過去に北海道へは学会で2回(札幌、網走)、共同研究の打ち合わせ&視察で1回(美唄および芽室)来たので今回が4度目ですが、プライベートの旅行は初めて。(ちなみに2回目と3回目は飛行機でしたが、大学院生だった初回は学割のワイド周遊券を買って鉄道で来ました。名古屋から東京までが普通列車3本、青森までは夜行の急行列車「八甲田」、そして道内からは特急の自由席も利用可能となりましたが、札幌まで丸1日以上かかりました。疲れましたが楽しい旅でした。)

空港で預け荷物を受け取ってからレンタカー会社に電話し、迎えに来てもらいました。そのオフィスで手続き。自分のでない車を運転する機会は滅多にありませんが、それは昨年の長崎旅行で経験済み。加えてその時と同じタイプのトヨタの車のようでした。が、万一傷でも付けたら大変なので念のため今回も任意の免責補償(税抜1100円/日×5)に入りました。

フリープランゆえ訪問地とコースはこちらで決める必要があります。上は4泊のホテルのみを回った場合(高速&有料道路回避)ですが、それだけでも結構な距離。もちろん観光地を巡るため実際の移動距離と時間はずっと長くなります。

まず候補地をGoogleマップのマイプレイスに片っ端から登録し(全部で45箇所)、それらを最も効率よく回れるルートを決めました。なお、各日の走行距離が200〜300km程度になるよう設定し、回り切れそうにないところは潔く諦めました。ネットのQ&Aサイトで「長くても1日300km、ゆっくり観光するなら200kmまでに抑えるべき」というアドバイスを見たので。ちなみに昨年12月の博多〜長崎は片道約150kmでした。それより長距離運転になりますが、その3ヶ月前に能登半島をグルッと回って和倉温泉のホテルまで行った日は、朝から夕方まで400km近く走ったので何とかなるだろうと考えました。(無料化された高速道路をかなり走ったため距離が稼げたとは思いますが。)

さて、上が当初設定していた初日のルートです。まず支笏湖を訪れ、その後札幌の中心部を通って見物(ただし下車観光はなし)してから宿泊地の旭川に向かうつもりでした。しかし、大都市の広い道は車線変更が煩わしいのと渋滞に巻き込まれて時間をロスするのが嫌なので札幌は取り止め、支笏湖を見物したら千歳に戻って道の駅で昼食を取り、その後旭川へ向かうよう変更しました。このショートカットで走行距離は215kmから200kmに。

ところがレンタカーの手続きが済んだのが予想よりも遅くなったため、少し迷いましたが支笏湖もパスすることに決定。到着が遅くなって日没後も走ることになるのを回避するためです。見知らぬ土地での夜間運転は誰でも好まないでしょうし、湖なら後日見るチャンスがいくらでもありますから。最終的に走行距離は150kmにまで短縮しました。(なお札幌は小樽や函館を組み込んだ道南旅行で必ず訪れます。洞爺湖と支笏湖、そして大沼公園なども外せませんね。)

ということで道の駅サーモンパーク千歳が最初の目的地になりました。レンタカー会社からは思いのほか近く、10分も経たずに到着。お昼を食べるにはまだ早く、どうやって時間を潰そうか考えていた時、隣りに水族館があるのを見つけたので急遽入ることにしました。(水族館は2泊目の北見市のホテル近くにもあり、時間があればと思っていましたが、前倒しで消化することになりました。)後で知ったのですが、この「サケのふるさと千歳水族館」は日本最大級の淡水魚水族館とのことでした。(昨年春に訪れた大阪の海遊館もたしか最大級を謳っていたはずなので、これで海水と淡水の2階級制覇となったのかな?)以下、写真を貼っておきます。








