱狂させなければならないし、開発チームのチームビルディングが上手くいくのは、リーダーのちょっとした「狂気」にメンバーが恋するときだと思う。
恋をするから50%や70%ではなく、120%とか200%の力が発揮される。
できそうもない課題(例えば、車の流麗な美しさと内部の広い居住性を両立させる課題)をクリアするときなど、まともな分析や整然とした処理仕事では、納得できる解が導けるわけがない。
「狂気」に恋をさせるリーダーシップが必要なのだ。
「狂気」は、その芯に寄ってくる同じ志を持った「同志」をくっつける接着剤の役割を果たし、それがやがてドラマチックな「物語」に進化していく。
言葉を換えれば、あなたの中に眠るちょっとした「狂気」を起動することで、その「狂気」が伝染、感染し、コロナ後の沈滞を突き破る力になる。
『革命はいつも、たった一人から始まる』ポプラ社
https://amzn.to/3y68KZu
これは「イノベーション」だけの話ではない。
人生の転機についても同じことが言える。
転機は人生の分かれ道だ。
だから、大きな転機には大きな決断をともなう。
肚を決めなければならない。
それは例えば…
高校入試、大学進学、就職、結婚、離婚、転職、起業、会社売却、廃業、引退…
あるいは、自分の愛する人や子ども、友人や社員を守るため。
その時必要になるのが、「狂気」だ。
「狂気」は、しばしば自分を違う次元に連れていく。
それは、革命であり、維新だからだ。
革命とは、昨日の景色と、今日の景色が一瞬にして変わること。
つまりそのときの昨日と今日はつながっていない。
そこには、深い谷がある。
その深い谷を飛び越えるには、今まで背負っていた重い荷物を捨て、身軽にならなければならない。
何もかも捨て去るには「狂気」が必要だ。
肩書、名誉、地位、お金、評判、思い込み、こだわり…
それが、覚悟を決め、肚を決めるということ。
そして、どんな決断にせよ、それは誰かに何か言われる。
イタリアの詩人ダンテはこういった。
「汝(なんじ)が道をゆけ、しかして人の語るにまかせよ」
大事なことは己(おのれ)の信じた道をゆくこと。
そして、何を言われようと、勝手に言わせておけばよい。
捨ておくことだ。
大海原に船出しようと決断したときはじめて、風が吹き、帆がざわめき、波が立つという。
「革命はいつも、たった一人から始まる」
時に、狂気を起動できる人でありたい。
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藤原和博氏の心に響く言葉より…
ここで、コロナ後の企業の命運を握る「イノベーションって、なんだろう?」を改めて考えてみる。
企業からすれば、現状を打破するアイデアとそれを実現する一連の行動のことを指すだろう。
ただし、これを組織で起こす場合でも、私は、あくまで個人の行動が鍵になると考えている。
個人がどう考えるか、その思考法が大事なのだ。
「ああ、コロナで全体が沈滞するだろう。自分が前向きになれないのもしょうがない」 「利益が出ないのは当たり前だよね、だってコロナで営業日数が圧倒的に減ったんだから」 というように、全体の景気や業界の調子の悪さを自分自身の浮沈にリンクさせ「コロナのせいでダメなんだ」という思考法を全従業員が取るなら、会社も組織もそのようになるだろう。
だから、破壊的に現状を打破して、突破していく個人を育てなければならない。
ビジネススクールでアート教育が流行するのも、同じ文脈のニーズだ。
ただし、ア ートで刺激して組織にちょっとだけ「遊び」や「クリエイティブ」を持ち込んでも、その効果は薄い。
こういう激しい逆風下でイノベーションを起こすには、少し弱いのだ。
イノベーションは個人の人生にも利いてくる。
人生を鮮やかに彩るためには、会社人間が会社内「個人」として覚醒し、自分の人生の主人公として生き始める意識改革が必要だ。
だから、「誰のようでもない人生を切り拓きたい」と考える読者ならば、自分の中に、組織にあらがう革命を起こさなければいけない。
ここで、結論を言ってしまおう。
個人と組織の両方のイノベーションにとって鍵になるのは、誤解を恐れず言えば、「狂気」をどうマネジメントするか、である。
なぜなら、個人の中の「狂気」を起動しないで、現状を革新するのはそもそも無理があるからだ。
会社がイノベーションを望む場合、社員を熱狂させなければならないし、開発チームのチームビルディングが上手くいくのは、リーダーのちょっとした「狂気」にメンバーが恋するときだと思う。
恋をするから50%や70%ではなく、120%とか200%の力が発揮される。
できそうもない課題(例えば、車の流麗な美しさと内部の広い居住性を両立させる課題)をクリアするときなど、まともな分析や整然とした処理仕事では、納得できる解が導けるわけがない。
「狂気」に恋をさせるリーダーシップが必要なのだ。
「狂気」は、その芯に寄ってくる同じ志を持った「同志」をくっつける接着剤の役割を果たし、それがやがてドラマチックな「物語」に進化していく。
言葉を換えれば、あなたの中に眠るちょっとした「狂気」を起動することで、その「狂気」が伝染、感染し、コロナ後の沈滞を突き破る力になる。
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これは「イノベーション」だけの話ではない。
人生の転機についても同じことが言える。
転機は人生の分かれ道だ。
だから、大きな転機には大きな決断をともなう。
肚を決めなければならない。
それは例えば…
高校入試、大学進学、就職、結婚、離婚、転職、起業、会社売却、廃業、引退…
あるいは、自分の愛する人や子ども、友人や社員を守るため。
その時必要になるのが、「狂気」だ。
「狂気」は、しばしば自分を違う次元に連れていく。
それは、革命であり、維新だからだ。
革命とは、昨日の景色と、今日の景色が一瞬にして変わること。
つまりそのときの昨日と今日はつながっていない。
そこには、深い谷がある。
その深い谷を飛び越えるには、今まで背負っていた重い荷物を捨て、身軽にならなければならない。
何もかも捨て去るには「狂気」が必要だ。
肩書、名誉、地位、お金、評判、思い込み、こだわり…
それが、覚悟を決め、肚を決めるということ。
そして、どんな決断にせよ、それは誰かに何か言われる。
イタリアの詩人ダンテはこういった。
「汝(なんじ)が道をゆけ、しかして人の語るにまかせよ」
大事なことは己(おのれ)の信じた道をゆくこと。
そして、何を言われようと、勝手に言わせておけばよい。
捨ておくことだ。
大海原に船出しようと決断したときはじめて、風が吹き、帆がざわめき、波が立つという。
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