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国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

所詮は賞味期限

2020-09-03 | 日記

本ブログでは「見切り品」「処分品」「半額シール」といった言葉をしょっちゅう使っていますが、スーパーでも業務用量販店でもそういうのを見つけたらとりあえず確保し、使い途は後で考えるというのが私のやり方。(先に料理を決めて食材を揃えたのでは高く付いて仕方がないですからね。)当然ながらそういう品は賞味期限が迫っています。(物によっては当日の場合も。さすがに切れたのを売ってはいけないらしいですが。)けれども気にせずカゴに入れます。当面使う予定がなくとも乾燥した食品はすぐには悪くなるはずがないし、大抵のものは冷凍が利きますから。

そういえば、かつて滞在した国のとくに輸入品を扱う店では期限切れの食品を平気で売っていたような。1〜2年前のインスタントラーメンなんてザラでしたし、そういうのを敬遠していたら自炊で日本食なんて夢のまた夢でした。

ナミビアで買ってきた缶詰もそろそろ賞味期限を迎える頃だと思います。最後に行ったのが2016年12月ですから、既に切れたのもたぶんあるでしょうね。けれども刻字してある "best-before date" とか "best if used by date" も要は「賞味期限」と同じく美味しく食べられるまでの期間であって、それが過ぎたからといって途端に食べられなくなる訳では全くない。これが消費期限(英語で "expire/expiry/expiration date" など)なら食べるか捨てるかの判断材料にすべきでしょうが、日本は消費者も販売者(とくにコンビニ)も賞味期限に神経質すぎると思えて仕方がありません。(既に叫ばれて久しいことですが。)この前テレビのトーク番組で「女房が賞味期限の食品をすぐ捨てるのでよくケンカになる」とタレントがこぼしていましたが、悪いのは絶対に妻の方だと私は言いたい。

この際ついでということで、私のこれまでの最長期限切れの話をしましょうか。15年くらい前のことですかね。四年制の滋賀県立大学が1995年に設置される前、県立短期大学のキャンパスが草津市と彦根市にありました。後者の建物は廃止となってからもしばらく残っていたのですが、市立病院の移転先となったため取り壊されることに。その少し前のことですが、廃棄予定の備品や消耗品が欲しい人は先着順にタダでもらえるというメールが流れました。それで私は(たぶん食物学科の)実験室に入って物色し、使えそうなガラス器具等を持ち帰ったと記憶しているのですが、ボロボロの冷蔵庫(当然ながら電源はOFF)の中に見たこともないデザインの缶ビールがありました。大きな赤い星のマークがあったので、たぶんサッポロだと思います。錆びていたのを憶えているのでスチール缶、そして賞味期限は1980年代の終わりだったはず。(デザインはこんなんだったかも。)

その時も安全より「どんな味がするんだろう」という興味が勝ちました。とりあえず口に含んで「ダメだこりゃ」と思ったら捨てれば良いだけの話です。もちろん冷やしてから開けましたが、貯蔵中に熟成するようなものではないため飲んで感動するということはなし。といって極端な味の劣化も感じられず、拍子抜けするほど普通でした。ブラインドで出されたら分からなかったかも。ただし、こういうこと(冒険?)をするのは日本国内だけです。海外出張中もスーパーはまあ大丈夫でしたが、村の小さな雑貨屋ではペットボトルの凹んだ炭酸飲料を置いていたりするし、「いったい何を入れたんだ?」と言いたくなるほど酷い味のワインを買ってしまったことも。(明らかに混ぜものをしていました。)安さに釣られるのは危険だと身をもって知りました。
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