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自分を高めるための読書 人の心に灯をともす 5517より 写真はMさんからいただいたプレゼントです(*...

2024年05月25日 | 
【自分を高めるための読書】5517



稲盛和夫氏の心に響く言葉より…


《自分を高めるために読書をしてほしいと思います。》(心を高める、経営を伸ばす/PHP研究所)


稲盛氏はしばしばその著書で中国の古典に触れながら自説を展開しています。

かつて日本では本がよく読まれ、なかでも東洋哲学、特に中国の古典などを読み、尊ぶ文化がありました。

しかし出版不況と呼ばれる昨今、国民全体の読書に当てる一日の時間数が大きく減っているという文部科学省の報告もあります。

より若い世代になれば、なんでもインターネットの簡略化された記事で済ませてしまい、一冊の本を買って隅から隅まで読むという読書体験をする人はたいへん少ないかもしれません。


稲盛氏は、自分を高めるためには、真剣になって良書を読むことが大切だと言います。

仕事で多忙を極める稲盛氏ですが、寸暇(すんか)を惜しんで、仕事の合間には必ず読書をするそうです。

どんなに夜遅くなったり、お客様とお酒の席を囲んだりした後であっても、帰宅すれば必ず本を読む。

稲盛氏の枕元には哲学や中国の古典の本がたくさん積まれており、それを寝る前に読むのが日課となっています。


本を読むには時間がないと思っている方も多いと思いますが、日々の時間のやりくりをすれば存外、本を読む時間はつくることができます。

そのわずかな時間のあいだにも、心が打ち震えるような体験をすることができるはずです。

読書の体験からは、実際に私たちが日々、生活するなかで得られる実践知とはまた違った知識を得ることができます。

行ったことのない国、聞いたことのない言葉、2000年も前の昔のことが書いてある歴史書、そこからはさまざまな教訓を得ることができるでしょう。


また、日々の実践のなかで磨かれた体験に、読書によって得た知識を補うことで、自分の経験を整理してくれるという効果もあるのです。

一般に、読書とはひとつの文化的な行為だと言えます。

文化を英語で言えば、カルチャーですが、このカルチャーという言葉の語源となったのは、ラテン語のColere で、もともとは土地を耕すという意味でしたが、のちに「心を耕す」という意味になりました。


イギリスの思想家ジェームズ・アレンは人間の心を庭にたとえています。

自分の庭が雑草だらけの荒れたものになるか、種々の美しい花が咲き誇るものになるかは、きちんと庭を手入れするか否かにかかっています。

文化というものが語源どおりに「心を耕す」ことであるならば、読書もまたその人の心のお手入れとなるものだと言えるでしょう。


人が一人で経験できることは高が知れています。

しかし、読書は、古今東西の さまざまな人々の生き様が反映された知の宝庫であり、他者の経験を自分のものとして追体験することができます。

私たちは読書という体験を通じて、まさしく自らを反省し、過去の偉人とともに別の人生を生き直すことができるのです。


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「小さな人生論2 /致知出版社」(藤尾秀昭)の中にこんな文章があった。


『碩学(せきがく)・安岡正篤氏は「人物」を磨くための条件として、次の二つを挙げている。

一、すぐれた人物に私淑(ししゅく)すること。

二、魂のこもったすぐれた書物を読むこと。


いま、子どものみならず大人も本を読まなくなった、と言われている。

しかし、読書力の低下はそのまま人間力の低下につながり、国の衰退になりかねないことを私たちは肝に銘じ、その復興に努めなければならない。

「7歳の児童たちの読書量が、将来の世界における英国の位置そのものである」

イギリスのブレア首相の言と聞く。

卓見である。』



7歳とは、まさに小学校1年生。

小学校1年生の読書量が、将来の国の力を決めるというのだ。


親が読書好きでなければ、子供は本を読まない。

幼児の頃、寝る前に、毎晩、親が絵本を読んでくれた子供は、必ず本好きになる。

そして、家の中に本棚があり、多くの本に囲まれて育つことだ。


国民が読書をしなければ、国は衰退する。

「自分を高めるための読書」という言葉を胸に刻みたい。





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