傘寿の真保守宣言

素人の政治、スポーツ、社会評論です。
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平成29年大相撲名古屋場所感想

2017-07-31 16:58:56 | 日記
                     大相撲名古屋場所感想
1)はじめに
 序盤で人気の稀勢の里のほか、鶴竜と照ノ富士も休場し、日馬富士は連敗スタート、期待の高安も9日目で2敗となり早々に白鵬優勝の筋書きが出来てしまった。白鵬は偉大だが、ファンの盛り上がりも前場所より低く、TVの視聴率の低下にそれが表れていた。
碧山の意外な優勝争い(彼には失礼な言い方?)と白鵬の通算1047勝突破が話題となったくらい。白鵬は千秋楽で1050勝となり39回目の優勝を果した。白鵬の復活はホンモノで当分王座を譲らないだろう。天晴れと言いたい。
2)白鵬の魅力
 全盛期を過ぎたことを自覚してか最近の相撲には変化が見られる。特に感じるのは立会いの変化だ。明確な変化もあるが右上手を取るための動きと見られる時もある。がっちり組んで仕留めるという相撲が減って張り手とかカチアゲなどで相手を威嚇する戦法も以前より増えたように思う。横綱としてはあまりいい取り口とは言えないと思っているが、勝つためといわれれば仕方がない。その意味で千秋楽の日馬富士との相撲は久し振りにがっちり4つに組んだ熱戦で見ごたえがあった。しかし、あの形になれば白鵬が圧倒的に有利なので勝敗についての興味は高くなかった。日馬富士も同じモンゴル出身の横綱だが、白鵬との格差をあらためて認識させた相撲だった。彼も白鵬には追いつけないと自覚しているのではなかろうか。
私としては魁皇の1047勝の突破はいずれ必ずあることなのであまり関心はなかったが、白鵬としては予想以上にこだわっていたようだ。特に魁皇の記録よりも横綱千代の富士の1045勝の突破を喜んでいた。東京五輪で土俵入りをしたいと言っているからそれまでに1200勝は確実に越えるだろう。そして優勝も50回もありえよう。人間的にも出来ていて、話が日本人の感覚にピッタシ。日本国籍をとって親方となって後進を育てたいたいといっているが立派な親方になれるだろう。
3)後の3横綱は――
①日馬富士も頑張った。
序盤に連敗した時はどうなるかと心配したが、立て直してスピード相撲で白星を続けた。宇良への1敗は不覚といえようが、白鵬への負けは仕方なしとしかいえない。取りこぼしがなければ依然としてNO.2の位置にあると言うことと思う。何故珍しくスタートの連敗となったか。3日目以降の好調さから考えて怪我のためとはいえない。充分反省して軽量のスピード相撲を武器にNO.2を維持してほしいものだ。
②鶴竜
怪我が多い。マタマタ途中休場。来場所出るなら進退をかけることとなろう。
③稀勢の里
初日には敗れ2日目に何とか勝ったが、3日目に平幕に負けた。そして5日目の負でおまけに足の怪我を起こして休場となった。そもそも左肩の怪我は公表されてないがかなりの重症で完治できるかどうか心配なのではないのか。中途半端に出て本来の相撲が出来ずにいると怪我が新たな怪我を呼ぶこととなる。今回の足の怪我もその一つと思う。横綱は休んでも地位は保たれる。この際半年でも1年でも休んで怪我を完全に治してから強い横綱として復活してはどうか。貴乃花も7場所連続休場したこともあるのだ。横綱の責任は出ることでなく出たら負けないことだ。あまりにも出ることに拘っているように思う。何怪我を完全に治して、白鵬に対峙できるあの力強さをファンに又見せてほしいものだ。
4)不満多き大関陣
①高安
期待はずれだった。本人は優勝を狙うと豪語していたが9勝どまり。先場所好成績で昇進できたことをラッキーと自覚し謙虚な気持ちで来場所復活してほしい。解説者たちは今場所腰高と言う欠点が目立ったという。自分で分っているだろうが、昇進2場所目に期待しよう。
②照ノ富士
膝がおぼつかなく負が混み休場となった。彼も怪我の治らない状態で出ている。大関は休めば落ちるので悩みながら出るのだろうが、彼の若さと力から言えば一度十両まで落ちても2年以内に又大関に戻れる力はあると思う。出ながら完治できればいいが、怪我が怪我を呼んで致命傷になることもある。ここが考えどころと思う。
③豪栄道
怪我のためなのかどうか? 兎に角連敗スタートでカド番になってしまった。脆かった。好調の場所が少なく不調の場所が多い。何か変えないと上に上るどころか落ちる可能性のほうが多そうだ。
5)明暗分けた関脇・小結陣
①御嶽海
白鵬を破って殊勲賞を取った。新関脇で9勝は先ず先ず。立会いも鋭くいずれ上にあがる力士と思う。ただ下位にアッサリ負けることで星を伸ばせない。徐々に良くなるだろうが、要するに取りこぼしを如何になくすかだ。
②玉鷲
小結1場所、関脇3場所を守って安定してきたと見ていたが、今場所10勝以上で来場所大関を狙うと期待されたのに意外に負け越しとなる。前頭上位に好成績力士が数人いるので或いは来場所平幕に落ちるかもしれない。大関取りは振り出しとなる。相撲ップリは変わらなかったと思うが。本人も何故負け越したか分らないのではなかろうか。
