国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

郷に入っては

2017-11-26 | 帰省(2017〜18)
翌朝チェックアウト後に向かったのはもちろんブラジル領事館。待たされるのは嫌なので早めに出ることにしたのですが、ホテルから1kmちょっとなので当初は散歩がてら歩いて行くつもりでした。しかしLindaが足が痛いと渋ったので地下鉄を利用。(前日かなり歩きましたからね。)そのためさらに到着が早まること(開館20分前)となり「ちょっと早く着きすぎたかなあ」と思ったのですが・・・・・それは見込み違いでした。

領事館のある2階のエレベーターホールは人でギッシリ。驚きつつも順番待ちのリストに名前を書き込み、呼び出されてようやく中に入れた時には9時を回っていました。なお待っている人の顔やリストの姓から多くが日系人であることは明らかでしたが、アジア系以外(ヨーロッパ系やアフリカ系)の顔もチラホラ。さすがはUSAと並ぶ多民族国家。そして当然ながら話されているのはポルトガル語です。日本国内では彼らがマイノリティですが、この部屋の中で圧倒的マイノリティなのは私の方。余計なことかもしれませんが、誰であれこういう経験(少数者であるゆえの居心地の悪さを感じること)はしても絶対損しないと思いますね。

閑話休題。受付で目的が観光ビザであることを告げたらこの紙を渡されました。この番号が表示された窓口へ行けば良いとのこと。


このディスプレイを見て上から順に千の位の数字が割り当てられていると判明。例えばパスポートは1000番台で今15人目が4番窓口で手続き中、そして待っているのが8人ということです。観光ビザは2ページ目の最初(通算で7番目)だから7000番台。つまり今日は私が最初。「こりゃ楽勝だな」と思いました。大甘でした。

この後5001に続いて6001や8001も早々と表示され、他も数字が増えていったのに7001は待てども待てども呼び出しなし。それ以上に気になったのはとにかく進むのが遅い(呼び出しの間隔が長い)こと。1件について少なくとも15〜20分はかかっている感じです。そのうちに時刻は10時を過ぎ、11時を過ぎ・・・・・・気の短い日本人なら「何やってんだ!」とブチ切れても不思議はないでしょう。しがしながら誰一人として苛立っている人はいませんでしたので、私も「郷に入っては郷に従え」でここはガマンの一手。別の時間が流れているのだから文句を言っても仕方ありません。その内にどうやら要件ごとに処理するのではなく、その日早く来た人から順に受け付けているらしいと思い当たりました。私は10人記入できるリストの6番目に書き込みましたが、その時点で既に数十人が待っていましたから、たぶん26番目か36番目だったのでしょう。またこの日は休日明けだったので余計に人が多かった(2日分)ことも考えられます。(そうなると来る日を間違えたかも?)何にしてもこうなると分かっていれば遅くとも開館1時間前には来るべきでした。

この分だと昼過ぎまでかかるんだろうな、と腹を括りかけた11時半頃にようやく呼び出されて窓口へ。申請用紙控えとアップロードした書類のプリントアウトを手渡し、いくつか受け答えしただけでアッサリ受理されました。病院の診察ではありませんが、まさに「3時間待ちの5分申請」でした。ただし実際には領事館近くのブラジル銀行(上)へ行って査証料金+手数料を支払い、その領収書(下)を渡して完了となります。3週間前後でビザの貼られたパスポートが宅配便(着払い)で届くとのこと。なお銀行では私が払った1万円札を偽札検知器にかけているのを見て思わず(とくに理由もないのに)「らしいなあ」と思ってしまいました。




地下鉄で2駅の大須へ。商店街をぶらついてから昼食を摂るつもりでしたが、予定が大幅に押してしまったため結局お昼だけになりました。(アメ横ビルなどでショッピングも愉しみたかったのですが残念。)

ここでも名古屋めしの味噌カツ定食です。

(由来は不明ですが、このネーミングだけで撮りました。)

再び地下鉄を乗り継いで東山公園駅で下車。ラストの訪問予定地は東山動植物園でした。前日の名古屋城と同じく、学生・院生時代には一度も来ていません。(記憶はありませんが、幼少時代にはもしかして?)






ここでもLindaは童心に返ったかのようにはしゃいでいましたが、入園後最初に見たサイが一番気に入った様子。理由は「戦国武将の甲冑みたい」でした。

(ニホンザルをゴリラと一緒にしないで下さい。)





植物園エリアでまたしても紅葉を堪能。

最後にこのスカイタワーへ。(動植物園との共通券640円がお得です。)

高いところがあまり得意ではないLindaはエレベーター内で泣きそうな顔をしていましたが、展望台では落ち着いていました。

グルッと360度見回してみたら私が学んだ農学部棟(画像中央のへの字の建物)が。ということで大学に始まり大学に終わった今回の名古屋訪問でした。
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