傘寿の真保守宣言

素人の政治、スポーツ、社会評論です。
写真、ゴルフを楽しみながら地域社会に溶け込む一応元気な傘寿越えの爺さんです。

橋下氏の慰安婦問題提起を評価する

2013-05-31 09:55:30 | 日記
           橋下氏の慰安婦問題提起の勇気を評価する   
 戦争時には世界各国で何らかの形の慰安婦制度があったことは歴史的な事実だ。筆者の子供時代(神戸)には日本軍対象の女性団体の海外出発前の宿舎が近所にあったし(勿論日本女性)、終戦直後には米軍対象のその種の施設が通学路(宇都宮)に面して設置されていたことをよく覚えている。人間の業(ごう)に由来する暗い一面だと思う。
 平成5年の河野談話では慰安婦問題に関して朝鮮女性の強制連行については曖昧な表現になっている。宮沢内閣として綿密に調査しても強制連行の証拠は見つからなかったが韓国とこの問題ついて一件落着とするための外交交渉の手段として「強制があった」と解釈されかねない曖昧な文言を入れることで妥協を図ったのが事実といわれている。談話作成に関わった石原信雄元官房副長官は平成9年4月の自民党会合で「真実よりも外交的判断を優先させた」と述べたといわれている(産経新聞5月30日)。しかしその判断が逆に油に火をつけてしまったということだろう。ところが平成19年の内閣の閣議決定では「強制連行の証拠はなかった」という結論を出しておりそれが国の正式の見解なのだから河野談話と矛盾しており問題は複雑になっている。
 橋下氏は内閣の閣議決定通り強制連行なしの前提で「各国も何らかの形で軍隊に対する慰安婦制度を持っていたのだから日本と同罪で、日本だけが性奴隷国と悪者にされるのは不条理」と述べたが、彼の一番言いたかったことは「日本だけではなかった」という点だ。しかし多くの政治家・評論家、又大方の世論も何故か彼の主旨を回避して慰安婦制度自体を取り上げ「彼は女性の人権を無視した慰安婦制度を容認した」と非難したり、彼自身が当然のことだが慰安婦制度を容認などしていないのに「彼は世界でやっていたのだからよかったじゃないかと言って反省していない」という言い方で彼を誹謗する。TVも多くの新聞も何故「日本だけが悪者」という1点に対して非難者に意見を求めないのだろうか。メディア自身も世論を恐れているのだろうか。
 5月30日朝のTVでも某評論家が「彼は当時慰安制度を必要としたと言ったが政治家としては言ってはいけない事だ」と非難した。当時世界でそういう制度があったということは社会が必要と判断していたからで発言した文章の主語は彼でなく社会ということを解せないのだろうか。主語を明確に言わなかったことが誤解を招いたから政治家としてよくないというのも一理はあるが問題の本質をすり替えた非難だと思う。くどくなるが彼が一番言いたい「日本だけが槍玉に上げられる筋合いはない」という点については殆どの政治家や評論家は全く触れない。彼らは同様のことをやった橋下意見を否定して「他国には全く罪がなく日本だけを悪者」と考えているのだろうか。問題が問題だけに彼を擁護すれば彼と同罪の巻き添えになると恐れているとしか思えない。全く卑怯ではないか。
 何人も触れたがらない課題に敢然と一石を投じた橋下氏の勇気を評価したい。
 ただ彼が米国軍の幹部に兵士たちが風俗店を活用することを勧めたことは確かに余分なおせっかいだった。おまけに風俗店が売春施設と誤訳されたらしく大問題に発展してしまった。各国の文化、言語について配慮が足らなかったことは確かだ。彼はこの点についてだけは謝罪し撤回したが修復は容易ではないだろう。
 そもそもこの問題が大きくなったのは某小説家が慰安婦問題を取り上げ強制連行をあたかも事実だったというように書いて世論を大きく騒がせたことが発端になったと記憶している。韓国政府はこの小説をも使い巧妙かつ積極的なロビー活動によって国際舞台で「強制連行は真実だ」として喧伝し、益々日本の主張が通らなくなってしまったのが現実ではなかろうか。その小説家はその後「あれは事実でなくフィクションだ」と告白しているが既に後の祭りになってしまっている。わが国のロビー活動の拙劣さも現状の苦境を来たした一因だろう。
 政治の目的は国と国民の繁栄と平和だ。具体的には近未来の対中国政策を考える場合には日米韓の団結が必要だから竹島や慰安婦問題で韓国と何らかの解決を計ることが重要で、この際強硬に真実の主張を展開するよりも少しは真実を曲げてでも妥協するのが政治ではないかという意見で橋下氏を批判する専門家がいる。確かに事ここに至れば日本が真実と考えることを韓国に説得することは極めて困難とは思う。しかし嘗て宮沢内閣はそのスタンスで「真実よりも外交を優先した」結果として失敗しているのに再度それを繰り返せというのだろうか。尖閣問題を筆頭に日中両国は今後数十年現在の緊張状態が続くと覚悟しなければなるまい。その環境の中で中韓両国を対日強硬路線で接近させる対韓強行路線が短期的にベストかどうか難しい判断かもしれないが、長期的には国として真実を曲げる妥協外交を再度選択することは歴史に汚点を残して子孫に負の遺産を残すことになると思う。 
 安倍内閣も村山談話について曖昧な態度を示すが前述の閣議決定を是とするなら堂々と見直し(談話の踏襲でも閣議どおり「強制連行はなかった」という解釈でもよい)を言明するのが正当ではなかろうか。
 いずれにしても緊迫した内外情勢の中でこのレベルの低い問題でゴタゴタを続けるのはいかにもやるせない感じがする。それこそ政治力で早くすっきりさせて欲しいものだ
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平成25年大相撲夏場所感想

