傘寿の真保守宣言

素人の政治、スポーツ、社会評論です。
写真、ゴルフを楽しみながら地域社会に溶け込む一応元気な傘寿越えの爺さんです。

大相撲9月場所:正に白鵬場所だった

2010-09-30 16:45:34 | 日記
           大相撲9月場所:正に白鵬場所だった
1)白鵬の実力と言動を讃える
 大相撲9月場所は白鵬が4連続優勝、 しかも62連勝を成し遂げて来11月場所にあの双葉山の69連勝に挑戦することになった。素晴らしい。賜杯を受けた直後のインタビューで「私は運がいい。しかし私は1年365日いろいろなことに挑戦して努力しているので神様が運を与えてくれた」と静かに自信を持って話したが、これがモンゴル人かと思うほど日本人的な感覚を備えていると感心した。
 優勝後何度か多くのTVに招かれて努力の中味について触れていた。勿論稽古熱心についての話はあったが相撲道の心技体について双葉山や大鵬という大横綱についていろいろな本を読んで勉強していることもよく分かった。 
 彼は天性の体、運動神経をベースに、攻めの早さ、差し身の上手さ、巻き返しの早さのほか諸々の技術の鋭さを磨いた。力だけを比べたら把留都や琴欧州の方が勝るように見えるが総合力でかなり差をつけていると思う。自信に溢れた態度や言動がついてきて今場所は正に磐石の感がしたが、体・技のほかに心の面でも相当高まった領域に達しているように思う。まだ25歳の若さなのに立派と思う。
 周りの力士たちが弱すぎるということもあろうから勝つのは当然だし、 今の実力なら10連続優勝も予想できる。ただ彼には単なる優勝でなく価値ある全勝優勝を望みたい。全勝と14勝1敗には大きな差があるし、まして2敗以上した優勝では彼には物足らないからだ。人間は誰でもミスを犯すし、そのミスを克服して成功に向けて進むのが普通の人間社会だ。例えばゴルフの場合はOBというミスがあっても滅入らないで頑張れば優勝できることもある。しかし相撲での全勝とは15日間ノーミスで通さなければならない。ミスを許さない条件で初めて成し遂げられる厳しさがある。彼にはそれを期待したいと思っているのだ。双葉山の69連勝を越えて80から100連勝を狙って欲しい。
 彼の場合私生活についても全くマイナスの情報を聞いたことがない。安定した家庭の存在も彼の実績を支える一因ではなかろうか。
2)不甲斐ない大関陣
 それにしても大関陣のだらしなさは何とかならないか。若い大関からせめて一人は13勝くらいで白鵬を追いかけることにはならないのだろうか。体力を誇る琴欧州と把留都、スピードを持つ日馬富士があの成績では話にならない。この3大関は一旦負け始めるとメンタルに落ち込むのか負けが重なって優勝戦から脱落するという共通点がある。この点が矯正されないとと白鵬を脅かす相手になれないと思う。
 ただ魁皇については、厳しく言えば大関のレベルにない実力まで落ちているが、あの性格、あの年齢で何度も角番をクリアして大関の位置を死守する努力は判官びいきもあるが一応評価したい。
 彼は途中8日目で5分の星になったので後半に大関、横綱戦を控えて今回は気の毒だが陥落すると予測していた。ところが予想に反して先ず把留都に勝ち、琴欧州に破れたが次に日馬富士をも破って6勝5敗にしたので或いはと期待するようになった。白鵬に敗れるのは当然で6勝6敗、その後は下位の相手。そして安美錦、稀勢の里に勝って何とか8勝にして角番を脱出。土俵上で何ともいえない微笑を表した。千秋楽には気が抜けたか阿覧に簡単に負けた。とにかくご苦労様といいたいし優勝争いと言う面でなく特殊な魅力を感じる大関として評価したい。これからも何時大関から陥落するかと言う状態にあるが最期までの頑張りをファンとして応援したい気持だ。
3)稀勢の里に一言
 数年前には次の日本人大関候補と期待された稀勢の里は負け越しで3役から落ちることになるが不甲斐煌なさは目を覆うばかり。14日目に魁皇に破れて魁皇を角番から救ったことで魁皇ファンには喜ばれたが、自分はそこで負け越しとなり3役から転落することになった。稀勢の里ファンとしては何故あの若さで老大関に負けたのかと怒り心頭だろう。私は彼には研究心がないと思う。言い換えれば研究の仕方に問題があるかもしれない。
 相撲の世界でも何でもそうだが、単に一生懸命汗水を流して体を痛めるだけでは勝てない。相手を考えて毎回作戦を変える工夫が彼にはみられない。がむしゃらに動き回るだけで相撲が余りにも単純で粘りがないのだ。ここまで技量と言うか相撲に停滞があるということは或いは資質の問題かとの諦めに近い感想も出てくるが、一面親方の指導方にも欠陥があるのではなかろうかと訝ってしまう。今場所の状況からは栃煌山や鶴竜に先を越されるのではないかと思う。しかしまだ若いのだ。一層の頑張りを!! そして単純な努力でなくこれまでと違った緻密な研究をといいたい。
4)十両への関心その他
 予測したように十両は野球賭博で陥落した豊ノ島、雅山、豪栄道の3人の優勝争いになった。実力からして当然だが、その中で豊ノ島が14勝1敗で優勝した。3人とも来場所にはかなり昇進しその次の来年初場所にはまた3役を狙う位置に戻るだろう。今後はつまらない道草をしないよう生活を管理して精進して欲しい。それにしても現在は年6場所になっているから力のある力士はスピード出世が出来るしスピード回復が出来る。逆に陥落も早くなるということだろうが。
 賭博事件のおかげで異常に昇進した新入幕力士の成績に関心があったが記録的な遅い入幕力士旭南海はさすがに大きく負け越して十両陥落となったがいい経験をしたわけで捲土重来を期して欲しい。もう一人の初の中国人力士蒼国来はそう大きな体でないのに頑張って際どく勝ち越した。お見事といえる。二人とも現状では急に成長するようにはみえないが地道な努力で実力をつけて上を目指して欲しい。
5)おわりに
 11月場所の番付はある程度予測できる。横綱:モンゴル1人。大関:欧州2人 、モンゴル1人、日本1人。関脇:日本1人、モンゴル1人。小結:欧州2人。即ち3役9人の中で日本人は魁皇と栃煌山の2人しかいない。国技として何とも寂しい。日本人力士よ何としても頑張れ。それには頭を使って研究しろといいたい。
 しかし生活をかけて母国に送金する外人力士の厳しさを豊穣な環境に育った日本人力士に求めるのはかなり困難になってしまっているのが現状ではないか。この環境はなかなか変わるまい。とすれば日本人力士の型破りの躍進には少し年月がかかるのではないか。相撲ファンとしては日本人大関や横綱要望に余り拘らないで白鵬の連続優勝や連勝記録に関心を持つしかないのだろうか。


