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【世界と日本経済大予測2021】人の心に灯をともす4154より 写真はMさんからいただいたプレゼントで...

2020年12月03日 | 
【世界と日本経済大予測2021】4154



渡邉哲也氏の心に響く言葉より…


新型コロナウイルス感染症により、世界全体で大規模な変化が起きている。

Web会議などのバーチャル化が進むとともに、一方では実体社会が見直されている。

交通、物流など生活インフラを支える「エッセンシャルワーカー」が注目されたように、あって当たり前の存在から暮らしに欠かせない存在へと変化したものは多い。


これから起きることは明確だ。

必要なものと不要なものの分類と整理と淘汰が進み、より大きな社会変革を生み出す。

暮らしや行動様式だけでなく、政治そして経済にも同じことが言える。

米中の対立が過熱し、中国に依存するビジネスモデルはまもなく瓦解するだろう。

国内外の不動産バブル崩壊にも備えなければならない。


時代の転換期を読み間違うと、大きな損失を被(こうむ)る。

過去の歴史から見て、戦争や疫病、大恐慌などに際しては枠組みの大転換が起きている。

20世紀から現在までの歴史だけ見ても、いま、そのタイミングが到来したと言っていい。


スペイン風邪の流行と終息(1918〜1920年)、第一次世界大戦開戦(1914年)から、およそ100年。

その間、ほぼ30数年ごとに大きなレジームチェンジがあり、それが重なるとさらに大きなレジームチェンジがやってくる。

それが「2021年」なのだ。


2021年が激動の1年になるのは間違いない。

コロナ禍とその対応で止まっていた時を取り戻すかのように時代が動いていく。


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渡邉氏は「頭を使わない会社は淘汰されていく」の項のなかでこう述べている。


『コロナ禍でも景気のいい企業の経営者は、「どうすれば儲かるか」「どこに新たな需要があるか」を真剣に考えている。


規模の大小に関わらず、頭を使わない会社は消えている。

当たり前と思われるかもしれないが、これが経営の本質とも言える。

負の側面ばかり捉えているようでは、商機は見えてこない。

新型コロナウイルスで外出が控えられる、三密を控えるなどの状況で、「コロナ終息後は、業績が戻るはず」と待ちの姿勢でいる経営者は即座に淘汰されていくと思ったほうがいい。

衣食住関連や日用品関連など、つねに一定の需要がある産業の会社は、とりあえずいつもやっている仕事を忠実に継続していけば会社は潰れないし、何とかなってきた。

しかし、これからの時代、そのような消極的な姿勢では生きていけない。

言い換えれば、新規参入し、工夫を怠る企業や何も考えない企業を淘汰していく絶好の機会でもある。

コロナ禍以降、近所の店舗を覗くと、常連がしっかりついている店は、極端な顧客の減少はないように見える。

一方、通りがかりの客、飛び込み客を中心にビジネスをしているような店は、そもそも通りがかりの客が減っているため、その痛手をダイレクトに受けている。

こうした動きから、商売のあり方も見直さなければいけないと感じさせられる。

通行量や客の年齢層、職層を分析し、価格も計算して、新規顧客の開拓を想定した経営計画やビジネスモデルは、ウイルスがすべて吹き飛ばしてしまった。

こういう緊急事態で重要なのは、「顧客を育てる」という中長期的なビジネスモデルであり、「顧客第一主義」がどの経営者にも求められるのだ。

フリーのジャーナリストである筆者もそれなりに変革の波を受けている。

コロナ禍で講演がほとんど中止になったが、そのぶん、リモート講演が増えた。

リモート講演に対応できる講師が少ないという事情もあったのかもしれない。

「コロナが…」と言って何もせずに漫然と過ごしていると、個の界でも割を食うことになりかねない。

新しい行動様式に順応できる企業・人材から勝ち組になっていくに違いない。』



コロナ禍が過ぎ去ったら、昔のような元の日常に戻る、と思っている人は、新たな手を打とうとしない人だ。

元に戻るまで、いつまでもただひたすら待っている人だからだ。


元には戻らないと思っている人は、ありとあらゆる手を尽くし、新たな手を打ちづづける。


いくつも手を打っていると、その中の1つや2つは必ず当たるものだ。

しかし、何も手を打たなかったら、何も当たらない。


企業でも人でも、このコロナ禍の最中、いくつ手を打ったのか、どれだけ種をまいたのか、が後から問われることになる。

未来への投資をどれだけしたのか、ということだ。


元に戻るのを待っている人は、過去を見つめている人。

新たな手を打ち、様々なことにチャレンジする人は、未来を見つめている人だ。


2021年を見据え…

新たな手を打ちづづける人でありたい。






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