【今を楽しむ】5021
東京大学名誉教授、矢作直樹氏の心に響く言葉より…
その悩みにどう向き合うか。
人生はこの「課題」の解消に大半が費やされます。
臨床医として長年、さまざまな医療現場に携わる中で見てきたこと、あるいは感じたことが、人々の「悩みとの果てしない闘い」でした。
悩みには一つとして同じものがありません。
同じように見えて、どれも違う性格をしています。
自分は病気になるのか、自分の死に場所はどこになるのか、いつ死ぬのか......、 そういう漠然とした不安を抱えて悩んでいる人も多いでしょう。
悩みの幅と深さは人それぞれで違いますから、そんなことで悩むなと一方的な言い方はできません。
でも、あれこれとよからぬ想像をめぐらす余裕があるのなら、いつ来るかわからない不安ではなく、「すぐにやれる(行動できる)楽しいこと」を想像してみてください。
重い病気になろうとなるまいと、私たちは遅かれ早かれ死ぬのです。
自分がいつ他界しても悔いが残ることのないように毎日を生き切る。
これが私の言う心がまえです。
その気持ち、つまり「決意」が自分の中に生まれたなら、「だったらもう少し、この世界を生きてやろう」という強いエネルギーが 自然と生まれます。
人間は意外と強いものなのです。
生き切るという意味では、人生の長さは問題ではありません。
百歳で大往生した老人が称賛される一方、十歳の誕生日を迎えることなく亡くなった子どもには憐みが向けられる、これは大変おかしな話です。
そもそも人生の価値は生きた長さで判断されるものではありません。
短くとも人生を生き切った人にも「本当にお疲れさまでした」と労(ねぎら)いたいものです。
死は生物としての宿命ですが、死は同時に私たちの「次の生」のための出発点です。
私たちの本質である「魂」は永遠不変の存在であり、肉体が滅んでも私たちの本質が滅びることはありません。
とは言え、今回の人生はこれっきりです。
次回はまったく違う人生を歩くことになります。
そう考えると、今回の人生でやっておきたいこと、やるべきことが、皆さんそれぞれに浮かぶのではないでしょうか。
悩みというのは、人生の途上で出会う私たちが解消(解決)しなければならないテストのようなものです。
悩みと上手に付き合いながら、感謝して今を楽しむ。
今を楽しむことで、生きていることを実感する。
これが人生で最も大切なことです。
人生の醍醐味と言っていいでしょう。
「悩まない」というテーマは一見、「言うは易く行うは難し」のように思われるかもしれませんが、実は誰にでも容易にできると思います。
あたりまえのことを、今さらながらやってみる。
たったこれだけで毎日ががらりと変わることでしょう。
『悩まない生き方』知的生き方文庫
https://amzn.to/3bpSAEt
城山三郎氏のこんな言葉があります。
『六十代に入ったころ、「これはいい、これで行こう」と思ったのは、
「残躯(ざんく)楽しまざるべけんや」
という伊達政宗の言葉であった。
もっと日常的な言い方では、
「今朝酒あらば 今朝酒を楽しみ 明日憂(うれい)来たらば 明日憂えん」
といった生き方である。』 《無所属の時間で生きる》
人は、まだ起こりもしないことをあれこれ心配して、不安になってしまいます。
心配事の9割は起こらないというのに、思い悩むのです。
それは、まさに…
『一度だけの人生だ。
だから今この時だけを考えろ。
過去は及ばず、未来は知れず。
死んでからのことは宗教にまかせろ。』
という、中村天風師の言葉の通りです。
たとえどんなことがあろうと…
この今を、楽しめる人でありたいと思います。
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東京大学名誉教授、矢作直樹氏の心に響く言葉より…
その悩みにどう向き合うか。
人生はこの「課題」の解消に大半が費やされます。
臨床医として長年、さまざまな医療現場に携わる中で見てきたこと、あるいは感じたことが、人々の「悩みとの果てしない闘い」でした。
悩みには一つとして同じものがありません。
同じように見えて、どれも違う性格をしています。
自分は病気になるのか、自分の死に場所はどこになるのか、いつ死ぬのか......、 そういう漠然とした不安を抱えて悩んでいる人も多いでしょう。
悩みの幅と深さは人それぞれで違いますから、そんなことで悩むなと一方的な言い方はできません。
でも、あれこれとよからぬ想像をめぐらす余裕があるのなら、いつ来るかわからない不安ではなく、「すぐにやれる(行動できる)楽しいこと」を想像してみてください。
重い病気になろうとなるまいと、私たちは遅かれ早かれ死ぬのです。
自分がいつ他界しても悔いが残ることのないように毎日を生き切る。
これが私の言う心がまえです。
その気持ち、つまり「決意」が自分の中に生まれたなら、「だったらもう少し、この世界を生きてやろう」という強いエネルギーが 自然と生まれます。
人間は意外と強いものなのです。
生き切るという意味では、人生の長さは問題ではありません。
百歳で大往生した老人が称賛される一方、十歳の誕生日を迎えることなく亡くなった子どもには憐みが向けられる、これは大変おかしな話です。
そもそも人生の価値は生きた長さで判断されるものではありません。
短くとも人生を生き切った人にも「本当にお疲れさまでした」と労(ねぎら)いたいものです。
死は生物としての宿命ですが、死は同時に私たちの「次の生」のための出発点です。
私たちの本質である「魂」は永遠不変の存在であり、肉体が滅んでも私たちの本質が滅びることはありません。
とは言え、今回の人生はこれっきりです。
次回はまったく違う人生を歩くことになります。
そう考えると、今回の人生でやっておきたいこと、やるべきことが、皆さんそれぞれに浮かぶのではないでしょうか。
悩みというのは、人生の途上で出会う私たちが解消(解決)しなければならないテストのようなものです。
悩みと上手に付き合いながら、感謝して今を楽しむ。
今を楽しむことで、生きていることを実感する。
これが人生で最も大切なことです。
人生の醍醐味と言っていいでしょう。
「悩まない」というテーマは一見、「言うは易く行うは難し」のように思われるかもしれませんが、実は誰にでも容易にできると思います。
あたりまえのことを、今さらながらやってみる。
たったこれだけで毎日ががらりと変わることでしょう。
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城山三郎氏のこんな言葉があります。
『六十代に入ったころ、「これはいい、これで行こう」と思ったのは、
「残躯(ざんく)楽しまざるべけんや」
という伊達政宗の言葉であった。
もっと日常的な言い方では、
「今朝酒あらば 今朝酒を楽しみ 明日憂(うれい)来たらば 明日憂えん」
といった生き方である。』 《無所属の時間で生きる》
人は、まだ起こりもしないことをあれこれ心配して、不安になってしまいます。
心配事の9割は起こらないというのに、思い悩むのです。
それは、まさに…
『一度だけの人生だ。
だから今この時だけを考えろ。
過去は及ばず、未来は知れず。
死んでからのことは宗教にまかせろ。』
という、中村天風師の言葉の通りです。
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