Lindaが最も好きな生き物の一つと言っているカメレオンも水槽の上になぜかいました。


昼食は道の駅のフードコートでスープカレーか札幌ラーメンを食べるつもりでした。とくに前者は札幌の人気店が出店しているということだったのですが・・・・・なぜかどちらも閉店中。(定休日それとも夜のみ営業?)それで定食屋に入りました。上は私が頼んだザンギ(若鶏の唐揚げ)3個と天津飯のセット。道の駅の何かのコンテストでグランプリを受賞したと書かれていたので。一方Lindaと父はザンギ5個その他の定食。どちらも税込980円とお値打ち。ところが出てきたザンギは一切れが想像以上に大きく、父は二切れ、Lindaも一切れを残すことになりました。(ビニール袋に入れてテイクアウトし、翌朝ホテルで食べました。)食後は旭川方面に向かうだけでしたが、ここから予想していなかった事態が。
長崎旅行では車載のカーナビが変な道を示すことが多々あり信用できないと思ったので、出発前にパソコンのGoogleマップでルート検索し、それをメールでスマホに送って道案内させることにしていました。ところがところが、国道や道道を素直に行けば良いだけのはずが、ナビはなぜか右折や左折を指示し、その度に広域農道など「名前のない道」に入らされて面食らいました。そこで遅まきながら気が付きました。いくらPC版で経路を細かく指定してもURLで転送できる情報は最終目的地と経由地だけで後はナビが勝手に距離優先で道を選ぶということに。
それでも交通量は少なく、信号もほとんどなく、幅の広い道ばかりだったので快適に走行できたのは幸いでした。(止まれの標識に交差点の直前で気が付いて慌てて急ブレーキという失敗は何度がありましたが。)なお経由地に指定しておいた「直線道路日本一標識」も確認できましたが、これは全くの期待外れ。片側2車線で高速と見まがうような立派な道路を多くの車がビュンビュン飛ばし、後ろを詰められるは追い越されるはで景色を楽しむ余裕は全くなし。それ以前に平坦な道が延々と30kmほど(正確には29.2km)も続いたので退屈してしまいました。


15時半過ぎ「神居古潭」(カムイコタン)に到着。アイヌ語で「神の住む場所」という意味です。道の駅を出て間もなく降り出した雨もこの頃には止んでいました。






石狩川の絶景を堪能しながら橋を渡るとトンネル開通で廃線となった函館本線の旧路線(現在はサイクリングロード)の駅舎があります。

向かい側のホームにもオリジナルの駅名板が立っていましたが、こちらの方が味があって断然魅力的でした。

ここからホテルまではもうちょっと。で、思惑通り明るい内に着けました。途中ドラッグストアに寄ってこれを購入。先に述べた院生時代の鉄道旅では道内に入って乗車した特急の車内販売で買って飲み、その美味さに感激した思い出の銘柄です。(沖縄のオリオンビールは現在では本州でも買えますが、サッポロクラシックは北海道限定販売を守っているようですね。その頑ななところがまたいい!)
このフリープランは1泊目だけ食事が提供されません(朝食のオプションもありましたが一人1800円だったのでスルー)。夜遅くに到着する客を考慮してのことだったのでしょうか?(午後のフライトならその可能性大です。)それで事前に付近の飲食店を調査し、夜は北海道にのみ展開している回転寿司チェーン店で、と思っていました。

ところがチェックイン時に「今だけですが、食事のクーポンがもらえますよ」と教えてもらってフロント横で手渡されたのがこれ。ありがたい!

Go To トラベルキャンペーンでもらい損なった地域共通クーポンの2/7相当額が補填された格好です。部屋に入ってクーポン利用可能店を検索し、いろいろ考えたのですが決定打は見出せず。それで予定していた回転寿司店へ行きました。(旭川市内には3店あり、どれもホテルからほぼ等距離でした。)


長浜や彦根などのチェーン店では3人分の勘定が2000円台で済むため、6000円分を使い切るのは結構大変かもしれないと思い、普段なら絶対取らない高価な色皿の寿司(トロとかウニとかボタンエビなど)もバンバン注文しました。(ただしコロナウイルス対策で実際に回っていたのはメニューの書かれた札のみ。注文用紙を店員さんに渡し、寿司を直接テーブルに持って来てもらうというスタイルでした。)最初にまとめて3000円分ほど頼み、その後は税抜5500円ぐらいまであと何円と計算しながら(用紙の裏に筆算して)追加していきました。そしてレジで提示された金額は6083円(税込)とニアピン! 自画自賛ながらアッパレでした。(翌日の朝食のため少し残す手はあったかもしれませんが、開店中のクーポン利用可能店を見つけられなければ無駄になってしまうので、まあ正解だったと思います。)地元のチェーン店よりネタもシャリもやや大きめ。もちろん質は圧倒的に上。ということで大満足の夕食でした。
ホテルに戻ってサッポロクラシックと持ってきた紙パックの日本酒(見切り品)で乾杯。その後すぐ寝ました。これで初日は終わりです。