コメント

菅新内閣を評価・期待する

2010-09-19 16:02:13 | 日記
               菅新内閣を評価し期待する      
 菅新内閣は仙谷官房長官、岡田幹事長体制で組閣が進められたがようやく新内閣が誕生した。新鮮味がないという批判があるが私は経験豊富な実戦内閣とみる。代表選挙での小沢支持者からは海江田経財相、大畠経産相、高木文科相への3大臣の起用しかなく、小沢派からの登用はゼロだったので小沢派や多くのメディアからは脱小沢の論功行賞内閣の批判はあるが、世論バックに選挙に圧勝した首相としては当然の布陣と思う。
 岡田幹事長は記者団から「脱小沢か」の質問に対し「有言実行をモットーに組閣を考え各派のバランスに関係なく適材適所を心がけた。小沢派は若手が多く経験者が少ないからこうなった。」と釈明したが、未練があったような原口総務相、山田農水相を更迭したし、例えば山岡氏とか松木氏など小沢派にも実力者がいるのだから小沢派のいう挙党一致を受け入れるのなら彼らの入閣もあるはずだがそうならなかった。政府の公式見解は建前上挙党一致・適材適所というしかないが明らかに脱小沢路線を貫いたとみるのが妥当な見方だ。 
 党内であれだけ参院選の敗北の責任を追及されてきた脱小沢先鋒の枝野氏を幹事長代理に留めたことにも菅氏のその思いを推定させる。枝野氏の起用はねじれ国会の困難な運営を予想し、自民党石原幹事長と意思疎通を図れる人物であることを配慮したという話があるがさもありなんと思う。
菅氏はあるところで「トロイカ体制がとられればそれでも首相として居続けられるが、菅直人は死ぬことになる」と言ったらしい。本音だろう。世論も首相の脱小沢の心意気を理解してか支持率を大幅に回復させている。
 民主主義だから選挙に勝った以上、勿論ある程度のバランスを配慮することはあっても勝者の政策を推進させるのが筋だ。挙党一致という要求に素直に応えて反対派と足して2で割るような政策を進めることだけは避けて菅流に徹するべきだし、反対派も意見を戦わすことはあっても党全体としては菅政策に従うべきでそれがイヤなら離党するのが筋だろう。小沢意見が世論に認められなかったのに小沢支持議員が200名いたのだ。彼らは世論と大きな乖離がある事実を充分反省すべきだと思うが小沢派議員にはまだあまりそういう気持ちはなさそうだ。ただ小沢派ではないが小沢氏支持だった海江田大臣は「脱小沢人事でなく適切な内閣構成」といっている。早くも小沢派と一線を画している証ではなかろうか。