2013-05-28 16:22:03 | 日記
             平成25年大相撲夏場所感想
1)白鵬の抜群の強さ
 大相撲夏場所は白鵬が予想通り優勝、しかも全勝優勝を果たした。先場所から30連勝となる。今場所は危ない相撲はなく安定感抜群だった。立派としかいえない。マスコミでも報じられたし、解説者の言葉でも他の関取に対し正に別格の実力を持っている。彼は怪我で休んだことを聞いたことがないのは関節を含め体の柔らかさと受身の俊敏な反射神経のなす技なのだろうか。
 彼には異常な運動神経があることを書いたことがある。再度紹介すると競技選手を含め一般の人は跳躍する際必ず先ず少しは体を(膝を)曲げてからその反動で跳ぶが、彼は膝を曲げないでそのまま跳べる。従って刺激を受けてから跳ぶまでにコンマ何秒が他人より早く跳べる。技を仕掛ける際この僅かな時間差が物を言うという。
 取り組み中自我の体勢の微妙な変化を読んで次の技を仕掛ける際のタイミングの遅れがないので効果的に技が決まるということだろうか。確かに今場所も何度かある瞬間相手が横転させられる場面を見せられた。一つのミスをした場合直ぐ次の技に切り替える変えり身の速さ。例えば豪栄道との対戦の時、上手を狙って空振りになったらそのまま相手の腕を抱えて体を開いてひねり倒した。天性の反射神経というものか。

