AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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相手をナメてはいけない 人の心に灯をともす 763より

2011年09月27日 | うたしやきなお話

一円さんの愛読しているメールマガジンより…お福分けさせて…いただきます…m(__)m…
写真は…上野で9月25日まで開催されていた『空海と密教美術展』に来ていた…京都東寺さんの『帝釈天王(たいしゃくてんのう)』さんです…m(__)m…ありがとう…ございます…m(__)m…



【相手をナメてはいけない】№763


ボブ・グリーン氏の心に響く言葉より…


フロリダ州の『ラスパーダ・オリジナル・ホーギーズ』というサンドイッチ店では、コックやウエートレスがお昼時のラッシュに備え、準備をしているところだった。

突然、怒り狂った大男が表のドアを開けて乱入してきた。

その男…あとで警察によって、近くに住むセオドア・ターヒューン、26歳と判明…は、伝えられるところによると、猥褻な言葉を叫び、女子従業員に対しみだらな呼び名をわめいたそうだ。


ターヒューンがサンドイッチ店を出ようとしたとき、彼は店内に客がひとりいるのに気がついた。

その客は68歳の男性だった。

「お前、なに見てるんだ?」

とターヒューンは68歳の客に言った。

「あんた、このお嬢さんたちに丁寧な口をきいていなかったみたいだな」

と、68歳の客が答えた。


ターヒューンはこの客に悪態をつき、こう言ったそうだ。

「じじい、文句があるなら外へ出な」

ターヒューンにとって、これはたいへんな間違いだった。


この“じじい”は、バディ・“ネイチャー・ボーイ”・ロジャースだったのである。

50年代のプロレスのスーパースターで、今はフロリダで余生を送っている伝説的な人物なのだ。

ロジャースは最近、心臓の4つの心室・心房のバイパス手術、それに股関節置換手術を受けたばかりだった。

にもかかわらず…

「ボブ」と先日の夜、ロジャースはぼくに言った。


「やつがわたしのことを“じじい”と呼んだりしたのが始まりさ。

やつはものすごくでっかい野郎で身長193センチ、体重も107キロぐらいはありそうだったが、バディ・ロジャースを“じじい”なんて呼ぶ者は、いまだかつておらんのだよ」


ロジャースの年の半分にもならないターヒューンは、いきなり殴りかかったという。

「わしはやつを壁に叩きつけてやった」とロジャースは説明した。

「そしたら、やつは鉄の椅子をひっつかんだんだ。

でっかい折りたたみ式の椅子をさ。

やつがそれを振り回したんで、わたしの口のところに当ってね。

血がドクドク噴出したよ。

それでやつの手から椅子をもぎとり、みぞおちに一発くらわしてやった。

やつは冷蔵庫のほうへあとずさりしていったけ。

それから、また一発お見舞いしたら、やつはキッチンのほうへ吹っ飛んで、流しの上に落ちた。

そいつをもう一度ひっつかんだら、やつは私の髪をつかんで悲鳴を上げてな。

『お願いだ!やめてくれ!頼む!やめてくれ!』…哀願ってやつさ。

やつのおかげでわたしはエンジンがかかっちゃってたから、やるならまだ徹底的にやれたけどね」


椅子で殴られた口の傷を15針も縫う必要があるとわかったが、彼は病院にまっすぐに向かわなかった。

「家に帰って、サンドイッチを食べたんだ」と彼は言った。

まず、病院へ向かうほうがよかったのではないか?

「ボブ、そうだろうとわたしだって思ったがね」と“ネイチャー・ボーイ”は言った。

「しかし、わたしは腹ぺこだったんだ」

『アメリカン・ヒーロー』集英社



日本人は、水戸黄門のように、普段はどこにでもいるような好好爺(こうこうや)が、何か事あったときに悪者をやっつける、というこの手の物語が大好きだ。

映画のスーパーマンでもこれは全く同じ。

勧善懲悪(かんぜんちょうあく)は、ハリウッド映画でも日本の時代劇でも、全世界に共通する胸のスカッとする爽快(そうかい)なパターンだ。

中でも、実力があるのに身分を隠している人が、しかたなく身分を明かし、本当の力を見せ付ける場面が一番好まれる。


人は、偉ぶらない、謙虚な人が大好きだ。

その反対に、威張りちらしたり、傲慢な人は嫌われる。


どんな人であろうと、相手をナメてはいけない。

たとえ、年寄りだろうが、弱々しかろうが、みすぼらしい身なりをしていようが、か弱そうな女性であろうが、小さな子供であろうが…

見くびったり、あなどったり、甘く見ていると、とんだしっぺ返しを食うことになる。


相手をナメている人は、自分のほうが上だと思っている人だ。

その元にある心は、認められたくてしかたないガキ大将のような子供っぽい心理。

そしてそれは、ほんとうの怖さを知らない未熟な子供だからできること。

懐(ふところ)から印籠(いんろう)が出てくるまでわからないようでは、あまりにもおそまつだ。

上には上がいる。

身のほどを知り、常に謙虚であることは、生きていく上でもっとも大切な資質の一つ。




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