空港で預け荷物を受け取ってからレンタカー会社に電話し、迎えに来てもらいました。そのオフィスで手続き。自分のでない車を運転する機会は滅多にありませんが、それは昨年の長崎旅行で経験済み。加えてその時と同じタイプのトヨタの車のようでした。が、万一傷でも付けたら大変なので念のため今回も任意の免責補償(税抜1100円/日×5)に入りました。

フリープランゆえ訪問地とコースはこちらで決める必要があります。上は4泊のホテルのみを回った場合(高速&有料道路回避)ですが、それだけでも結構な距離。もちろん観光地を巡るため実際の移動距離と時間はずっと長くなります。

まず候補地をGoogleマップのマイプレイスに片っ端から登録し(全部で45箇所)、それらを最も効率よく回れるルートを決めました。なお、各日の走行距離が200〜300km程度になるよう設定し、回り切れそうにないところは潔く諦めました。ネットのQ&Aサイトで「長くても1日300km、ゆっくり観光するなら200kmまでに抑えるべき」というアドバイスを見たので。ちなみに昨年12月の博多〜長崎は片道約150kmでした。それより長距離運転になりますが、その3ヶ月前に能登半島をグルッと回って和倉温泉のホテルまで行った日は、朝から夕方まで400km近く走ったので何とかなるだろうと考えました。(無料化された高速道路をかなり走ったため距離が稼げたとは思いますが。)

さて、上が当初設定していた初日のルートです。まず支笏湖を訪れ、その後札幌の中心部を通って見物(ただし下車観光はなし)してから宿泊地の旭川に向かうつもりでした。しかし、大都市の広い道は車線変更が煩わしいのと渋滞に巻き込まれて時間をロスするのが嫌なので札幌は取り止め、支笏湖を見物したら千歳に戻って道の駅で昼食を取り、その後旭川へ向かうよう変更しました。このショートカットで走行距離は215kmから200kmに。

ところがレンタカーの手続きが済んだのが予想よりも遅くなったため、少し迷いましたが支笏湖もパスすることに決定。到着が遅くなって日没後も走ることになるのを回避するためです。見知らぬ土地での夜間運転は誰でも好まないでしょうし、湖なら後日見るチャンスがいくらでもありますから。最終的に走行距離は150kmにまで短縮しました。(なお札幌は小樽や函館を組み込んだ道南旅行で必ず訪れます。洞爺湖と支笏湖、そして大沼公園なども外せませんね。)

ということで道の駅サーモンパーク千歳が最初の目的地になりました。レンタカー会社からは思いのほか近く、10分も経たずに到着。お昼を食べるにはまだ早く、どうやって時間を潰そうか考えていた時、隣りに水族館があるのを見つけたので急遽入ることにしました。(水族館は2泊目の北見市のホテル近くにもあり、時間があればと思っていましたが、前倒しで消化することになりました。)後で知ったのですが、この「サケのふるさと千歳水族館」は日本最大級の淡水魚水族館とのことでした。(昨年春に訪れた大阪の海遊館もたしか最大級を謳っていたはずなので、これで海水と淡水の2階級制覇となったのかな?)以下、写真を貼っておきます。