 新内閣の第一の目玉は地方分権に実績と見識のある片山総務相の民間からの入閣だが、彼は今まで民主党政策について必ずしも全面的に賛同してこなかった。今後どういう態度を示すのだろうか。例の郵政民営化についても閣内でどう動くのだろうか。まだ分からない。いずれにしても実力者であるだけに内閣の目玉の一人として期待したい。
 もう一人はタカ派の前原外相の外相への横滑りだ。前々の小沢内閣発足時に私は当然外相になると思っていたが国交相となった。私はこの人事は「小沢氏が反小沢の大物が得意の分野で点数を稼ぐのを回避するために別の分野を担当させた小沢流の戦略」という書き方をしたことがある。今回、前原本来の得意分野に戻ったのでやる気マンマンだろう。ただ彼は余りにも明白なタカ派の厳しさがあるので国内でさえ早くも対中国関係を危惧する向きも出ている。しかしながら、最近の対中国外交の弱さを是正するためにも前原路線を堂々と進めることは長い目で見れば両国の正常な関係を構築のためにプラスだろう。
 あたかも尖閣諸島沖での中国漁船の衝突事件が起きている。法治国家として粛々と処理して欲しい。中国側は「すべて日本の責任」といっているが、後方から併走していた漁船が急に舵を左に切って我が方に衝突したところがビデオに撮影されている証拠物件もある。殊更に事を構えることはないが事実は事実として厳しく彼らの非を追及することが今後の日中関係にプラスになるだろう。
米国アーミテージ氏は「中国は日米関係がややギクシャクしているようにみえるので少しチョッカイをかけて日本そして米国の出方を試している」と言ったが正に要を得たコメントと思う。言ってみればあの漁船は単なる漁船でなく何らかの国の意志が働いている「漁船」と言うことだろう。
前原外相新任について米国は日米関係の強化を期待して歓迎し、中国は対中外交の強化への転換を予測して早くも警戒している。前原流にどの国に対しても毅然たる態度を堅持してほしいものだ。

 普天間基地移設対策は国として焦眉の急だ。今は完全に停滞しているが菅首相は「日米合意を前提に進める」と公約した。首相は現政策を継続して解決を急ぐため北沢防衛相を留任させたと思う。直近の名護市市長選は16対11で基地反対派が勝った。11月には知事選がある。益々見通しは厳しくなる。しかし政府は何としても沖縄県民に崇高な国の防衛という課題を理解してもらうために最大限の援助を確約しながら努力をすべきだ。この問題が進まないと言うことは一番気にしている危険な普天間基地の移設が何時までもできないことの裏返しということを忘れてはならない。

 菅支持だった長島大臣が更迭された。野党時代から精力的に動いていたし大臣としても活躍した。ある意味では政権交代の功労者でもあった。しかし性格的に厳しすぎたのか余りにも官僚と対立していたらしい。仙石官房長官からも注意されたことがあるという報道もなされた。厚労官僚にはいろいろな問題があったことは確かだが、一般論で言えば官僚はその領域のプロ集団だ。政府が官僚の力を上手く活用してお互いの協力体制を機能させないと政治が上手く流れなくなる。長妻時代には政官間のお互いの信頼感に問題があったのではなかろうか。
 長妻大臣更迭の情報で厚労官僚が喜んだという情報が流れたが、組織の管理運営・組織のトップのありかたについていろいろ考えさせる一件ではあった。後任の細川大臣は省内で好感を持たれているらしいが単に官僚に甘いということにはならないような適切な采配に期待しよう。