 彼の場合自分の相撲以外は殆どビデオ検討をしないという。その必要を感じなかったからだろう。しかし今場所だけは稀勢の里の好調さを意識して彼の相撲だけは入念に観察して作戦を立てたという。確かに14日目の全勝対決は見ごたえがあった。とにかく、優勝回数は朝青竜に並んだ25回で3位タイ。全勝回数は自己記録を更新した10回。30連勝4回は大鵬と並んだなど多くの輝かしい記録を作った。連続2桁白星は38場所で史上第1位、横綱としての勝ち星は451で第3位。
 今後数年は横綱として君臨するだろうからこれらの諸記録を何処まで更新されるのだろうか。大鵬の優勝回数32回も来年中には塗り替えられるのではなかろうか。
 彼に感心するのはあの若さなのに人格者として優れていることだ。話する言葉に彼の人の心を思う人間味を感じる。今回の優勝直後のインタビューでも「優勝を争った稀勢の里の敢闘を称え、ファンに対し彼の横綱昇進を応援してくださいとエールを送ったことに好印象を持った。彼の話を聞いているとモンゴル人ということを忘れるくらい日本人的ではないか。 今後も精進を重ねて相撲界を引っ張って欲しいものだ。
2)日馬富士はイマイチ
 序盤に崩れて心配したが中盤以降立ち直って11勝とした。全勝か9勝留りかの繰り返しを一応脱したことはよかったが、横綱だから最低12勝は欲しい。序盤の負けが痛かった。しかし横綱として白鵬の安定感には比較にならないほど劣るのは事実でその格差をどうして縮めるか。体力のない彼の場合、スピードでここまできたがもう一段技を磨くしかないだろう。
3)大関陣は珍しく総合的には珍合格とする。
 突然変異した稀勢の里が14日目に白鵬と全勝対決しただけでも画期的な現象だった。白鵬も稀勢の里の頑張りがあったので取りこぼしないよう注意を払ったと振り返っていた。稀勢の里についてこの2ヶ月どういう稽古をしたのかどういうメンタルな修練を積んだのか知りたいものだ。14日目の相撲は負けたとしても天晴れな負けっぷりで千秋楽に勝って14勝1敗だったらあの1敗は余り問題視されないくらいの相撲だったのに千秋楽には以前の稀勢の里の悪さが再現され幻滅の感がした。大方の評価を下げたのは残念だった。1敗したために気落ちしたということはないだろうが若しそうなら先場所どおりの稀勢の里だったことになる。
 今場所の実績は彼はやれば力があることを示したが、来場所再び悪くても13勝を出したらなら安定性を認めるが、10勝程度で終わるなら今場所の成績はフロックとして軽く見られるだろう。来場所はライバルたちは稀勢の里を研究してかかってくる。彼にとって来場所こそ将来を左右する場所となろう。
 27日に横綱審議委員会が来場所14勝なら横綱に推挙するといったが、甘すぎる。今場所14勝ならまだしも13勝に下げた千秋楽の1敗の罪は大きいはずだ。14勝でも優勝なら最低限ありうるかもしれないが準優勝2回で横綱とはいかに日本人横綱を望むといっても甘すぎる。
 鶴竜と琴奨菊は10勝。頑張ったがまだこれが実力か。今場所で見る限り稀勢の里に水をあけられた感がするが來場を見なければ正確な評価はしにくい。
琴欧州はまたしても8勝。かろうじてカド番を脱した。彼だけは落第。何度も書いたが8勝で大関のカド番脱出は甘すぎる。9勝か10勝と改訂すべきではないか。琴欧州は性格的に優しすぎるのだろうか。
4)関脇・小結は総崩れ
 把瑠都は怪我で休場。痛々しかった。巨体を支える膝には限界があるのだろうが、再起できるのだろうか心配だ。まだ若いのだから更に下位に落ちても怪我を完治してから再起した方がベターではなかろうか。来場所全休すれば幕内末尾になりもう一場所休めば十両に落ちるが怪我が完治すれば彼の力なら年6場所あるのだから短期間で3役に復帰すると思う。
 豪栄道、栃煌山は期待はずれ。隠岐の海は実力不足。まだまだ安定性に不安あり。
5)前頭短評・妙義龍と千代大竜は予想通りの活躍ほか
 何度も書くが筆者の期待する有望力士、妙義龍と千代大海が大活躍した。妙義龍は以前から上位に強い一方で下位に取りこぼしが多かったが今場所はそれが少なかった。時天空との1敗だけ。横綱と2人の大関に勝って11勝はりっぱだった。彼の瞬発力とスピードは日馬富士級と思うから取りこぼしさえ減れば今後も11勝はいける。来場所は東の関脇だろう。解説者も言っていたが大関候補の第1人者にのし上がってきたと思う。  
怪我で下位に下がった千代大竜は10勝。序盤に1勝3敗でどうしたのかと案じていたが中盤に以降力を出してきた。千秋楽で日体大の2年先輩妙義龍に花を持たせたわけではなかろうが完敗した。筆者は妙義龍よりも潜在能力は大で将来の横綱候補と思っている。来場所が楽しみだ。
 筆者の推薦力士松鳳山、高安は頑張ったが未だこの程度だろう。豊ノ島も限界に見えた。期待していた常幸龍の不調は怪我のためというが再起を期待する。老雄若の里は限界か。6勝したからまだ幕内にとどまるだろう。大関を狙った力士だったが昔の面影はない。健闘を称えるしかない。
 勢と豊響はもう少し伸びる力士と思うが未だ時間がかかる。宝富士は上位の洗礼を受けた結果となったが粘りがあるからまた復活するだろう。
腕力のある栃ノ心と阿覧の二人の外人力士はともに惨敗。何か脱皮しないと引退した外人黒海の路をたどることになる恐れがあろう。
心臓疾患のある舛の山の長引いた相撲の直後は気の毒で見られない。あれだけ呼吸困難を来たすのにこの激しい相撲を続けさせるのは本人の意志かもしれないが医学的にはまた人道上如何なものか。
6)アフリカ出身第1号大砂嵐に期待
 来場所アフリカ最初の関取が誕生する。大砂嵐。幕下で全勝優勝した。来年中には幕内上位に上ってくるだろう。楽しみだ。
7)おわりに
 大関が4人もいるのだから全員13――14連勝はありえない。今場所のように1-2人は優勝争いを闘う形なれば大相撲のファンも増えるだろう。その意味で今場所は意義のある場所だった。
 来場所は白鵬の記録が何処まで伸びるか。稀勢の里が横綱挑戦に値する相撲を見せるか。妙義龍、千代大竜がどういう活躍をするか。日馬富士の復活があるのか。大砂嵐が十両で何勝するか。把瑠都は出るのか休むのか。―――が筆者に関心がある点だ。
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県のブランド力アップに努力を