Lindaが最も好きな生き物の一つと言っているカメレオンも水槽の上になぜかいました。


昼食は道の駅のフードコートでスープカレーか札幌ラーメンを食べるつもりでした。とくに前者は札幌の人気店が出店しているということだったのですが・・・・・なぜかどちらも閉店中。(定休日それとも夜のみ営業?)それで定食屋に入りました。上は私が頼んだザンギ(若鶏の唐揚げ)3個と天津飯のセット。道の駅の何かのコンテストでグランプリを受賞したと書かれていたので。一方Lindaと父はザンギ5個その他の定食。どちらも税込980円とお値打ち。ところが出てきたザンギは一切れが想像以上に大きく、父は二切れ、Lindaも一切れを残すことになりました。(ビニール袋に入れてテイクアウトし、翌朝ホテルで食べました。)食後は旭川方面に向かうだけでしたが、ここから予想していなかった事態が。
長崎旅行では車載のカーナビが変な道を示すことが多々あり信用できないと思ったので、出発前にパソコンのGoogleマップでルート検索し、それをメールでスマホに送って道案内させることにしていました。ところがところが、国道や道道を素直に行けば良いだけのはずが、ナビはなぜか右折や左折を指示し、その度に広域農道など「名前のない道」に入らされて面食らいました。そこで遅まきながら気が付きました。いくらPC版で経路を細かく指定してもURLで転送できる情報は最終目的地と経由地だけで後はナビが勝手に距離優先で道を選ぶということに。
それでも交通量は少なく、信号もほとんどなく、幅の広い道ばかりだったので快適に走行できたのは幸いでした。(止まれの標識に交差点の直前で気が付いて慌てて急ブレーキという失敗は何度がありましたが。)なお経由地に指定しておいた「直線道路日本一標識」も確認できましたが、これは全くの期待外れ。片側2車線で高速と見まがうような立派な道路を多くの車がビュンビュン飛ばし、後ろを詰められるは追い越されるはで景色を楽しむ余裕は全くなし。それ以前に平坦な道が延々と30kmほど(正確には29.2km)も続いたので退屈してしまいました。


15時半過ぎ「神居古潭」(カムイコタン)に到着。アイヌ語で「神の住む場所」という意味です。道の駅を出て間もなく降り出した雨もこの頃には止んでいました。






石狩川の絶景を堪能しながら橋を渡るとトンネル開通で廃線となった函館本線の旧路線(現在はサイクリングロード)の駅舎があります。

向かい側のホームにもオリジナルの駅名板が立っていましたが、こちらの方が味があって断然魅力的でした。

ここからホテルまではもうちょっと。で、思惑通り明るい内に着けました。途中ドラッグストアに寄ってこれを購入。先に述べた院生時代の鉄道旅では道内に入って乗車した特急の車内販売で買って飲み、その美味さに感激した思い出の銘柄です。(沖縄のオリオンビールは現在では本州でも買えますが、サッポロクラシックは北海道限定販売を守っているようですね。その頑ななところがまたいい!)
このフリープランは1泊目だけ食事が提供されません(朝食のオプションもありましたが一人1800円だったのでスルー)。夜遅くに到着する客を考慮してのことだったのでしょうか?(午後のフライトならその可能性大です。)それで事前に付近の飲食店を調査し、夜は北海道にのみ展開している回転寿司チェーン店で、と思っていました。

ところがチェックイン時に「今だけですが、食事のクーポンがもらえますよ」と教えてもらってフロント横で手渡されたのがこれ。ありがたい!

Go To トラベルキャンペーンでもらい損なった地域共通クーポンの2/7相当額が補填された格好です。部屋に入ってクーポン利用可能店を検索し、いろいろ考えたのですが決定打は見出せず。それで予定していた回転寿司店へ行きました。(旭川市内には3店あり、どれもホテルからほぼ等距離でした。)


長浜や彦根などのチェーン店では3人分の勘定が2000円台で済むため、6000円分を使い切るのは結構大変かもしれないと思い、普段なら絶対取らない高価な色皿の寿司(トロとかウニとかボタンエビなど)もバンバン注文しました。(ただしコロナウイルス対策で実際に回っていたのはメニューの書かれた札のみ。注文用紙を店員さんに渡し、寿司を直接テーブルに持って来てもらうというスタイルでした。)最初にまとめて3000円分ほど頼み、その後は税抜5500円ぐらいまであと何円と計算しながら(用紙の裏に筆算して)追加していきました。そしてレジで提示された金額は6083円(税込)とニアピン! 自画自賛ながらアッパレでした。(翌日の朝食のため少し残す手はあったかもしれませんが、開店中のクーポン利用可能店を見つけられなければ無駄になってしまうので、まあ正解だったと思います。)地元のチェーン店よりネタもシャリもやや大きめ。もちろん質は圧倒的に上。ということで大満足の夕食でした。
ホテルに戻ってサッポロクラシックと持ってきた紙パックの日本酒(見切り品)で乾杯。その後すぐ寝ました。これで初日は終わりです。