 国の現状はまだまだ不景気で国民は苦しんでいる。国内では景気対策、来年度予算編成、財政再建、為替、消費税を含む税体系、憲法改定、教育、年金など、対外的には普天間問題、尖閣諸島、北方領土、竹島の領土問題、安全保障問題、集団的自衛権など対米中韓ロ外交など内外とも難問山積みだ。首相は基本的には脱小沢の菅流を貫く中で党内バランスをよく管理して指導性を発揮してほしいし、ねじれ国会の現状の中で政治の停滞を回避するよう野党とも議論を重ね国民の生活を守るということに最大限の努力を図って欲しい。 
 自民党など各野党もいたずらに解散総選挙を狙うのでなく、是々非々に徹してひたすら国民の目線に立って行動して欲しいものだ。

コメント (1)

菅新代表は反小沢の線を堅持せよ

2010-09-17 13:28:12 | 日記
          菅新代表は「反小沢」の線を堅持せよ
 民主党代表選で菅首相が圧勝で新代表になった。党員・サポート票で約5倍の大差がついたが国民が小沢氏のカネ疑惑を許してない証だ。度々報じられる世論調査の比率にほぼ等しかったことは興味深い。この大差が総合的な数字での圧勝に大きく影響した。一方、ネット上での調査では小沢派が圧倒的に多く、小沢派はその数字を評価して期待していたようだがそうはならなかった。ここまで選挙結果と乖離した数字、ネット上の数字は一体何だったのだろう。今後のこともあるのでどこかで検証しておくべきではなかろうか。
 さて、国会議員票は206対200、6人の僅差で菅首相が勝った。党員・サポート票と違い世論と永田町認識の乖離が明白になったが、ある小沢派松木議員は「まだ国民の誤解を解けなかった」と残念そうに言った。誤解というなら具体的な釈明をすべきだが選挙中もそれがなかったし、寧ろ世論は誤解というよりも知った上での「反小沢」だったと思うが、支持派の人たちはその国民の怒りを理解してなかったということだ。TVに映される素人くさい小沢ガールスの言動からは、3ヶ月前にカネ疑惑で退いた人を何故首相候補に持ち上げるのかということに疑問を全く感じない様子で失礼かもしれないが、彼女たちは「小沢教」という宗教の信者になった匂いもするくらいだ。
 小沢氏に票を入れた200名の世論との乖離については小沢派というよりも民主党として真摯に考えるべきではなかろうか。しかし信仰的な小沢崇拝になっている人たちの改宗はかなり困難と思う。
また田中真紀子議員は国民のカネ疑惑への怒りを知らない筈なのに「現職首相は一般論として強いからそれに負けた」といった。政治家はホンネを吐かずに上手く取り繕うものだとある意味で感心した。
 一方菅派は充分認識しているようだが、菅首相は「何としても菅でなければならない」という強い要望で勝利したのでなく「短期的な首相交代の回避」という消極的支持に救われたこと思う。
 菅氏も両支持派も口を揃えて今後は挙党一致と言うが、かなり異なる両派の政策を足して2で割るような平均的政策では政治にメリハリがなくなる。菅首相が国会議員票をも僅差で予想に反して制したからには菅首相が前内閣組閣時に掲げた「反小沢」の線を堅持して世論をバックに自らの政策を進めるのが正論だろう。ただ国の安全保障など長期的な国家像に関する課題については世論の丸呑みでなく新世論を構築するように高い次元から説得に不退転の決意を固めてほしい。
 今TVで官房長官留任、岡田幹事長など党役員新閣僚が決定されたと報じている。内容を詳しく知った上で感想を述べることにする。

コメント (1)

大相撲:秋場所の見所

2010-09-13 08:49:24 | 日記
             大相撲:秋場所の見所
 大相撲の秋場所が始まった。今場所は何時もと違った意味で幾つかの興味がある。先ず例の野球賭博問題が発覚して異常状態で開かれた名古屋場所と違い、協会として一応の対策を打って少なくとも型だけは正常な姿に復帰させた場所ということだ。力士たちも白鵬以下事の重大さを認識して稽古に励んできた様子がメディアで報じられてきた。その成果を土俵上で実証してファンに示して欲しいものだ。
 今場所の特殊な条件と関連する幾つかの見所を述べる。

