傘寿の真保守宣言

素人の政治、スポーツ、社会評論です。
写真、ゴルフを楽しみながら地域社会に溶け込む一応元気な傘寿越えの爺さんです。

令和3年大相撲初場所感想

2021-02-11 11:06:14 | スポーツ
                               令和3年大相撲初場所感想
1)はじめに
 大栄翔天晴れの場所に尽きる。健闘すると予想はしたが、優勝までは考えなかった。
しかし、あの押し相撲をさらに進化させれば大関は勿論その上もありうる。期待の力士生まれたと思う。両横綱不在だったが協会もほっとしただろう。
2)大栄翔の押しは超一流
   優勝おめでとう。初日から7日目まで出場3役を全員撃破したのは驚きだった。初日の朝乃山は予想外の威力に屈したが、2日目からの相手はその力を予測していたはずなの   
  に同じ手口でやられたということは彼の馬力がいかに素晴らしいかということを示している。
  確かに素早い立ち合いですぐうまく喉輪攻めが決まる。彼の身長が丁度喉輪攻めに適しているのだろうか。8日目から格下との取り組みなので全勝もあるかと思ったが、少し  
  安心したのか2敗した。
    昨年9月場所でこの押し相撲に花を咲かせて関脇になったが、怪我で11月場所は5勝どまりで平幕に。しかし手術して今場所は調子を戻して以前以上の力を付けたように 
   思える。この調子が持続できれば前述した夢につながるが、来場所以降は相手も十分対策を考えてくるだろうから厳しい闘いとなろう。兎に角楽しみだ。
3)不甲斐なかった大関陣。
   連続優勝を狙ったはずの貴景勝は不調で怪我?もして途中休場。カド番になってしまった。怪我は仕方がないが、やはり緊張で出足に齟齬が出たのだろうか。
  朝乃山は初日に大栄翔に度肝を抜かれたのか数日本調子ではなかった。ようやく終盤に彼らしい相撲がみられたが11勝どまりだった。千秋楽で正代に勝ったので少しは気を 
   よくしただろう。一頃の勢いは見えない。来場所こそ序盤に気を付けて優勝を狙ってほしい。
  正代は序盤で大栄翔に負けたが、終盤まで2敗で優勝2番手で頑張り一時は並んだが最後に照ノ富士と朝乃山に負けて4敗した。最後の2敗は現在の力の差を見せられた相撲だ  
   ったことは彼の今後は一皮むけなければ上は見えないということと思う。正代と朝乃山の二人に勝った共通の相手は、大栄翔・御嶽海・照ノ富士だったことは興味深い。
4)3役全員勝ち越し
  照ノ富士 有望視されたが、なぜか6日目までは3勝3敗。しかし中盤から本来の力を出し、11勝した。特に終盤に朝乃山・正代両大関を含め5連勝して来場所大関復帰の足場 
     を作 ったのは立派。大栄翔以外に負けた3人とは実力は5分以上と見れるから実質的に白鵬に次ぐ力はあるのではなかろうか。
  御嶽海9勝しその中には3大関を含んでいる。大栄翔と照ノ富士には実力で負けたとしても6敗はもったいない。精神的な問題か。
  隆の勝9勝。やや不満。意外にもろさが目立った。
  高安 9勝。まだ回復が完全でないらしい。照ノ富士に勝ったのはお手柄だがあとは現在の実力相応の星に終わる。
5)前頭各力士の一口コメント
・北海富士  7勝。激しさはあるのだが、脆さが消えない。
・琴勝峰  2勝。 有望力士だが、上位の壁に跳ね返された。正攻法1本ではまだ上位には通用しない。
・阿武咲9勝。 大栄翔にあたり勝ちは立派だし照ノ富士に大栄翔的な押しで勝ったのは立派。押し相撲で大栄翔より確率が悪いのは??喉輪の攻めの上手さの差か。
・宝富士 9勝。御嶽海、朝乃山、大栄翔、御嶽海を破ったのに下位に取りこぼしもある。
     もったいない。まだ安定性に問題。
・玉鷲 6勝 36歳を考えるとこんなものか。
・栃ノ心4勝 徐々に衰えるのか。
・遠藤7勝 年齢からはまだまだのはずだが、伸びない。怪我も多いが、実力かもしれない。一頃は大物と予想したが3役どまりかも。
・竜電4勝 予想以下だった。しばらくはこのあたりで上下か。
・輝6勝 体格は立派だが、一皮むかないと伸びない。
・明生8勝 終盤に優勝争いの相手と組まされ連敗したための7敗。伸びる可能性大。
・徳勝龍3 気分の問題の大敗か。悪くても5-6勝はする力あると思う。来場所はまた幕尻だろう。
・志摩の海9勝上位で頑張れる力あり。
・逸ノ城9勝まだ怪我が十分治ってないのだろう。
・翔猿6勝かなり相手に研究されてしまった。厳しい時代が続く。
・天空海5勝幕内の洗礼は厳しかった。出直し。
・豊山7勝あの体格でこの地位で7勝とは情けない。何か研究が足りない。
・明瀬山9勝35歳で立派。あのだぶだぶの腹は何とかならないか。
9)十両以下について
・松鳳山5勝 あの厳しさで再度幕内に戻ってほしいが力が落ちたのだろうか。
・勢6勝 下から2番目 怪我なのだろうか。幕下に落ちても頑張るのだろうか。
・剣翔12勝よく知らないが、優勝力士だから今後注目してみよう。
・貴源治8勝 郷土の力士。頑張れ。
・宇良10勝 来来場所再入幕を期待。奇抜な技を見せてほしい。
・龍虎6勝新十両どん尻だからまた幕下だろう。
・王鵬5勝下から4番目また幕下か。大鵬の孫も厳しいね。
10)おわりに
  立ち合いの頭のぶつかりで片方が脳震とうを起こしたが、少し休んで再試合とし脳震とうとなった力士が勝ったという事件があった。今回は無事で済んだが、生命にかかわ  
  ることなので、次回は脳震とうを起こした方を負けとすると決まったそうだが妥当な結論だろう。