ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

500万人トーチラン

2004年10月10日 | ましこノート
スペシャルオリンピックスをご存知ですか。
知的発達障害のある人たちにスポーツを通じて社会的な自立を支援していこうという世界的なボランティア活動です。
来年二月長野県で第八回冬季世界大会が開かれる。
その成功に向けて日本47都道府県でトーチランが行われている。

福島県においても、細川佳代子SO日本理事長(細川護煕元首相夫人)を迎えて郡山市で分火式とトーチランが実施された。
昨夜内に台風22号が過ぎたものの小雨交じりの肌寒い日曜日となった。

私も伴走者として障害者と一緒に走った。
僅か600メートルほどの距離だったが、一緒に走った大和田崇行くんはまだ16歳だったが一生懸命声をだしながらしっかりした足どりで完走した。感動の20分間だった。

障害者も伴走者もそしてボランティアも心を一つにして約7キロ9区間を無事完走した。皆の顔は満足気であり感激で一杯だった。
参加し伴走して本当に良かったと思う。


健常者に分からない事がたくさんある。
障害者の人たちと一緒に居て走って、そして彼らの中に飛び込んで一つでも理解出来れば良い。また彼らも遠慮せずに主張し要求し飛び込んでくれば良い。

また、多くのボランティアが参加してくれたが分火式セレモニーには残念ながら一般市民の姿がほとんど見られなかった。
来賓挨拶も知事と市長が代理だったが是非感動的なトーチランに参加して欲しかったとの声が多かった。まだまだ関心が薄いようだ。

言葉だけの福祉では無く福祉を受ける人達の中に積極的に飛び込んで同じ立場条件になって福祉政策を作る事が必要であると今日のトーチランに教えられた。

東京オリンピックが開かれた40年前は日本晴れの快晴だった。
スペシャルオリンピックスが成功するよう一生懸命応援していこう。