1)白鵬の大記録
 白鵬の言動には感心させられる。あるインタビューで「大相撲について自分たち力士が頑張らないと、この国がどうにかなってしまう」とコメントした。現実に大相撲の成り行きで国が傾くことにはならない。彼は日本語の使い方にまだなれない点があるのだろうが、「力士たちが真剣に頑張らなければファンに申し訳ない。俺はその先頭に立つ」と言う意識が如実に出ていたと言葉と思う。正に一人横綱として日本人力士になりきったようだったし、「国技は俺が守る」という強い責任感の溢れる意思表明だった。誉めたい。
 その白鵬の初の4連覇と連勝記録が大きな関心事だ。4連覇は間違いなく達成されるだろうが問題は連勝の方だ。彼はすでに47連勝している。私は初日の曲者鶴竜を少し慌てたが仕留めたので千代の富士の53連勝記録は書き換えられると予想している。 問題の15連勝で優勝して62連勝に達するかどうかについては可能性はかなり高いとは思うのだが、白鵬自身も記録更新に緊張するだろうし、誰しも「俺が何とかして連勝を阻止したい」と考えて(把留都以外はガップリ組んだら力負けするから)何か奇襲作戦を練るだろうから何が起きるか分からない。そこには一発勝負の”怖さ“があるのだ。ファンの一人としては15連勝で優勝して来場所にあの双葉山の持つ69連勝への挑戦権を確保して欲しいと思っている。
 それは白鵬と他の力士の力の格差のある状態を擁護する態度で、「協会の発展のためには早く白鵬を脅かす力士の出現を望む」と言ってきたこれまでの希望と矛盾しているがーーー。

2)十両の優勝争い
 野球賭博の罰則として名古屋場所謹慎となった力士は全員陥落させられ、雅山、豊ノ島、豪栄道など幕内実力者が数人が十両で相撲を取ることになった。相撲は一瞬の勝負だから彼ら実力者が全員取りこぼしなく勝ち続けるとはないだろうし、当然彼らお互いの星の潰し合いもある。しかし今までとは違ったレベルの高い十両力士の相撲が見られると思っている。それに通常の昇進力士も力をつけているだろうからその新旧両派の星の潰し合いと優勝争いに大いに興味がある。

3)魁皇の大関確保(角番脱出)は
 魁皇は先場所負傷して途中休場し角番になっている。今まで長年何回か角番を脱出して何とか大関を確保してきた人気力士だが、最近は歳で粘りがなくなっているし病み上がりで条件は厳しい。果たして角番脱出となるのだろうか。歳には勝てないかもしれないが8勝ギリギリでも良いから大関を確保して欲しい。スピード勝負に適する筋肉質の力士が大勢を占める中で典型的“あんこ“型”のお角力さんで、最近はスピードに負けてオロオロする場面が度々あるがその脆さもまた判官びいきの感情を高ぶらせるのかファンも多い。私もその一人だ。彼は福岡県直方出身だ。11月の福岡場所では是非大関を張らせたい。
 大関の角番ルールは甘すぎると何度かいろいろな場所で苦言を呈してきた私だが、この魁皇にだけはその甘い角番ルールで救いたい気持ちになってしまう。魁皇の人柄に魅せられるせいだろうか。

4)野球賭博処分力士の影響で大躍進した力士の活躍
 前述したように賭博で実力異常に陥落した力士とは反対に番付編成の関係で実力以上に異常に大躍進した力士が幕内にも十両にも何人かいる。彼ら多くの力士は上位力士の実力に厳しい洗礼を受けるだろう。仮に中日で負け越しになってもこの上位での相撲を最高の経験と認識し自分の力を100%発揮して挑戦して次場所に生かして欲しい。まだ始まったばかりで「無理だろう」と推定するのは彼らには失礼だが番付は正直と思うのであえて予想を記したしだい。

 今場所はNHK放映もあるし天皇賜盃もある。外部表彰も再開され懸賞も名古屋場所では242本に激減したが949本と夏場所程度に戻る見通しという。呼び出しの着物広告も全7社が復活したなど外見は正常に戻ったといえる。
 ただ観客の入りだけはまだ戻っていないという。協会として100%問題解決とはいえないと思うが基本的な対策は立てたと思う。要は役員と力士それに他のスタフ一同の意識改革が進んで諸々が計画通り進むかどうかにかかっている。ファンとしては協会員一同が白熱した土俵を実現し大相撲が今場所を機会に文字通り正常な状態に復活することを願っている。
コメント