④嘉風
9勝で実力一杯頑張ったと思う。あの体でスピード感を生かしてファンを喜ばせた。ただ千秋楽に碧山に完敗したが彼らしくなかった。当面はこの程度で3役と幕内上位で頑張るだろう。
⑤琴奨菊
スタートは4連敗で、これでは大負で大変と心配していたが中盤以降7勝4敗で何とか1つ負で頑張ったが来場所平幕に落ちる。しかしよくやったとエールを送りたい。ただ、がぶり寄りの威力も前ほどなく最近は足が着いていかなくて前に落ちる負が目立つ。歳を考えると限界。何時まで幕内上を保てるか疑問だ。
6)前頭展望
①碧山
私には突然変異としか見えない。何を変えたのだろう。あの巨大な体格でまともに当たり、予想以上のスピードで動いた。十両に落ちた魁聖と同格と見ていたが、今場所の動きが本物とすればかなりの差があり3役定着が可能となる。相撲には多少気分が影響する。勝ち始めると意外に白星を稼ぐが、負け始めると負け続ける。彼にもその気分が乗っただけなのか本物なのから来場を見てから判断したい。
②遠藤
怪我で途中休場。照ノ富士と同じだ。下位に落ちることを覚悟しても充分休んで怪我を完治させることが大事と思う。彼の若さでまだまだ時間はある。少し年上の栃ノ心も幕下から立派にカムバックしたではないか。中途半端な治療で中途半端な相撲を続けることは決してよくない。
③)北海富士
 馬力のある相撲で将来性はありそうだ。前頭2枚目で8勝と言うことは今後に期待が持てる。
④阿武咲
 上位との対戦はなかったが10勝は立派。馬力があるので来場所3役との対戦が楽しみ。21歳で今後20歳の貴景勝とライバルとして争うこととなろう。
⑥千代大龍
久し振りに10勝。来場所は又上位で活躍。果たしてホンモノに復活かどうか楽しみ。病気持ちだからあまり期待はしないが。
⑦宇良・石浦
宇良は本来の奇抜な動きで幕内上位の相撲を面白くした。日馬富士に堂々勝利したことは立派。ただ足首の怪我をしてからはから精彩を欠いて負け越したが仕方あるまい。ただ今後は彼の戦法も相手に研究されるからそれを越す研究が必要。
石浦は宇良の陰に隠れてしまった感じ。普通の力士のように見えた。
⑧貴景勝
若者としての突進が目立ったが、マア、今はいいだろうという感じ。上位に慣れてくれば又戦術も変わってくるだろう。まだ先は見えない。阿武咲との先陣争いが面白い。
⑨正代
大きく負け越し。意外だった。御嶽海とよく比較されるが今場所に限って言えば差がついた。兎に角立会いが甘い。性格かもしれないが何とか変えないと上位では持たない。
⑩栃煌山
嘗ての大関候補だったが、久し振りの好成績。果たして本ものだろうか。先場所失礼な評価で切り捨てたが。来場所この成績なら再び大関候補に名を挙げることになるが?
⑪宝富士
 13枚目に下がったのだから、9勝は当然と思う。来場所は幕内中位までだろうから来々場所にもっと上がった所で期待しよう。
⑫逸の城 新入幕時代の勢いが見られない。太りすぎなのだろうか。痩せる努力をしているらしいがまだ不足?
⑬松鳳山 今場所は大きく勝ち越した。一頃高安と同格と見ていたが、何時の間にか差がついてしまった。原因?
⑭勢 怪我が多く本来の勢いが見られない。白鵬のように怪我が少ないのも実力の一つといえば勢はその点の欠点があるといえる。
⑮輝 体格もいいし若さもあり期待されているのだが、がどうもパットしない。まだ時間がかかるのだろうか。
7)十両以下について
①安美錦 ベテラン相撲を発揮している。10勝は先ず先ず。
②妙義龍10勝はかなり復活したようだ。しかし3役時代の勢いを期待できるかどうかは疑問。
③豊山 期待の星だが、11勝で優勝決定に出たことは先ず先ずといった成績。
④大奄美 11勝で優勝。私はまだ良く知らない。
⑤大砂嵐 8勝どまり。まだ怪我快癒が不十分か。
⑥里山 一頃幕内で有望視されたが来場所は幕下に転落。再起を願う。
⑦豊ノ島 幕下28枚目で5勝2敗。本来の力とはいえまい。怪我が回復して来年初場所に十両復帰と言うところだろうか。期待したい。
8)来場所の番付の興味
①来場所3役の予想
 関脇は御嶽海と嘉風だろう。琴奨菊は平幕に落ちる。玉鷲が小結で済むか平幕なるかが微妙。小結候補は前頭2枚目で9勝の栃ノ心、5枚目で12勝の栃煌山と8枚目で13勝の碧山がいるからだ。栃ノ心と碧山か。
②前頭
 十両陥落確実は臥牙丸と琴勇輝だが、13枚目で6勝の蒼国来と9枚目で4勝11敗の徳勝龍がどうなるかだ。蒼国来は残れると思う。入幕候補は筆頭で10勝の魁聖は確実。東4枚目で10勝の妙義龍、西4枚目で10勝の安美錦、東西5枚目で11勝の豊山と朝乃山、8枚目で11勝で優勝した大奄美の5人がいる。大奄美は優勝したが8枚目だから無理だろう。3人となると魁聖、豊山、朝乃山か。
9)おわりに
 稀勢の里が休場で少しフィーバーが冷めたがまだ大相撲の人気は続いている。最近若手が張り切っていて幕内上位の相撲に好取組が多くなったことがその一因と思う。そして
当面白鵬1強時代が続くようだが、高安を筆頭に早く対抗馬の位置を占める力士が出てくることを期待したい。





