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【失ったものは財産だけではないか】№973
鈴田孝史氏の心に響く言葉より…
インスタントラーメンメーカーの日清食品の創業者、安藤百福は46歳の時に理事長をしていた信用組合が破産し無一文となりました。
安藤は、事業の失敗の整理をすると自宅に引きこもり、こう考えたといいます。
「しばらくすると私はむしろ、さばさばした気分になっていった。
失ったものは財産だけではないか。
そのぶんだけ、経験が血や肉となって身についている
…そう考えると、勇気がわいてきた」
その後、安藤は自宅の庭に掘っ立て小屋の研究室を創ると、日夜インスタントラーメンの開発に没頭しました。
試行錯誤を重ねるうちに、仁子夫人がてんぷらを揚げているのを偶然見て、油でめんを揚げる「瞬間油熱乾燥法」を思いつきます。
そして「チキンラーメン」を完成させたのです。
それまでの安藤を知る人たちは、安藤がラーメンを作っていると聞いて哀れんだといいます。
その後、安藤は、こう言っています。
「事業と財産を失い、裸一貫、絶対の窮地から出発したからこそ、並でない潜在能力を発揮できたのではなかろうか」
「発明、開発、事業は、時代を読む作業である。
どんなに優れた思いつきでも、時代が求めていなければ、人の役に立つことはできない」
「瞬間的なヒラメキも重要である。
一つの観察が発見、発想を生むこともあるだろう。
しかし、その背後には、必ずそれを支える生活、人生が沈潜(ちんせん)している」
『安藤百福のゼロからの「成功法則」』かんき出版
斎藤一人さんはこう言っている。
『よく「お金がないから商売に失敗した」というけど、それは間違い。
事業が失敗したのは、お金がないからではなく、知恵がないから』
逆に言うと、事業に失敗して無一文になったからと言って、再起できないわけではないということだ。
商売において、お金は大事な要素ではあるけれど、なければないなりに、知恵を出すことで解決できる。
「打つ手は無限」だからだ。
絶対絶命の窮地に追い込まれたとき、人は普段は考えられないような力を発揮する。
「火事場のバカ力」という開き直りの蛮勇だ。
倒産したとしても、失ったのは財産だけ。
決してあきらめない人に、天からヒントが降りてくる。
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【失ったものは財産だけではないか】№973
鈴田孝史氏の心に響く言葉より…
インスタントラーメンメーカーの日清食品の創業者、安藤百福は46歳の時に理事長をしていた信用組合が破産し無一文となりました。
安藤は、事業の失敗の整理をすると自宅に引きこもり、こう考えたといいます。
「しばらくすると私はむしろ、さばさばした気分になっていった。
失ったものは財産だけではないか。
そのぶんだけ、経験が血や肉となって身についている
…そう考えると、勇気がわいてきた」
その後、安藤は自宅の庭に掘っ立て小屋の研究室を創ると、日夜インスタントラーメンの開発に没頭しました。
試行錯誤を重ねるうちに、仁子夫人がてんぷらを揚げているのを偶然見て、油でめんを揚げる「瞬間油熱乾燥法」を思いつきます。
そして「チキンラーメン」を完成させたのです。
それまでの安藤を知る人たちは、安藤がラーメンを作っていると聞いて哀れんだといいます。
その後、安藤は、こう言っています。
「事業と財産を失い、裸一貫、絶対の窮地から出発したからこそ、並でない潜在能力を発揮できたのではなかろうか」
「発明、開発、事業は、時代を読む作業である。
どんなに優れた思いつきでも、時代が求めていなければ、人の役に立つことはできない」
「瞬間的なヒラメキも重要である。
一つの観察が発見、発想を生むこともあるだろう。
しかし、その背後には、必ずそれを支える生活、人生が沈潜(ちんせん)している」
『安藤百福のゼロからの「成功法則」』かんき出版
斎藤一人さんはこう言っている。
『よく「お金がないから商売に失敗した」というけど、それは間違い。
事業が失敗したのは、お金がないからではなく、知恵がないから』
逆に言うと、事業に失敗して無一文になったからと言って、再起できないわけではないということだ。
商売において、お金は大事な要素ではあるけれど、なければないなりに、知恵を出すことで解決できる。
「打つ手は無限」だからだ。
絶対絶命の窮地に追い込まれたとき、人は普段は考えられないような力を発揮する。
「火事場のバカ力」という開き直りの蛮勇だ。
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