民主党代表選挙:消極的に菅を支持する

2010-09-09 13:12:42 | 日記
         民主党代表選:カネ疑惑の小沢よりも消極的に菅を支持
1)小沢氏のカネ疑惑
 菅・小沢の一騎打ちとなった。先ず3月前にカネの疑惑で退任したその人が国民への責任説明責任をしないまま候補に立ったわけで、ご本人とそれを担ぐ支持者の倫理観に大いに疑問を抱く。私は小沢氏にはまだ立候補の資格がないと思っている。政治評論家屋山太郎氏も「資格なし」と怒っておられる。あの田中真紀子は「菅さんはクリンを叫ぶけれどクリーニングではあるまいし」と人を笑わせるが、政治に関するカネの疑惑は本人にいくら力があってもが政治家の基本的な資質に関する汚点ということを軽く見すぎていると思う。「チャカすのもいい加減にしろ」と怒りを覚える。
 検察の2度の不起訴結論は決してシロでなくグレー(嫌疑不十分)ということを当局もコメントしているのに小沢ご本人はシロと言い張る。おまけに「検察審査会は素人の集まりだから」と見下げたコメントもしている。司法のルールを無視するとんでもない話だ。彼は自分の秘書が3人も起訴されているのだ。秘書のしたことは知らないでは済まないだろう。既にカネを渡したと認める建設会社もいるし、不可思議な度重なる口座の変更、記録の残る振込みを避けてか多額のキャッシュを運搬したなど理解しにくい言動が多すぎる。そこらの具体的に説明なしに単なる記載ミスと言い張る小沢氏の疑問は解けない。
 小沢氏は「強制起訴となっても逃げない」と明言したが、仮にそうなることは総理が被告人になって法廷に立つわけで議会も混乱するだろうし国として国際的に恥を曝す。それを避けるためにも今回は立候補を辞退すべきだったと思う。支持者一同は「カネの疑惑があっても大きな問題ではない。それよりも腕力で国民の政治を変えたい」というが、それなら「民主党は先ずクリンな政党という旗を降ろす」と宣言してほしいものだ。
 鳩山氏は普天間迷走とご自身のカネ問題で一旦身を退いたはずなのに菅・小沢の仲介に入り、挙党一致の条件として選挙前に役員ポジションの取引を持ちかけて菅から「選挙前に人事の談合はもっての外」と拒否された。その直後、「総理にしてくれた恩返しで菅支持から小沢支持へ大義といって転向した」が、何が大義なのだろう。政治家として公私混同を絡めた迷走で情けない。鳩山氏は普天間についで迷走の繰り返しで信頼性は一層落ちたと思う。
 選挙戦に入り何度か討論会やインタビューがある。ここにきてメディアも「菅サイドが余りカネの疑惑に拘るのは選挙にマイナス。それよりも景気対策とか前向きの主張を!!」というスタンスになってきている。選挙に入ってしまったのだからある意味で妥当な意見だ。しか少なくとも小沢の「俺はシロ」の答弁に対して「グレーではないか」「グレーの政治家の道義的責任をどう考えるか」の2の矢だけは放って欲しいものだが何故かそれは全くない。菅もこれまで野党からの攻勢に対し「小沢氏は退任でけじめをつけた」と言い続けてきたので、ここに来て小沢の立候補資格まで厳しく追及したくてもできないのが事実だろう。
 結果としてカネの問題は小沢派の無理押しがまかり通ってしまった感じがする。流れだから仕方がないが小沢当選となると「禊ぎ」がこれで済むことになり、これが前例になって今後政治家のカネ問題の追及はしにくくなるだろう。ただ小沢派の熱心な地方運動に関わらず彼のカネ疑惑を懸念してか世論は菅支持が圧倒的に高い。それが国民の常識と思う。
2)両者の争点
 もともと両者は同じ党なのだから基本政策については差はないはずと思っていたが、かなりの違いが明るみに出ている。ただメディアは一つの設問に対し全く次元の異なる解説を並べて殊更格差を大げさに表現しているように思うが、それにしても項目によっては同じ党とは思えない差がある。この格差があるまま、選挙後敗れたグループが勝ったグループの政策に同意することは各人の政治哲学の変更を意味するくらいの転換になる。果たして両派が言うように選挙戦後素直にノーサイドとなるのだろうか、大いに疑問に思う。むしろはっきり分かれて政界再編成に進むのがすっきりすると感じている。
①基地と安全保障。
 菅は鳩山の日米合意をベースに沖縄と精力的に話し合うと言う意見だが3ヶ月前に引き継いだ現首相として当然と思う。非常に困難だがわが国の現状と将来を考えるとそれしかないと思っている。近く宜野湾市の市議選があるが、基地反対派18名と容認派17名で議会の過半数14席を争うと言う。メディアで流れる風潮以上に容認派が存在することに認識をあらためた。
