ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

死に体福田内閣

2008年03月19日 | ましこノート
今日の東証株価は296円28銭高となった。再び国会では日銀総裁人事が
不同意となり、戦後初の日銀総裁の空席が現実になった。異常事態であり、
本来であれば株価は大幅に下がり市場は混乱するはずなのに逆に大幅続伸である。
市場は既にこの異常事態を織込み済みで、むしろアメリカの市場に左右される
状況になっている事がはっきりした。それにしても福田内閣は全く当事者能力を
失ってしまっている。武藤氏の否決を考えれば、田波氏では民主党は絶対に
受け入れられない事をわかっていたはずだ。福田首相は裸の王様になってしまい、
誰も支えようとしないから情報もなく、民主党とのパイプもない。
内閣と党で支え意思疎通を図るべき町村官房長官と伊吹幹事長がてんでんばらばらで、
福田内閣は「死に体」同然である。

今月末には暫定税率が切れるのも現実となり、ガソリンはじめ燃料は引き下がる。
大胆な修正-暫定税率廃止と一般財源化のセット-でなければ合意は難しい。
その時は60日規定による衆議院の3分の2再議決で暫定税率を採択し
福田首相退陣で、任期満了まで解散のない可能性を否定できない。

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