国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

悪平等

2019-03-03 | 日記

上画像は市が月2回全戸配布している「広報ながはま」掲載のページと同じものです。(長浜市のホームページからPDFをダウンロードしました。)一部(初級英語と日本語)を除いて受講料は見事なまでに横並びですが、今日はそのことについて書いてみます。

もう6〜7年前になると思うのですが、私はポルトガル語の中級を半年間(16回)受講したことがあります。年配の受講生さんは私と同じく完全に趣味で、という悠々自適の人達でしたが、自分の働いている小学校にブラジル人の生徒が来ているので、少しでも意思疎通を図りたいという真面目な考えで来ていた現役の先生も数名いました。

それはともかく、当時このポルトガル語だけは受講料が5000円でした。なぜそんなに安かったかといえば、市がブラジルから招いていた国際交流委員さんが講師のため謝礼が発生せず、実費(テキストのコピー代)だけ負担すれば良かったからです。また湖岸道路沿いにある施設だったため、毎週火曜日の晩、仕事の帰りに寄るにも便利でした。しかしながら、翌年からはなぜか他の言語と同じ国際交流ハウス(GEO)での開講となったため足が遠のくこととなりました。(ちなみにGEOは私が毎週土曜日の夜にユネスコ協会主催の日本語教室で教えているコミュニティハウスですが、職場から直行するには自宅よりも遠くにあり、しかも奥まった所にあって前の道が狭く、車で行くのも億劫だったためです。)ただし、曜日と時間は一緒で受講費も据え置かれていました。

その数年後だったと記憶していますが、GEOに置いてあった募集チラシを見て首を傾げました。(もちろん当時のチラシの現物は残っていないので、最新版へのリンクを貼っておきますが、デザインはそれとほとんど同じだったはずです。)

「あれ、ポルトガル語が高くなってる?」

それ以前と比べて大幅な値上げ、しかも教材費は別とのこと。というか、他と同額になってるじゃないか! その理由をGEOの職員から聞いて私は呆れました。

何でも募集の度に他の言語の受講生から「ポルトガル語だけ安いのはおかしい」とクレームを付けられるので揃えたのだとか。思わず「アホちゃうか」と言いたくなりました。そっちの値下げを検討するのではなく、実際に経費がそんなにかかっていない講座(蛇足ながらその時の講師も国際交流員さん)の方を値上げして対応するというのは方向性が完全に逆。悪平等もいいところです。波風が立たないようにするためだけの(本来の用法とは違っているそうですが)姑息なやり方は、いかにもお役所らしいと思ったのでした。

なお現在の葡語講師さんは、私と同じ日本語教室で以前ボランティアもされていたため個人的にも知っている方で、市の職員ではありませんから、この価格設定にも(横並びはどうかと思うけれども)まあ納得しています。
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