 小沢は9月1日には米国・沖縄両者に合意される腹案があるようなニュアンスで述べたが2日には「知恵を働かせば良い案がでるだろう。しかし今は案はない。」と修正した。「腹案」論議でミソをつけた鳩山の例があるので誰かに修正を促されたのだろう。小沢の意見は「要するに白紙」ということで候補者としては無責任ではないか。
 更に小沢は米海兵隊不要論をぶった。海兵隊は日本ばかりでなくアジア地域の安全保障(はっきり言えば覇権意識を高揚させ太平洋への進出、軍備特に海軍の増強を続ける中国を警戒する政策を含む)の点から日本のほかのアジア諸国からも必要とされている。小沢論はアジアの軍事的緊張を無視する暴論ではなかろうか。また、小沢は「わが国が自分で国を守る役割を果たせば米軍の役割も減らせる」と言ったがそれは独立国としてその通りだ。ただその場合は、当然わが国の防衛予算の増額が必要だが彼はどのくらいの増加が必要かには触れない。現在防衛費はGDP対比で0・8%に過ぎないが少なくても先進諸国や韓国並みに3-4倍に増加させなければ実効が上がらないだろう。まさか米軍を減らした後も現予算で国を守れるとは思ってはいないだろう。小沢の話は一見格好は良いが内容を真面目に斟酌すると裏打ちされてない危うさがある。
②消費税論議
 菅は参院選の時に近い言い回しをしている。すぐアップするのではなくアップに際しては民意を問うが議論は与野党で早急に始めたいという意見だ。国の社会保障費の増加に対しいずれ消費税のアップは避けられないし、国民の半数は是認している。そして準備に期間がかかるので今から議論を始めるのは当然ではないか。小沢派や一部のメディアは参院選で菅がすぐアップするといいそれで参院選で大敗したと非難するが菅はそう言ってない。メディアも何故菅の発言を正確に伝えないのだろう。この点菅ももっと反論すべきだが何故か頑張らない。(選挙の大敗は鳩山の普天間の迷走、小鳩両首脳のカネ疑惑、それに自信ありと公言していた財源がなくマニフェストが破綻したという前政権の失政がメインでそれに菅の消費税が唐突に流れたということが重なったわけで当然鳩山・小沢にも責任はあると思う。)
 小沢の意見は「消費税の議論まで封印しないが政権維持の今後3年は上げない。トコトン節減を論議してからアップを考える」ということだ。私には小沢主張は菅と実質的に殆ど同じように思える。菅としても節減に努力するのは当然だからだ。メディアは小沢の「議論の封印はしない」と言うコメントに余り触れずに当面のアップ反対のみを掲げて両者の差を強調しているのもおかしい。
 はっきり言えることは、ここ何年かの議論で政官民(勿論菅・小沢両氏も)ともに節減だけでは無理と言う共通の認識は持っている筈だ。パフォーマンス一杯の事業仕分けでも舞台の華やかさと裏腹に実効は寂しいではないか。小沢も節減の名案があるのなら何故今まで政府に進言しなかったのか。「今まで俺は党で政府でないからやれなかった」「菅では出来なかったが小沢が総理になれはできる」「具体的な中味は今はいえない。総理になったら言う」との言い方は与党の実力者として責任を逃げる発言に聞こえて見苦しい。若し小沢が首相になったら与党からの意見があっても抹殺する予兆ではなかろうか。それは独裁政治となるのだがーーー。
 いずれにしても消費税は数年後までにはアップが必要と思う。遅れればそれだけアップ時の税率は高くなることになる。小沢も論議を封印しないのだから与野党で今から討議することが正論と思う。そうしてほしいものだ。
③脱官僚
 確かに菅政権の脱官僚は不十分。よく財務省に牛耳られているといわれるが、例えば、象徴的な天下り禁止についても「退職管理基本方針」や「官民交流促進のための諸措置」で現役審議官クラスまでの出向がOKとなり実質的に天下りが保障されてしまった。現役での出向だからまた復帰もありうるわけで現在より天下りがしやすくなったとも言える。また天下りできない人を高級の専門職として残すらしいが給与は年間1500万円程度といわれる。民間の場合は恐らくその場合の給与は数分の一ではなかろうか。公務員に定年まで仕事をさせて有能な人材を有効に活用することは確かに必要だが、これでは公務員優遇と言われても仕方がない。民主党は連合、自治労や日教組などの労働組合の支援を受ける政党だから公務員の待遇を厳しく改定するに躊躇せざるをえないのかもしれない。