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稀勢の里は怪我の治療に専念せよ

2017-07-17 10:34:06 | 日記
                          稀勢の里は怪我の治療に専念せよ
 稀勢の里が奇蹟の連続優勝の代償となった怪我が完治しないまま稽古不足で強行出場した結果先場所と同じ途中休場となった。初日から何となく自信のなさそうな相撲っプリだったが、左肩を気にしていたのだろう。本場所前の稽古の状態も万全でなかったし、それより、場所の約10日前まで出場するのかどうかを決められない状態は本場所での活躍が疑問視されるということだ。
 ただ、前場所通りマスコミは善戦どころか優勝もありうるようなヨイショ振りだったのはおかしい。北の富士その他の協会の解説者は殆ど「優勝は無理で10勝出来ればいい」と悲観的な予測をしていたが、それ以上に悪い結果となってしまった。本場所は重量力士の真剣勝負だから不完全な患部を庇いながらの相撲ではバランスを崩して新たな怪我を呼ぶし勝負にならないし、怪我をおしての優勝の後、結局、力士生命を終わらせた貴乃花の二の舞いにもなりかねない。横綱の責任は「無理をして本場所に出場する」ことでなく「出たら負けない」ということだ。本人は無念だろうしファンもがっかりした。そもそも怪我の程度は果して完治できるのだろうか。仲々本当のことは公表されないだろうが心配だ。
 この際、「怪我が完治さえすれば白鵬並みの実力」という自信をもって、来場所とは言わず数場所休んでも怪我の治療に専念し、完全な体調で充分稽古を積んで出場し強い稀勢の里をファンに見せることを考えるべきではないか。
 日の出の勢いで大関に昇進し1年で横綱と言う評価もあった照ノ富士も手負いのまま出場して「弱い大関」になっているし、遠藤も同じように怪我で中途半端な相撲でファンをやきもきさせている。この両者についても稀勢の里と同じことが言える。
 年に6場所もあるので休場すれば横綱以外は急速に番付は落ちる。元3役の豊ノ島も幕下まで落ちて中々戻れない。協会として怪我での休場の扱いを相撲に負けた黒星より少し緩くして力士たちが怪我の治療に専念できるシステムに変更すべきではなかろうか。

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