2013-05-07 11:37:30 | 日記
            県のブランド力のアップを
 直近に報じられた各県のブランド力で栃木県は45位、北関東3県では群馬が46位,茨城が47位でワーストスリーだった。在京の友人に何度か北関東3県の区別がつかないといわれたことがあるがそれを示している。
 わが栃木県は日光・那須など観光資源に富み、苺、かんぴょう、韮などの農産物や牧畜も盛んで豊かな農業県であるほかに、光学器械や自動車など工業製品も多くGDPも県別では毎年一桁の順位だし、県としても県民個人としても経済的に恵まれているが何故か宣伝が下手だ。最近は苺(とちおとめ)や餃子などを表に出して県として華やかに活動しているが各県ともこの点に努力をしているのでまだ競争に負けている。
 もともと県民性としては我を出さない温厚性があり、ある調査では「出世したくない」という意見が県別で全国2位という資料もある。消極的な県民性は風土に根付いた歴史があるのでなかなか変わるまいがブランド力アップには何か奇抜な企画で挑戦すべきだろう。島根のように「テレビでどこにあるかわからない都道府県第1位」の汚名を受けて以来、意識的に自虐的PRを徹底して46位から35位に急進した例もある。この問題を北関東3県共通の課題と捉えて共同で取り組むのも一案と思う。
 ブランド力など気にしないという考えもあろうが、情報化時代なのだから大勢から認知されることは大いに意義があると思うのだ。

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