 小沢派がここを突くことはよく理解するが、小沢も同じ民主党だから労組の支持から抜けられまい。如何に実質的な脱官僚を実施できるのか不透明で何ともいえない。そして発言は抽象的で良く分からない。
 さて「脱官僚」が流行語になっているが、政治は冷静に考えると政官の協同作業で進められるものと思う。官僚はその道のプロ集団だ。その能力を上手く活用することは政治にとって必須ではないか。過度の官僚排除、脱官僚呼ばわりは官側の政治不信に繋がる。政官に信頼関係のない政治は国民にとって不幸だ。バランス感覚が要求されると思う。
④マニフェスト
 菅は財源不足から衆院選時のマニフェストの一部見直しを主張(既に10年度予算でも子供手当てなど一部そうなっている)。一方、小沢は衆院選マニフェストに拘っている。しかし小沢は昨年、そのマニフェストに反してガソリン税維持を掲げて官邸に乗り込んでいるし高速道路建設の財源確保のために高速道路料金無料化を試行にまで後退させている。自らがマニフェスト違反の実行主犯になったのだ。まさかその行動を忘れはしまい。
 財源の一案として小沢は「地方への補助金を削減して一括交付金にし差額を財源に」という中で、中央の口を出さずに地方に任せれば30%削減しても同じことができると言うが、補助金には支出の決まっている社会保障費や教育関係費用があって総額の30%削減は現実として無理があろう。知事会は削減に反対し100%のままの交付金への転換を主張しているがそれでは財源にならないし、仮に小額の削減に萎むのならマニフェスト実行の有力財源にはなりえないと思う。
 また、600兆円ある国有資産のうち200兆円程度を売却して財源にすると言う案を提案しているが、国有資産も皇居・自衛隊基地など以外は9兆円程度しかなく売却後も庁舎に使えば新しく家賃が生ずる。小沢の言うほど特効薬になりそうもないという。
 小沢の主張にはこのほかにも幾つか疑問がある。事業仕分けも予算の1律カットと同じだと言うがそれは実際と違っている。100%カットもあったしカット僅少もあった。「菅政権は財務省にやられている」と言いたいための勇み足だったと思う。(ただ事業仕分けそのものがパフォーマンスの華やかさに反して実効は極めて寂しいと言うことは前述どおり確かだ。)
 彼はまた「企業の法人税率を低減するならそのカネを社員の給与に回せ」ともいっている。法人税率を国際的な比較から低減させ国際競争力アップを図るべきだがそれを否定するのは余りにも単純な発想に思える。
3)まとめ
 両候補の政策に欠けていることは中長期の国家像に触れてないことだ。未曾有の不況をどう立て直すかについては総論はあっても具体案は乏しいし、中長期的な憲法問題、財政再建、少子高齢社会での社会保障、教育、そして緊張する東アジアにおける安全保障問題、集団的自衛権、日米同盟、中ロ韓の諸国との外交と領土問題などは殆ど語られない。もう遅い。代表決定後新首相は就任早々これらに関する基本的な意志を表明して欲しい。 
 確かに菅の指導力には不満がある。小沢の過去の実績の示す腕力に比すれば劣る。しかし小沢の腕力は政調会の廃止。陳情の一本化などが示すように独裁的でカネを手にして辣腕を振るうという姿がミエミエだ。
 何人かの有権者が演説を聞いて決めるといっていたが十数分の演説はその場で反論を許さない一方通行だ。両者の本質までは探れない。その程度で票が左右されるということは有権者や選挙そのもののレベルの低さを物語る。有権者は政策の内容を文書の上で充分勉強し、両者の言動を総合的に判断する姿勢でなければならないと思う。TVは一部の有権者の映像だけで全体像ではないが多くの有権者の良識はどうなのだろう。今回の選挙には外国人も投票権があると言う。外国人が国の首相を選べるシステムは疑問だ。万年野党時代の党の規則のままだったのだろうが政権党として早急に見直す必要があると思う。
 最後に私は「小沢が如何に実力者であってもカネの疑惑を解決しない場合は総理になって欲しくない」という意見。指導力の点で不満があるが消極的な意味で今回は菅を支持している。積極的な支持に応えられるリーダーを持たない国民は不幸だ。
 そして経済大不況の今とは言わないが、近い将来には左右の寄合う民主党が政策集団に分かれ他の政党を絡めた政界再編成運動がおきることを期待する。その後に健全な少しはレベルの高まった政党政治が始まるように思うからだ。

コメント