マイクロソフトとしては、ハードとして、X-Box以来久々のタブレットの発売である。(米国ではすでに発売されていた。)
「ソフト以外にハードは出さない。」を至上としてきたマイクロソフトとしては異例のハード発売である。
その昔、ハードの販売に積極的だった、旧アスキー社長の西和彦氏(同時に彼は、米国マイクロソフトの副社長を兼務)に対し、「No」とした、ビル・ゲーツ氏。今回の事態は、PCよりタブレットの販売台数が上回ってきた事実と、タブレットにおけるウィンドウズファミリーの苦戦が十分予想されることが、背景にある。「PCの販売=ウィンドウズの販売」公式が、タブレットでは成り立たず、独自ソフトのi-pad3やアンドロイドos
に市場を席巻されるのではないかという危機感を、マイクロソフトが抱いている。ホーム・サーバーを目指し、企画されたゲーム機X-Boxも時期尚早であり、再度の練り直しが必要だ。
アップルが切り開いた、タブレット分野。マイクロソフトが勝つには、ここでも再び、PC供給メーカーに、タブレット版ウィンドウズを早急に提供することだ。3年後の市場シェアは、アンドロイド>i-pad3>マイクロソフトとなるだろう。マイクロソフトがどのような戦略をとるかによって、シェアは大きく変動する。